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6月のウィンドウマンスでの新生スプリングボックスの躍動に期待!

4,372億円もの経済波及効果が見込まれるラグビーワールドカップ2019™日本大会の開幕まで、残すところ500日を切り、大会期間中に出場チームが滞在する公認チームキャンプ地が内定し、大会ボランティアの応募受付も開始されるなど、来年9月20日のキックオフに向けての準備が着々と進められています。

開幕500日前を切って各地でワールドカップ関連の記念イベントも展開される中、ウィンドウマンス(Window month)と称される6月には、各国の代表チームによるテストマッチが日本を含めた世界各地で繰り広げられます。 日本代表は9日と16日にイタリア代表、23日にジョージア代表を迎えての3試合に臨むことになりますが、我らが南アフリカ代表スプリングボックスは、米・ワシントンで催される2日のウェールズ代表戦に続いて、前日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏率いるイングランド代表をホームに迎えての3連戦に挑みます。

これに先立ち、南アフリカ代表の新ヘッドコーチ(HC)であるラッシー・エラスマス氏は、就任後初となるテストシリーズに向けての代表スコッド43人を発表。 エラスマス体制下の新生スプリングボックスは、今季のスーパーラグビーやPRO14で活躍中の若手と経験豊富なベテランをバランスよく揃えたフォワード24人とバックス19人のチーム編成となりました。 今回選ばれた43選手には代表経験のないノンキャップ17人が含まれており、チームのキャップ数は合計627で、海外組からも経験豊かな5人が召集されています。

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※「写真提供:南アフリカ観光局」
ケープタウンを象徴する山「テーブルマウンテン」

テストシリーズ初戦となるウェールズ代表との試合に向け、スプリングボックスは5月28日からヨハネスブルグでのトレーニングを続けており、エラスマスHCは「ウェールズとイングランドは徹底的な分析と入念な準備を積み重ねてくるでしょうから、そのつもりで我々も準備を整えねばなりません。選手は対戦相手を十分に理解していますが、テストマッチに向けての準備期間は限られており、しっかりとハードワークを続けなければなりません」と述べています。

またエラスマスHCは今回のチーム編成について「過去数ヶ月間の所属チームでの活躍によって代表入りを果たした若い選手の成長ぶりには目を見張るものがあるものの、その一方でテストマッチという大舞台では経験がとても重要になります。従って、今回はイングランドやフランスの所属チームで安定した活躍ぶりを見せているベテラン5人を招集する運びとなりました。我々は強い代表チームに相応しい選手を揃えることができたと自負しており、6月のテストシリーズでは、この43人の中から各試合に挑むチームが編成されることになります」と述べています。

ちなみにホーム3連戦の相手となるイングランド代表は先日、世界の一流選手で編成される多国籍軍「バーバリアンズ」をホームに迎えての国際試合に挑みましたが、結果は地元トゥイッケナム・スタジアムでの最多となる63失点を記録する屈辱的な敗戦に終わり、先ごろのシックスネーションズ(欧州6カ国対抗戦)から4連敗を喫しています。

そして6月には、7人制ラグビーの今季ワールドシリーズの最後の2大会が2~3日にロンドン、9~10日にパリで開催されます。 シリーズ総合ポイント争いで南アフリカ代表スプリングボック・セブンズは首位のフィジーに4点差の2位につけており、残る2大会のスコッドにはレギュラー・キャプテンのフィリップ・スナイマン選手と快速を誇るトライゲッターのセアベロ・セナトラ選手がチームに復帰し、巻き返しを図ることになります。

6月のウィンドウマンスは15人制、7人制ともに南アフリカ代表から目が離せません!

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※「写真提供:南アフリカ観光局」
野生のケープペンギンを間近で見ることのできる「ボルダーズビーチ」がケープタウン近郊にある

最後になりますが、ロンドン大会でスプリングボック・セブンズに復帰するセナトラ選手の所属チーム「ストーマーズ」の本拠地であるケープタウン近郊には、コサ語で“新しい住まい”を意味するカエリチャ(Khayelitsha)というタウンシップ(旧黒人居住区)があります。 躍動感に満ちたこのタウンシップの一画には、南アフリカの伝統料理に現代風アレンジを加えた独自のメニューで大人気のレストラン「4roomed Foods」があります。 ケープタウンへご旅行の際には、女性シェフのアビゲイル・マバロさんのチャーミングな笑顔とともに「4roomed Foods」での独創的な料理の数々をぜひお楽しみください!

以上、南アフリカ観光局レポートでした。

記事協力:南アフリカ観光局

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