女王が住むにふさわしい街！クイーンズタウン（ニュージーランド）の楽しみ方[2023年5月更新]

「女王が住むにふさわしい街」としてニュージーランドが誇る人気のリゾート地といえば、南島に位置するクイーンズタウンです。ワカティプ湖のほとり、2000m級の山々に囲まれたクイーンズタウンの見逃せない観光スポットをJTB現地スタッフがご紹介します。

日本からクイーンズタウンへの直行便はありません。オークランドやクライストチャーチなどから国内線を乗り継ぐ形となります。クイーンズタウン空港から市内中心部へは、約9㎞（車で約15分）のところに位置し、市内へは空港シャトルバスやタクシーを利用して移動します。

クイーンズタウンはそれほど大きな町ではありません。湖畔の市街地はとても洗練されたインターナショナルな雰囲気。モールと呼ばれる目抜き通りは、歩行者専用のストリートで、カフェやレストラン、ブティックや雑貨店、ワインショップ、お土産物店が軒を連ねています。ニュージーランド生まれのオーガニックにこだわったクッキー専門店「クッキータイム」、地元のデザイナーによるアクセサリーやオリジナル・ファッションブランドなどのブティックも見逃せません。

ワカティプ湖はニュージーランドで3番目に大きな湖です。モールを南西へと歩いて行くと湖に出ます。ちょうど左手に見えるのが、緑豊かな公園クイーンズタウンガーデンズです。ここは湖に突き出した岬で、全体が公園になっています。公園内にある水辺の遊歩道を散策して、色とりどりの花々や飛来する野鳥を観察したり、雄大な山々を遠望したり。バラ園や池などもあって、地元の人々にとても人気の高い憩いの場となっています。

クイーンズタウン市街地から、ワカティプ湖、2000m級のサザンアルプスの峰々を一望にできるのが、ボブズヒル山頂（標高790m）のスカイライン展望台です。急斜面を上っていくゴンドラに乗って10分足らずで山頂に到着します。展望台から眺める夕日、あるいは夜景は一見の価値あり！です。

展望台にあるレストランではビュフェスタイルによるランチとディナーにて、ニュージーランドならではの魚介類やお肉類、新鮮なお野菜は可愛らしいデザートが豊富に楽しめます。お食事を楽しんだ後は、リュージュというスカイライン社が開発した乗り物で爽快なスピード感と、スカイライン山頂から眺める素敵な景色をお楽しみ頂けます。

クイーンズタウン郊外にあるギブストン・バレーは、地元の人々に人気のエリアで、「ブドウの谷」と呼ばれるワインの産地として知られています。生産されるブドウの種類は多くがピノ・ノワールで、ここで造られた赤ワインは、国際的に知られたワインの賞を数々獲得するなど、その品質は折り紙つきなのです。 ギブストン・バレーには約75ものワイナリーがあるそうです。せっかくワイナリーを訪れたら、ワインのテイスティングはしたいもの。2～3軒のワイナリーを巡るツアーに入れば、心置きなくテイスティングを楽しめます。もちろん、ギブストン・バレーに点在するカフェやレストランで、あるいはクイーンズタウンのレストランでも、ギブストン・バレーのワインを飲むことができます。そして、ギブストンワインのおともには、この地で生産されているウォッシュチーズや羊乳のチーズを。

クイーンズタウン郊外、アロー川沿いのアロータウンは19世紀半ば、ゴールドラッシュで栄えた小さな町です。クイーンズタウンからは車で30分足らず。目 抜き通りのバッキンガム・ストリートは、当時の雰囲気を今に伝える、歴史を感じる建物が並びます。洒落たカフェやレストラン、雑貨店、アイスクリームや チョコレートショップが並び、お土産探しにもいいかもしれません。街歩きを楽しみたいアロータウンです。 アロータウンは黄葉スポットとしても有名で、秋には街路樹や山の木々が色づき、町全体が黄色に染まります。

ギブストン・バレーの近くには、バンジージャンプ発祥の地があります。バンジージャンプは、カワラウ川でニュージーランド人の2人の起業家がスタートさせたのが、そもそもの始まり。カワラウ橋から約43m下のカワラウ川へと飛び込むバンジージャンプを見学できます。勇気と冒険を楽しみたい人は、バンジー発祥の地で、旅の思い出にジャンプしてはいかがでしょう！

JTBでもクイーンズタウン近郊の絶景を楽しみつつ、観光スポットを訪ねる「クーンズタウン・タンケンツアー」を用意しています。愉快な現地ガイドが、約4時間かけてクイーンズタウン近郊のアロータウンやワイナリーを巡り、ワナカ湖近くのドライブで地域の美しい景色をご案内。バンジージャンプ見学も含まれます。また、スカイライン展望台とマオリのショーが楽しめるツアーも催行しています。ご参考にどうぞ。