港珠澳大橋開通で香港とマカオがさらに近くなった!

香港とマカオ・珠海とを結ぶ「港珠澳大橋」が10月24日、ついに開通となりました。全長55km、世界で最も長い橋の1つとされる橋が開通したことで、香港とマカオ、珠海はさらに近くなりました。この橋ができたことで、マカオ~香港国際空港間は、1時間弱で行き来できるようになり、旅行にもビジネスにもいっそう便利になることは間違いありません。港珠澳大橋の詳細をご案内しましょう。

マカオ人工島の税関

55kmの橋はシャトルバスで45分

今回開通となったのは、港珠澳大橋(こうじゅおう・おおはし)全長55kmのうち、香港側・ランタオ島(空港のある島)沖の人工島とマカオ半島沖の人工島とを結ぶ41.6kmの部分。橋と言いますが、その一部は海底トンネルとなっています。
どちらの人工島にもイミグレーションが設けられ、マカオ半島沖の人工島にはマカオ・珠海両方のイミグレが設置されています。
この橋は自動車専用道路で、香港~マカオ・珠海間を24時間シャトル運行。1日200本程度のバスが走行し、ピークの時間には5分おきに発着します。
両イミグレーション間の走行時間はおよそ30分。また香港~珠海間はおよそ40分。これまで香港国際空港から珠海まで4時間かかっていたので、両エリアは本当に近くなりました。
香港サイド、マカオサイド双方とも、イミグレーションと市街とを結ぶ路線バスを新設するので、それぞれの中心部から橋に訪れることもできます。また香港国際空港から香港側人工島までのバスも開設しました。

マカオ人工島発のバスターミナル

シャトルバス詳細

<運行時間>



橋を行き来するシャトルバスは、24時間運行し、1日200本程度が予定されています。発着時間は時間帯によって変わります。ピーク時には5分に1本、ノンピーク時には10~15分に1本、深夜帯(午前0時~6時)は15~30分に1本。深夜帯に橋を渡りたい人は、運行時間に気を付けてください。

<運賃>



運賃(午前6時~深夜12時)は片道65香港ドル(約940円)/65マカオパタカ(約906円)。
深夜帯(深夜12時~午前6時)は片道70香港ドル(約1010円)/70マカオパタカ(約975円)。

シャトルバスのほかにもホテルの送迎バスやタクシーが走行可能なほか、香港市街~大橋~マカオ市街を結ぶ長距離路線バスなども予定されているそうです。
ただし自動車専用道路なので、歩いたり自転車で渡ることはできません。また自家用車も台数制限があるので、現在のところレンタカーで渡るのは難しそうです。

香港とマカオ、中国本土とが橋の開通によってさらに近くなり、人やモノのいっそうの交流が予想されています。旅行で訪れるにもいっそう便利になり香港、マカオどちらもより手軽に遊びに行けることになります。
旅行先えらびでは香港に比べ、知名度がいまひとつ弱かったマカオですが、橋の開通を機により手軽に行き来できるようになります。カジノやグルメなど楽しめることが多いマカオにぜひ足を運んでみては。マカオ発の現地オプショナルツアーも多数ご用意しています!

香港人工島の税関

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