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「10月の講演、義肢装具学会参加報告」について

こんにちは!
JTBコミュニケーションデザイン所属、パラアルペンスキー競技の小池です。

現在、オーストリアでの強化合宿を終え、一時帰国中です。
次回11月26日から再び渡欧し、平昌パラリンピックの最終選考試合8試合への参加をしていきます。

今回のレポート前半では、10月に参加致しました義肢装具学会と、稲城第七小学校での講演報告を致します!

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<10/6 稲城市第七小学校講演>
全校児童の皆さんと保護者の方々、市役所の方など合計600名強の皆さまに、平昌パラリンピック前にあたるこの時期に最後の講演をさせていただきました!

内容は、パラリンピックの歴史や普及活動をはじめ、競技用自転車で体育館内の実走や、スキー板担ぎ体験や映像による競技紹介をしました。
そして障がい疑似体験として、片手障害の生活上で工夫していることをクイズ形式で実施してみました。

最後に、私が見てきたパラ界のタフに生きる選手たちの様子を紹介しつつ、「簡単には諦めず、工夫次第で何でも目指し、自分の可能性にチャレンジしていって欲しいこと」を話してみました。

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持込んだ競輪用のピストバイクにて実走の様子

体育館の中をグルグル実走させていただきました!
(近くを通る際、子供達の輝く瞳にこちらが感動しました!)

今年はサッカー協会主催の「夢先生」プロジェクトの講演も含め、10校ほど訪問させていただきましたが、その度に宣言してきた「パラリンピックでの金メダル獲得」の約束があります!
まずは平昌パラリンピックでこの約束を果たすためにも、今後も、より一層精進していきます★

<10/9 第33回義肢装具学会>

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義肢装具学会長や清水カメラマンと!

当社がイベント運営した義肢装具学会(10/7~9)に、一社員、一選手として参加して参りました!

実際に使用している左腕の装具5点と、競技用具を展示しつつ、自転車に乗る様子を実演しました。

私自身左腕麻痺のため、自転車用、スキー用それぞれの装具を大阪の川村義肢さんにカーボン製のオーダーメイドで作成いただいています。
その装具の機能を説明したり、自転車自体も右側のブレーキ一つで前後のタイヤ両方のブレーキが効くように改造している点も注目いただきました。

今回の学会では昨今のパラスポーツへの注目の高まりもあり、私以外にも、パラソフトボールの選手をアメリカから招聘したり、リオ大会でメダルを獲得したウィルチェアラグビー選手も参加したイベントも実施されました。

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パラソフトボールの選手でアメリカから来日した選手たちと!
(車椅子テニス車、バスケ車とも異なるソフトボール専用の車椅子の構造は新鮮でした)

また、パラスポーツを40年近く追いかけて撮り続けてきてくださった、草分け的存在のカメラマン清水一二さんの展示会も大きな注目が集まった機会でした。
(NHKの取材も入りまして、先日「おはよう日本」で私も映っていたようです)

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パラスポーツのカメラマンとして草分け的な存在の清水一二さん!

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夏冬問わず、多くの写真を自前で撮り続けてきてくださった方です

また、片足義足のイラストレーター、須川まきこさんの展示会も開催されました。
ご自身をモデルとした、義足を付けながらもおしゃれを楽しむ女性のイラストは、非常に引き込まれるものがありました!

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今回のイベントに参加し、スポーツ界のみならず、障がい者を取り巻く環境自体も大きく変わってきているとあらためて感じました。

Tokyo2020大会に向け、障がい者スポーツを切り口にしたイベントは各地で開かれていきますが、健常者と障がい者が更に混ざり合う世の中になっていくきっかけ作りを、今後も私なりに携わっていきたいと感じた機会でもありました。

私の義務は、まずは競技で成績を出し、多くの支援者にしっかりと結果でお返しすることからですので、競技活動に集中しつつ、色々なアイディアを蓄積していきたいと思います。

以上、イベント参加報告でした。
有難うございました!

引き続き、応援のほど、よろしくお願いいたします。


JTBコミュニケーションデザイン所属
パラアルペンスキー 日本代表 小池岳太

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