クイーンズタウン周辺のおすすめ紅葉スポット
四季のはっきりしたニュージーランドは、すっかり秋の装いです。ニュージーランド南島の中央オタゴ地方はとりわけ黄葉が美しい地域として知られています。
ニュージーランド南島の黄葉シーズンは、一般的に4月中旬から5月上旬とされますが、当然、その時々の気温などの気象条件によって前後します。また、昼夜の寒暖の差が激しかったり空気が乾燥した状態が続くと、暑い夏を終えた秋の景観は一般的に美しいと言われています。今年はどんな黄色の秋を見せてくれるのでしょう。
町や湖畔の散策、ハイキング、クルーズをしながらと、ニュージーランドの秋を楽しむスタイルはいろいろ。南島中央オタゴ地方の町クイーンズタウン周辺のオススメ黄葉スポットを紹介します。
ワナカ湖畔の黄色の染まるポプラ並木と果樹園の町クロムウェル
南島オタゴ地方は、例年4 月中旬頃になると、木々の葉が黄金色に染まります。クイーンズタウンの北東約68kmにあるワナカ湖畔の町、ワナカまでの約1時間のドライブは、ニュー ジーランドでもっとも美しい黄葉が見られる地域として知られています。ワナカの街路や公園にはポプラ、ヤナギ、シラカバが多く、湖畔沿いにはヤナギやポプ ラがすっくと立っています。地面には黄色の落ち葉がまるでじゅうたんのように敷き詰められ、日差しを浴びながらの気持ちの良い散策が楽しめます。快晴の青 い空、白い雲と雪を頂く山々、黄色や緑、赤の葉まで、自然がつくりあげた色彩が鮮やか。まさにシャッターチャンスの連続です。
ワナカから ニュージーランドの黄葉スポットとして、とてもよく知られる町アロータウンへ行く途中、クロムウェルに立ち寄ってもいいかもしれません。クロムウェルは果 樹園の多い町としても知られていて、街路に続く色づくポプラ並木と、ところどころに設置されている果物直売所の季節感ある新鮮な果物が目を引きます。ドラ イフルーツなどをお土産に買うのもいいかも。
ニュージーランドの黄葉スポットとしてとてもよく知られている町が、クイーンズタウンの北東約 20km、アロー川沿いのアロータウンです。季節になると、町中が黄色に染まり、その中に赤やオレンジ色に色づいた木々の葉がアクセントとなって、街路を 彩ります。もともと、19世紀半ば、ゴールドラッシュで栄えたアロータウン。19世紀の建造物が60以上も残され、当時の面影を今も街角に見ることができ ます。居心地の良いカフェやレストラン、おしゃれな雰囲気の店、アートギャラリーが点在し、晴れた秋の日をのんびりと過ごしたい町です。
ア ロータウンが大いに賑わうのが、毎年恒例のオータムフェスティバル(2014年4月25日~5月4日)。地元の人だけでなく、遠くからも大勢の人々がやっ てくるお祭りで、音楽とアート、ワイン&グルメ、クラフトマーケットやパレードなど、色づいた秋の1日を楽しむイベントが開かれます。
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オプショナルツアー(現地発着)クイーンズタウンから、ニュージーランドでもっとも美しい黄葉ルートを走ってワナカ湖を訪れます。途中、黄葉が美しい町として有名なアロータウン、クロムウェル(6時間コースのみ)にも立ち寄ります。
マウントクックとテカポ湖、ミルフォードサウンドとテ・アナウ湖
マウントクックから車で1時間30分ほど(約115km)の所にあるテカポ湖も黄葉が美しい場所として知られています。テカポ湖は、その昔、氷河の底にあったとされる湖です。氷河の流れが岩石を削ったことで微粒子が湖水と混じったため、湖の色はコバルトブルー。湖畔に点在する黄葉の木々、草原地帯と遠望するサザンアルプスの山々は、ニュージーランドらしい風景のひとつ。秋だけでなく、いつ訪れても楽しめるテカポ湖です。
世界遺産にも登録されるフィヨルドランド国立公園内にあって、南島最大の湖テアナウ。クイーンズタウンからミルフォードサウンドへと行く途中、テアナウ湖の南端にある町テアナウを通って湖畔沿いを走り抜けます。この湖畔の町テアナウも黄葉の名所として知られています。時間に余裕があるなら、クイーンズタウンからもう少し足を伸ばしてみるのもよいかもしれませんね。
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オプショナルツアー(現地発着)NZD226〜フィヨルドランド国立公園(世界遺産)の中で特に有名な入江がミルフォードサウンド。クルーズ船で雄大な景色を満喫、野生動物に出会えるチャンスも。湖畔やギロ樹の黄葉が美しいテアナウにも立ち寄ります。