真夏に楽しむ、ニュージーランドスキー
みなさん、もう夏休みの旅行計画はたてましたか?夏真っ盛りの日本とはうらはらに、ニュージーランドは雪が降り積もるウィンターシーズン。スキーやスノーボードがとても盛んです。とりわけ南島クイーンズタウン周辺には上質なゲレンデが点在し、10月頃までスキーシーズンは続きます。真夏の日本を抜けだして、地球の裏側でウィンタースポーツを楽しみませんか?
一面雪のオープンスロープ、森林限界を越えたゲレンデ
ニュージーランド国内の主なスキー場は、南島のクイーンズタウンとワナカ周辺、クライストチャーチから車で1時間30分ほどのマウントハット、そして北島ロトルア周辺のルアペフ山に点在しています。6月に入ると、ゲレンデは順にオープンし、国内はもちろん、隣国オーストラリアからも多くのスキー/スノーボーダー客が訪れ大いに賑わいます。
ニュージーランドのゲレンデの多くは、同国における森林限界(高緯度地方などで森林が生育できる限界線)である標高約1000mよりも高い位置にあるため、木々のない一面雪のオープンスロープを滑走できるのが、大きな魅力。もちろん、ウェアやスキー板、スノーボードのレンタルも充実しているので、わざわざ日本から持っていく必要もなく、気軽にウィンタースポーツが楽しめるのもうれしいところ。
クイーンズタウンを拠点にスキーとスノーボード三昧
クイーンズタウンとその近郊ワナカ湖周辺には、リマーカブルズ(The Remarkables)、コロネットピーク(Coronet Peake)、カードローナ(Cardrona)、トレブルコーン(Treble Cone )といったスキー場が点在し、ニュージーランド屈指のスキーエリアになっています。クイーンズタウンの2大ゲレンデといえば、リマーカブルズとコロネットピーク。
リマーカブルズ・スキーエリアは、クイーンズタウン市街地から車に乗って約35分、人気のスキー場です。今年は6月中旬から下旬にかけ、例年よりも積雪量が多いようで、多くのスキー客でにぎわっています。初心者向けのコースが充実し、家族向けや子供にやさしいスキー場です。オフピステ(圧雪していない、降り積もった自然の状態の雪)も豊富で、上級者向けあるいはスノーボーダー向けのゲレンデともいえます。2015年にレストハウスがオープンし、さらに設備が充実しています。
よりクイーンズタウン市街地に近いスキー場がコロネットピークです。市街地から車で約20分。国内で唯一ナイター設備を完備し、初心者向けコースが充実する一方で、多彩な地形がコースに個性を与え、中級者向けが存分に楽しめるゲレンデでもあります。
市街地からスキー場へとバスなどで移動する際、車窓の風景も見逃せません。雪を頂く連峰、冬の寒さが“見える”牧草地と湖など、ニュージーランドの大自然を堪能できます。
右上の写真は、ヘリテージホテル・クイーンズタウン(Heritage Queenstown)の風景です。ホテル前からバスに乗ってスキー場へ行くことができるのでとても便利。しかもホテル内には、スキーの板やスキーウェアを乾かすことができるドライルームがあるのもうれしい。スキー好きにオススメのホテルです。
いかがでしょう。「この夏はマリンスポーツではなく、ニュージーランドでスキーを楽しむ!」なんて夏休みの過ごし方もいいかも。JTBではニュージーランドのスキー情報を提供しているほか、クイーンズタウンで楽しめる各種アクティビティをはじめ、温泉やフィヨルドを楽しんだり、満天の星空を見上げたりと、多彩な内容の現地オプショナルツアーをご用意しています。ご参考まで。