お部屋の露天風呂で奈良の風情を独り占め
旅の疲れが癒される客室は全部で30室。静かな和室のお部屋に案内されて、抹茶とお菓子をいただくと一日の観光疲れが飛んで行くようです。
客室はバス・トイレ付きの和室10畳タイプが多く、奈良町家風や社寺風に設えた内装が古都・奈良らしい雰囲気で、旅のムードを盛り上げてくれるようです。露天風呂付きの客室は6室あり、6室それぞれが和洋室や洋室ツインなど、お部屋の広さや仕様が異なっているため選ぶのに迷うほど。広縁にマッサージチェアが置かれた露天風呂付き特別室は、12畳の本間と6畳の次の間付き。のんびりゆったりの時間を、客室や気兼ねなく入れる客室露天風呂で過ごすことができます。
聞こえてくるお寺の鐘の音を露天風呂で楽しむ
打たせ湯と泡風呂のある内湯と庭園露天風呂からなる大浴場「春日の湯」。温泉ではありませんが、内湯、露天風呂ともに風情のあるお風呂です。緑を間近に眺める庭園露天風呂は岩風呂と石風呂があり、男女交代制なので、両方に入ることをおすすめします。
早朝6時と夕方18時には、お隣の興福寺の鐘の音が聞こえて来きます。夕方の入浴はこの時間がおすすめです。露天風呂の湯に浸かりながら、低く長く余韻を残して響いてくる鐘の音は、いかにも“奈良の旅”らしさを感じさせてくれて、心に残る思い出になること請け合いです。
奈良の地の物を大切にした、料理長こだわりの料理を味わう
お風呂上りの食事は、お部屋やプランによって、部屋食か「和風れすとらん春日」のどちらかでいただきます。奈良の郷土色を取り入れた季節の料理は、料理長こだわりの洗練された会席料理。食材の新鮮さはもちろんのこと、長い歴史をもつ黒毛和牛の大和牛[やまとうし]など、奈良県の地の物や旬の物を巧みに使い、奈良らしさが楽しめる料理を堪能できます。
朝食の和食膳でも奈良らしい料理が提供されます。なかでも「おかいさん」と呼び親しまれている奈良名物の「茶粥」はその代表。奈良の食の楽しみは、このサラッとした味わいの朝の茶粥にもありますね。
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