順調に復帰中です!!
①自転車競技編
JTBスポーツブログをご覧の皆さまこんにちは!
JTBコミュニケーションデザイン所属、パラアルペンスキー競技の小池です。
昨年9月から約一年かけて取り組んできた膝のリハビリも終了し、強化合宿(自転車競技、アルペンスキー)ともに復帰しています。
パラサイクリング(障がい者自転車連盟の呼称)合宿には7月中旬から3度お世話になり、現在は、パラアルペンスキーチームの強化合宿のため、チリ、vallenevadoスキー場で9月22日までの予定で遠征中です。
Tokyo2020大会も視野に入れつつ、現在は平昌大会への強化のために自転車競技にも取り組んでいます。
今回はこれら活動状況を2回に分け、報告致します!
日本体育大学での卒業生含めたNASSサポートに一環による動作解析の様子
●パラサイクリング(自転車競技)合宿参加について
① 7月11日~13日 岐阜県御岳山 御嶽高地トレーニングセンター合宿
標高1,800mに位置するため、高地トレーニングとして参加した合宿でした。
リハビリを終え、競技復帰となるこの合宿では、まずは膝の調子を様子見ながら。
しかし、終わってみれば準高地で上り下りを一日100kmほど乗り込みつつ、膝も非常に順調で自信になった合宿でした。
なお、高地を生かした測定として、体内酸素濃度チェック(平地では95%以上のところ、高地ほど下がりますが、70%台に入ると危険ラインとなります)、また尿検査による脱水状態チェック、その他血液検査による疲労の度合いチェックといった、医科学サポートを実施しつつ取組んだ合宿でした。
視覚障害の選手は二人乗り(前にパイロット役の健常者、後ろが選手)のタンデムを使用します
② 8月2日~5日 静岡県伊豆市サイクルスポーツセンター合宿
伊豆市にあるサイクルスポーツセンターでは、各種競輪バンク、屋外のロードコース(1km、4km、5kmコース)を使用した合宿となりました。
やはり、一日100km前後、登った距離は軽く2,000m越えと、この合宿も猛暑の中、非常にハードでした。
国内唯一の国際規格であるベロドロームでの練習もチーム全員でおこないます
(写真提供:パラサイクリング連盟)
③ 8月14日~20日 長野県白馬、蓼科合宿
代表チームが南アフリカでのロード世界戦前ということで、ロードバイクで一日100km前後乗り込む合宿でした。
今回も一日の獲得標高数が2,500mを超える、激しい登りの多い合宿でもありましたが、順調にこなす事ができ、そして地元諏訪地域である蓼科で実施した合宿は非常にうれしい機会でもありました。
練習前には必ず体幹トレーニング(写真提供:パラサイクリング連盟)
1周12kmコースを周回する様子。3人目が私です。(写真提供:パラサイクリング連盟)
Tokyo2020大会に向けても、パラサイクリングチームの強化と準備が着々と進んでいます。
現在は平昌大会のアルペンスキーでの挑戦を第一に取り組んでいますが、その中でも合宿に参加させてくださるパラサイクリング連盟の協力に心から感謝!!
自転車競技の挑戦も決して簡単な道のりではありませんが、スキーの強化に適した短距離の種目は適性が十分にある為、私なりに準備を進めていきます。
以上、おかげさまで競技活動に復帰中のレポートその1.自転車競技編でした。
引き続き、応援のほど、よろしくお願いいたします。
JTBコミュニケーションデザイン所属
パラアルペンスキー 日本代表 小池岳太