マカオ国際空港・香港からマカオ市街地へのアクセス(2019年版)
※この記事は2018年11月現在の情報を元に加筆・修正を実施しました
カジノと世界遺産の町マカオは、日本からも気軽にアクセスできる観光地のひとつ。マカオ国際空港と香港からマカオ市街地への交通手段、所要時間など一般的なアクセス手段をまとめました。日本とマカオは2018年11月現在、澳門航空(Air Macau)が直行便を運航しています。東京(成田)と大阪(関空)から、それぞれ1日1便、福岡からは週3便運航されています。次回、マカオ旅行の参考にしてください。
マカオ国際空港から市街地へ
<1. タクシー>
マカオの面積は、世田谷区の半分ほどととても狭く、移動には徒歩やタクシーが便利。タクシーを利用する際には、英語が通じないこともありますので、行先やホテル名などを漢字で書いた紙を用意しておくと便利です。
マカオ国際空港は、タイパの北東部に位置し、空港からマカオ半島の中心街までは車で約20分、タイパビレッジへは10分ほどでアクセスできます。タクシーはよく利用される公共交通機関の1つ。マカオ国際空港にはタクシー乗り場にタクシーが待機しています。ただ、時間帯によってはタクシーの待機台数が少ない時もあるようです。また、空港からタクシーに乗る場合、空港利用の追加料金(5パタカ)が加算され、タクシーのトランクに手荷物を入れる場合、1個につき手数料(3パタカ)が加算されます。コロアンへと行く場合には別途、追加料金(2パタカ)もかかります。
<2. ホテルの無料シャトルバス>
主要ホテルに宿泊するなら、ホテルが運行するシャトルバスを利用することもできます。運行時間帯にマカオ国際空港に到着する場合はシャトルバスが便利、しかも無料! ヴェネチアンやリスボア、ウィンパレス、MGM、ギャラクシーやブロードウェイマカオ、ホテルオークラ、JWマリオット、コタイなど多くのホテルがシャトルバスを無料で運行しています。空港の北口を出て駐車場へと進むとシャトルバスが並んでいるのが見えるはず。シャトルバスの運行時間と運行頻度、あるいは空港からホテルまでの所要時間は、各ホテルによって異なります。例えば、ヴェネチアンは10~22時30分の間15~20分間隔で、ギャラクシーマカオやブロードウェイマカオ、MGM、ホテルオークラ、JWマリオットなどは9~23時の間20~30分間隔で、ウィンパレスは9~10時と18~23時30分の間15分間隔で運行しています。
香港からマカオへ(海路編)
<1. ターボジェット>
香港からマカオ入りする人も少なくないはず。香港~マカオ間はターボジェットとコタイウォータージェットの2社が高速フェリーを運航しています。
ターボジェットは、香港国際空港のスカイピアフェリーターミナル、香港島上環にあるマカオフェリーターミナル、九龍の尖沙咀にあるチャイナフェリーターミナル、そして香港新界地区の屯門フェリーターミナルから乗船が可能で、いずれもマカオ外港フェリーターミナルに到着します。ただし、香港島からマカオ・タイパフェリーターミナルへは1日5便、タイパから香港は1日1便のみサービスを提供。
運航便数がもっとも多いのは香港島からの路線で、7~23時59分の間で約15分間隔で、所要約55分。深夜0時から朝6時の間も片道6~7便運航されています。
続いて九龍~マカオ間は7時30分頃から22時30分頃まで片道15~16便が運航され、所要時間は約60分。
屯門からは平日で片道6~7便、土日と祝日は同9便程度、所要約40分で結びます。
香港国際空港~マカオ間は所要約70分で、片道4~5便が運航されています。
運賃は、香港空港~マカオ間はスーパークラスHK$435、エコノミークラスHK$270。それ以外の路線では、1.昼行便の平日(スーパーHK$346、エコノミーHK$171)、2.昼行便の週末・祝日(スーパーHK$371、エコノミーHK$186)、3.夜行便(スーパーHK$391、エコノミーHK$211)です。
<2. コタイウォータージェット>
コタイウォータージェットは、ターボジェットと同じく香港国際空港のスカイピアフェリーターミナル、香港島上環にあるマカオフェリーターミナル、九龍の尖沙咀にあるチャイナフェリーターミナルから、マカオ・タイパフェリーターミナルへ乗り入れています。
香港島からは7~23時30分の間、ほぼ30分間隔で運航されています。また九龍~マカオ間は、1日片道5~6便を運航中。料金区分とエコノミー料金はターボジェットとほぼ同じですが、アッパークラスの席の料金は少し異なります。
なお、コタイウォータージェットは香港と九龍から1日各1便のみマカオ外港フェリーターミナルへ乗り入れています。マカオ外港フェリーターミナルからは車に乗って約10分でマカオ国際空港まで行くことができます。
香港からマカオへ(陸路編)
港珠澳大橋の開通により、香港からマカオへ陸路でも行けるようになりました。
<1. 香港とマカオのイミグレーション施設間を24時間結ぶシャトルバス>
シャトルバスは香港とマカオのイミグレーション施設間を24時間運行しています。ピーク時には5分間隔、通常時は10?15分間隔、深夜間でも15?30分間隔で運行しています。片道運賃(大人)は朝6時から12時までが65マカオパタカ、午前0時から午前6時までが70マカオパタカで所要時間はおよそ40分になります。
港珠澳大橋でマカオに到着後、タクシーまたは10~20分間隔で運行している路線バス(101X、102X路線)を利用して市街地へ移動します。さらに港珠澳大橋と外港及びタイパ・フェリーターミナルを結ぶシャトルバスも利用可能です。
<2. 越境(クロス・バウンダリー)バス>
香港・マカオ市内の所定のバス停を結ぶ定期便サービスで、「ONE BUS」と「香港マカオ・エクスプレス」の2社が運行しています。曜日などによって異なりますが、運賃の目安はHK$170~190程度です。
バス停はそれぞれのサイトも参考にしてみて下さい。
・ONE BUS https://www.onebus.hk/en
・香港マカオ・エクスプレス https://www.hkmoexpress.com/#/