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リハビリの進捗状況報告と2016スポーツ祭りの参加報告です!

みなさま、こんにちは!!
JTBコミュニケーションデザイン所属の小池岳太です。

現在、9月のチリ遠征で負傷した膝のリハビリの為、JISS(国立スポーツ科学センター)で日々リハビリに取り組んでいます。
今回はその進捗状況と、10月10日の体育の日に開催されました「2016 スポーツ祭り」に参加しましたので報告をいたします。

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【リハビリ進捗状況】
今回の負傷は膝の半月板損傷ですが、受傷後8週が経ち、回復は非常に順調です。
当初は、膝に装具を付けての歩行でしたが、現在は縄跳びなどのジャンプ系や、ジョギング程度に走れるまで回復しています。

リハビリは午前と午後に分かれ、それぞれ温熱療法とフィジカルトレーニング、そして夜は交代浴(水風呂+お湯)によるケアや、3食の食事管理も含め、JISSならではの環境を生かしたリハビリ生活です。

温熱療法は、様々な電気治療機器(超音波や立体動体波、微弱電流危機など)を使い、深部の靭帯や腱の治療促進を狙っていますが、機器の種類の多さと環境の充実度はさすがです。

フィジカルトレーニングは、私の課題である、“姿勢の崩れ” を克服するため、特に体の後ろ側の筋肉(お尻周りの臀筋群や、ハムストリングスなどの腿の裏側の筋肉、そして背中周りの背中筋群)をじっくり強化。 地味ですが、非常に汗をかき、そして効く種目です。

その他、復帰に向けた体力作りを、ハイパフォーマンス施設内にある「低酸素室」を利用して効率的に強化を図ったりと、JISSならではのメニューとなっています。

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標高に合わせた酸素濃度に設定できる低酸素室の様子

現在は標高2,500m前後の酸素濃度15~16%(平地は21%)に設定し、週に600分の自転車メニュー。 12月の復帰に向けて強度が上げていくため、毎回相当な覚悟が必要になりますが、体の変化が楽しみな科学トレーニングです。
実は、JISSのリハビリとして、ハイパフォーマンスサポートをセットで組んでいくのは、パラ競技団体としては初の事例とのことです。

2020年に向けて、パラの全競技団体がこういったサポートを受けられるように整備されていく見通しの中で、良い事例となる為にも、最大限に生かすように、取り組んでいきます。

【2016 スポーツ祭りについて】
10月10日の体育の日に、リハビリで宿泊しているJISSやお隣のNTC(ナショナルトレーニングセンター)にて「2016スポーツ祭り」が開催されました。

今回、JOCの協力により、25競技84名の選手が集い、様々な競技の体験やジョギング、おもしろスポーツといった様々なイベントが実施され、約4,400名の来場者により、おおいに盛り上がっていました。

私は、以下のイベントに参加しました。

・開会式
参加者全員でエアロビクスなど、体操からスタート!
入場は選手一人一人コールしていただき、子供達とハイタッチしつつの入場でした。

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・体力測定イベント
私も一人のモデルとして参加し、握力は57、腹筋30秒全力は36回(もう一声ですが、ひとまずこの日のベストであったことは安心!)。

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長座体前屈は34センチ。並でした(汗)

・親子アスリート食体験
レース前の食事や、補給のタイミング、海外遠征時の工夫について話しました。
熱心な親御さんは、メモを取ってくださるほど!

・福島キッズ 夕食体験会や彼等とのふれあい
いまだに原発の影響により屋外でスポーツ活動ができない地域の少年団60名とのふれあいは、私にとっても非常に貴重でした!
彼等が体験してきたように、私自身の障がいの経験により感じた「命の大切さ」を改めて伝え、併せて、「スポーツができることの感謝を忘れないで」と伝えさせていただきました。

・熊本震災 募金活動
こちらもいまだに復興が進んでおらず、多くの資金が必要なため、他の選手らと共に募金活動をさせていただきました!

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今年の体育の日は、報道によりますと、こちらのスポーツ祭り以外にも、渋谷や、六本木、駒沢公園など、各地でスポーツ関連含めたイベントが模様された体育の日でした。

パラスポーツへの注目もいっそう高まっていますが、2020年以降も絶やさないように繋げていくにはどうすれば良いか、考えさせられています。

まずはリハビリに引き続き注力して、成績を出すことを念頭にしつつ、普及や啓蒙活動に注力していこうと思います。

以上、リハビリの近況と、スポーツ祭りへの参加のご報告でした。
引き続き、応援のほど、よろしくお願い致します。

JTBコミュニケーションデザイン
小池 岳太

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