ニュージーランド・ダニーデンの観光スポット チョコとビール好きは必見!
「ニュージーランドのエジンバラ」などと呼ばれる、南島南東部の沿岸にある町ダニーデン。スコットランドからの移民がこの地を開拓したのが始まりで、今もヴィクトリア朝やエドワード朝様式の歴史的な建物が多く残されています。そんなダニーデンの“美味しい”観光スポットを2カ所、JTB現地スタッフがご紹介します。チョコ好きとビール好きは見逃せないスポット! チョコレートのキャドバリー・ワールドと、ニュージーランドを代表する地ビールのスパイツ醸造所です。
国民的人気のチョコを楽しむ、キャドバリー・ワールド
イギリスで創業したチョコレートメーカー、キャドバリーは、ニュージーランドでも国民的人気を誇るチョコレート。市街地中心部には、キャドバリーのチョコレート工場があり、キャドバリー・ワールドでは、工場見学とギフトショップ、カフェを併設。工場見学は、ガイドが案内する60分のツアーと、自分で工場見学をするという2つのタイプがあります。
工場に入ると、あまーいチョコレートの香りに包まれます。60分で巡るツアーでは、キャドバリーの歴史を学んだり、ココア豆から作るチョコレートの生産工程を見学したり、チョコレートを試食したり! 見学ツアーの最後に登場する「チョコレートの滝」は圧巻です。
併設のギフトショップでは、チョコレートはもちろん、キャドバリーのロゴ入りグッズが多数売られています。マグカップやバック、Tシャツやぬいぐるみ、ステーショナリーなど。また、カフェは飲み物はやはりチョコレートドリンク系が充実。カップケーキやブラウニー、クッキーといったスイーツのほか、サンドイッチやパニーニなどもメニューに並びます。
ただ、残念なのは、2017年3月に地元の新聞各紙が伝えたところによると、2018年にダニーデンのチョコレート工場が閉鎖されるというニュース。
とは言っても、まだ1年ほど先の話で、チョコレート好きにはたまらない恒例イベント、チョコレート・カーニバルは今年も7月に開催されます。中でも人気の高いイベントがキャドバリー・ジャファレース(Cadbury Jaffa Race)で、2017年は7月21日に行われるチャリティイベント。“世界一急な坂道”(!)と言われるボルドウィンストリートで、ゼッケン番号を付けた小さなチョコボール(Jaffa)約数万個を一斉に坂の上から転がし、最初に坂下のゴールを切ったチョコボールが優勝です。因みに、坂を転げ落ちている際、コースを外れるチョコボールもたくさんあって、それらは観客が持って帰ります!
Cadbury公式サイト(英語)
Cadbury Jaffa Raceについて(英語)
地ビール「スペイツ醸造所」
続いてご紹介したいのが、スペイツ醸造所。ダニーデンで1876年に創業した老舗の地ビールで、南島で生産される材料と純水で作る最高のビールは、まさにスペイツのキャッチコピー「Proud of the South(南島の誇り)」そのまま。地元の人々はもちろん、今ではニュージーランドでもっとも愛されるビールブランドの1つとしてよく知られています。創業時から同じ場所でビールを造っているというスペイツ醸造所は、ラトレー通りにあります。
ガイドが案内する約90分のブルワリーツアーでは、醸造所の歴史から、ビールの原料を触ったり味わったり、昔ながらのビール醸造所を見学したり、最新の醸造設備とビール醸造過程を学んだり、ビール好きにはたまらない充実の内容。そしてツアーの最後には数種類のビールの試飲も! 併設のショップにはスペイツオリジナルグッズのほか、ビール造りのキットなどが販売されています。
また、醸造所の敷地内には南島らしい雰囲気の良いパブ、スペイツ・エールハウスがあって、ここで食事(ランチとディナー)をするのもいいかも。シーフードチャウダーが絶品です。もちろん、料理とともにスペイツの全てのビールを新鮮な生樽から注いで堪能できます。子供向けのメニューもあるので、家族でも楽しめるはず。また、ブルワリーツアーとパブでのランチやディナー(いずれもセットメニュー)を組み合わせたパッケージも販売しています。
因みに、スペイツ醸造所のブルワリーツアーは2017年6月7日~8月下旬まで改修工事のため休止だそう。
いかがでしょう。ダニーデンを訪れたら、“美味しい”アクティビティとしてキャドバリーとスペイツがおすすめ。もちろん、ダニーデンには他にも魅力的な観光スポットがたくさんあります。
JTBではオタゴ半島に生息するイエローアイドペンギンやニュージーランド唯一の城、ラーナック城を見にいく現地発着ツアーを提供しています。