タイでエコツアー 今おすすめの自然に親しむ旅

JTBタイ支店
Rattiya

海外旅行のリピーターが増えて旅行に対するイメージが変わっていくにつれ、ショッピングや名所観光だけでは飽き足らない旅行ファンが増えてきました。前回車窓から眺めただけの美しい田園や、駆け抜けるように移動してしまった国立公園で、次はのんびりと過ごしたい、ゆったりと回りたい、旅行にそんな夢を描く人も増えてきました。

一方、旅行者を迎えるさまざまな観光産業も、息長くお客様をお迎えするために、できるだけ自然へのインパクトを減らし、そこに生きる人々の生活や文化をも壊さず共存共栄していく、さまざまな努力を始めています。このようなところから「グリーンツーリズム」という旅行の形が広がってきています。

「グリーンツーリズム」て何だろう?

名前だけ聞くと、なんだか堅苦しく考えなければならないような気がしますが、実際の旅行はずいぶんリラックスしたものです。例えばタイの政府観光庁が提案しているのは、こんな手軽なコースです。

チェンマイでエレファントライド
チェンマイをゆったり流れるピン川の周辺で、本格的なエレファントライドを体験できます。象の背中の台座でゆらりゆられて山道を進み、川を渡る1時間のコースです。さらに体験したければローカルレストランでのランチ、そして所要1時間のバンブーラフティング(竹筏の川下り)を体験しましょう。昔ながらのすげ笠で日差しをよけつつタイの自然を楽しめます。

チェンマイのブティックホテルから国立公園ハイキング
かつての煙草農場にあった煙草巻き小屋を改築、コミュニティ共生型のホテル「カオマイランナーリゾート」に泊まって、タイ最高峰のインタノン山(標高2565m)一帯のドイ・インタノン国立公園でソフトハイキング。メークラン滝のそばでランチボックスをどうぞ。

こんなふうにあまり肩肘張らずゆったりと自然の中で過ごす、地元の人々の生活に少し寄りそうように旅する、そんな形が「グリーンツーリズム」と言えそうです。もちろん山の自然だけではなく海の自然や町々をゆっくり楽しむ滞在も提案されています。シーカヤックで穏やかなパンガー湾内を巡ったり、海に突き出す断崖絶壁でロッククライミングを体験する、などなど。聞いているだけでなんだか行きたくなってきませんか?もっとディープに旅したい方には、農村に滞在するファームステイや少数民族の村でのホームステイなどもあります。滞在し、人々との生活を通していろんなことを体験できそうですね。

不思議な形の島々や奇岩のあるパンガー湾

リゾート地クラビから行くパンガー湾シーカヤッキング。ゆったりと海の美しさをたのしめます。

こんなところを行けるのは、シーカヤックならでは!

観光産業やタイ政府もさまざまな努力を

ツアーの提案だけでなく、ホテルや旅行会社などの観光産業も、いろいろな形で環境や自然、地元の人々の生活と共存し続ける方法を考えています。

自然保護活動にいっそう力を入れたり、歩いたり自転車を利用する環境によりやさしい移動手段を使ったツアーを提案したり、自然に優しい素材を利用しムダなゴミを極力出さないようにしたり、地元の人々の生活や習慣、マナーを大切に考える事業を進めたり・・・。それぞれの取り組みは派手なものでは決してありませんが、一つひとつ積み重ね、全体としてタイという国の自然や文化、長い歴史や生活を守っていく取り組みと言えます。

また、ホテルの環境への取り組みを評価するグリーンリーフ財団では、廃棄物リサイクルや節電・節水、ビーチ清掃といった活動を率先して行い高い評価を受けるホテルに対して、「五つ葉賞」を授与する取り組みも行っています。旅行する私たちも、汚さないようにする、地元の人々が決めたルールを尊重する、などできることから始めてみるのがよいかもしれませんね。

ロングテールボートと呼ばれる小型ボートで行くパンガー湾巡りも、タイの海を満喫できます。

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