知っておくと便利!香港旅に役立つ広東語
香港・マカオの公用語「広東語」は、北京や上海、台湾で話されている中国語とは大きく違います。別の言語といってもいいほどで、北京で広東語を話してもほとんど通じないとのこと。ですが香港で広東語を使えば、現地の人との距離が縮まること間違いなし!簡単な挨拶を覚えておけば香港の旅が一層楽しくなりますよ。
香港で一般的に話されている言語は「広東語」です。中国にはいわゆる標準語とされている「普通話」があり、広東語は方言という位置づけですが、標準語と関西弁というような違いではなく、互いにほとんど会話が通じないと言われています。北京周辺の人が話す言語は「北京語」と呼ばれ、普通話に近いため北京語を普通話と認識している人も多いようですが、厳密にいえば北京語も方言の一つです。テレビのアナウンサーの話している言葉は普通話です。
では広東語と普通話の最も大きな違いは何か?それは発音です。日本人が中国語を習う時に4つの声調をマスターさせられますが、広東語は声調が6つ(9つともいわれています)あるのです。
ここでは発音については詳しく説明しませんが、テレビのアナウンサーがしゃべっている中国語と広東語はまったく別の言語だということを認識しておきましょう。
旅行の際に覚えておけば役に立つ、ちょっとした一言
上記の声調一覧を参考に発音してみましょう
- おはよう = 早晨 Jou(2) san(4) (チョウ サン)
- こんにちは = ?好 Nei(5) hou(2) (ネイ ホウ)
- すみません = 對唔住 Deiu(3) m(4) jyu(6) (トイ ム チュー)
- 私は日本人です = 我係(日本人) Ngo(5) hai(6) yat(6) bun(2) yan(4) (ンゴー ハイ(ヤップン ヤン)
- 分かりません = 唔識聽 m(4) sik(1) ting(1) (ム テッセン)
- ありがとう = 多謝 do(1) je(6) (トー ツェ)
- さようなら = 再見 Joi(3) gin(3) (チョイ キン)
- 1 = 一 Yat(1) (ヤッ)
- 2 = 二 yi(6) (イー)
- 3 = 三 Saam(1) (サーム)
- おいしい = 好好味 hou(2) hou(2) mei(6) (ホウ ホウ メイ)
- ちょっと!(呼びかける時) = (女性)小姐! siu(2) je(2) (シウ チェー)
- (男性)先生! sin(1) saang(1) (シン サーン)
- お勘定をお願いします = 唔該埋單 m(4) goi(1) maai(4) daan(1) (ム ゴイ マイ タン)
- 私は(お酒)を買いたい = 我想賈(酒) ngo(5) seung(2) maai(5) (jau(2)) (ンゴー ショーン マーイ(チャウ)
- いくらですか = 一共幾多錢呀? Yat(1) gung(6) gei(2) do(1) chin(2) a(3) (ヤッコン ゲイトウチン ア)
- 助けて! = 救命呀! gau(3) ming(5) a(3) (ガウメン アー)
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