黒部ダムの想像以上のスケールに思わず感動!
立山黒部アルペンルートは、北アルプスを貫いて、長野県信濃大町と富山県立山町を結ぶ観光山岳ルートです。4月中旬から11月までが開通期間。信濃大町から関電トンネルを電気バスで抜けると、壮大な黒部ダムに出ます。3000m級の北アルプスの山々に囲まれたダムとダム湖はとにかくビッグスケール。ダム堰堤から見下ろすと吸い込まれそうでした。ダムの端から反対側のケーブルカーの黒部湖駅まで、ダムの堰堤を歩いて15分もかかります。ダムの観光放水は6月下旬からなので見られなかったのはちょっと残念でしたね。黒部ケーブルカーと立山ロープウェイを乗り継いで行った大観峰からの眺望を楽しみ、トロリーバスで室堂へ。室堂は標高2450mもあり、とっても寒い!泊まったホテル立山は、バスのターミナルの上にあるホテル。その夜の満点の星空は神秘的というか、星空がとても近くに感じて感動しました。
そそり立つ雪の壁に圧倒されながらウォーキング
翌日は室堂周辺の散策と雪の大谷ウォーク。ここでも感動。室堂は冬の間、20m近くの雪に覆われるそうですが、訪れた4月下旬でもまだ、5m以上の雪がありました。除雪した雪の中の道路は「雪の大谷」と呼ばれて、500mほどの区間はバスだけでなく歩くこともできるのです。大きな雪の壁が両側にそそり立つように続いている様子は、これもまさに圧巻!雪の壁は、触ってみると冷たくて固いけど、やっぱり本物の雪。
トロッコ電車に乗って、黒部峡谷の緑豊かな自然を感じる
室堂からバスで富山県の立山町に降り、富山地方鉄道に乗り換えて宇奈月温泉へ。宇奈月温泉は黒部峡谷の入口にある温泉で、ここから黒部峡谷鉄道のトロッコ電車が出ています。宇奈月温泉の温泉も良かったんですが、このトロッコ電車もまたなかなか。宇奈月~欅平間の約20km、往復1時間20分。峡谷沿いに走るオープン型のトロッコ電車は、周りの緑が近く、峡谷の清流がよく眺められて格別。途中の釣鐘駅では河原の露天風呂、終点の欅平駅では、足湯に浸かりながら、黒部川の流れと木々の緑を眺めてリフレッシュできるとか。時間がなくて途中で折り返しになったのは、今思い出しても残念です。それでも、春の大自然の中で、本当に心も体も癒された旅でした。