平昌パラリンピックが1年後に迫り、技術の向上を目指し改革中!!
こんにちは!
JTBコミュニケーションデザイン所属、パラ・アルペンスキー競技の小池です。
三澤選手(左)と私(右)
あっ、という間にスキーシーズンの後半を迎えましたが、拠点としています長野県・菅平高原は、まだまだ朝晩は冷えるため雪質は硬く締まっており、アルペンスキーの練習には非常に良いコンディションを維持しています。
私が所属していますパラ・アルペンスキー代表チームは、9年ぶりに開催された国内W杯白馬大会(3月5~7日)を経て、来年のパラリンピックの会場となる韓国・平昌のJeongsong(チョンソン)スキー場で、パラリンピックのプレ大会となるW杯(3月9~18日)に参戦しました。
しかし私はといいますと、昨年9月の負傷から国立スポーツセンターでのリハビリを経て、昨年末より雪上練習に復帰し、現在は来季に向けて技術をさらに高めるべく、健常者チームとの練習で改革に努めています。
来年の平昌パラリンピック会場が新設のスキー場のため、本来はJeongsongスキー場でのW杯に参戦して、コースの地形や雪質を把握しておきたいところでしたが、それ以上に基本技術を大幅に向上することと、さらなる膝の治療を優先することが来年の活躍に繋がると判断し、治療とトレーニングに専念することにしました。
回転種目の練習中の様子(写真提供:JPSA)
いよいよ平昌パラリンピックの開催まで、1年を切りました。
負傷のため予定の変更をせざるを得ないシーズンを過ごしてきましたが、JOCの医科学サポートによる最新の治療と、個人的にお世話になっているトレーナーさんや治療家の皆さまと進めてきた治療は、決してマイナスではなく、むしろ大きな強みになると感じています。
引き続き多くの皆さまの力を借りつつ、平昌パラリンピックまでの残された時間を有効に使っていきたいと思います。
●2、3月の活動概要報告
・2月10~12日 国内大会(チェアスキーチャンピオンシップ)2種目優勝
※国内の代表選手以外が出場した普及大会
・2月13~17日 代表国内合宿参加(群馬・尾瀬戸倉スキー場)
・2月21~24日 代表国内合宿参加(JISSにて、平昌対策合宿)
※3月のパラリンピックに向けて、直前となる2月に、いま一度フィジカルを強化して本大会にピークを合わせていくテストを試みた合宿。
具体的には低酸素室での自転車インターバル合宿。
・2月27~3月1日 代表国内合宿参加(長野・白馬八方尾根にて高速系種目合宿)
・3月5~7日 白馬ワールドカップ観戦
※世界のトップ選手の現状を把握するため
この他に、日中は菅平高原や白樺湖ロイヤルヒルスキー場にて練習。
夕方以降は安曇野の治療院にて、ジム練習と電気治療によるリハビリやケア、というスケジュールで過ごしています。
座位の選手は手で漕ぐハンドサイクルで強化します(写真提供:JPSA提供)
●今後の予定
これからは2018平昌パラリンピックに向けて、活動を予定しています。
4~6月 膝の新たな治療、動作改善の基礎練習、自転車競技練習と国内大会
7~8月 欧州の雪上合宿(健常者チーム練習にて強化、スキー用具テスト)
8月下旬~9月以降 パラアルペンスキーチームに復帰。南米チリ合宿
10~11月 欧州もしくは北米での氷河合宿
12月~2018年1月 ワールドカップ前半戦参戦により平昌出場権利獲得
2月 ワールドカップ連戦と最後の調整合宿
3月9日~ 平昌パラリンピック開幕
平昌パラリンピックの試合会場になるJeongsongスキー場(写真提供:JPSA現地スタッフ)
以上、平昌パラリンピックを1年後に控えた活動レポートでした。
今後とも応援の程、よろしくお願いいたします。
JTBコミュニケーションデザイン
小池 岳太