オーストラリア・ケアンズの気候とシーン別の服装

JTBオーストラリア
こあらさん

オーストラリアのクイーンズランド州の中でも、ケアンズを中心都市とする北部一帯は「トロピカル・ノース・クイーンズランド」とよばれ、熱帯モンスーン気候に区分される地域。赤道からの距離は沖縄より近く、わかりやすく言えば年間を通じて夏!そんなケアンズ周辺で快適に過ごすための服装アドバイスをまとめてみました。

ケアンズ郊外をドライブすると道路の両脇にはサトウキビ畑が広がり、至るところに青々として立派なヤシの木が茂っています。色とりどりの花や鳥も日常的な光景のようで、現地の人は見向きもしません。「トロピカル・ノース」にやってきたことを実感するでしょう。

ケアンズの気候は?

四季のはっきりした変化はないのですが、乾季と雨季の差はあります。ケアンズ周辺の場合乾季は4~11月、つまり南半球の秋から冬、そして春。雨季は11~3月で真夏です。乾季は雨が少なく、最も気温が低くなる7月には最高気温が25°Cまで下がるなど過ごしやすい時期。一方雨季は暑くて雨が多く、湿度も高くなります。最高気温は連日30°C以上。日本の真夏に似ています。

雨季に心配なのが雨ですが、降るとはいっても一日中降ることはなく、午後や夕方、あるいは早朝にザーっと降ってすぐに太陽がまた照り付ける、という熱帯独特の天気になります。とにかく暑いせいか、雨にちょっと濡れることなんてあまり気にしていない人が多いような気がします。

日傘やハンカチを持っている人はまったく見かけませんが、昼間太陽の下を歩くときは、帽子とサングラスを身に着けている人が多いです。また真夏に当たる雨季の時期はそもそも11時過ぎから午後3時ころまで、外の通りを歩いている人が少ないです。この時間帯は、海や森に出かけるか、ホテルのプールでのんびりするか、ショッピングセンターなど冷房の効いた建物の中で過ごすのがおすすめ。外に出ると、ほんの5分歩くだけで汗だくになって体力を消耗します。特に高齢の方、小さいお子様連れの場合は気を付けてください。町中をブラブラするのは夕方以降、日差しが少し弱くなってからがよいでしょう。

それでは旅行中のシーン別に服装のイメージをご紹介しましょう。

熱帯雨林に出かけるとき

ケアンズからの日帰り観光といえば、キュランダやモスマン渓谷に代表される雄大な熱帯雨林が魅力の1つ。大自然を満喫するツアーに参加する際は、動きやすいTシャツに短パン、足元は薄手のソックスにスニーカーがおすすめです。暑いのでビーチサンダルで出かけたくなりますし、実際サンダルで歩いている人も見かけますが、慣れていない場合足が疲れます。森の中は蚊や蟻などがいるので、虫よけスプレーがあると安心です。

また動物園などでコアラを抱っこしたい方は、コアラの爪にご注意ください。コアラはおとなしいのですが爪が鋭く、直接肌に当たると少々痛い場合も。心配な方は、ノースリーブではなく、袖が肘まであるもの、少し厚手のものを着ていくと安心です。

キュランダ高原列車からは熱帯雨林の絶景がご覧いただけます!

海に出かけるとき

ケアンズはグレートバリアリーフへの玄関口!船でサンゴ礁が広がるリーフまで移動し、シュノーケリングやダイビングをするツアーが色々催行されています。水に入らなくても水中世界が楽しめる潜水艇や遊覧飛行もあります。ここまで来たからには、世界遺産のサンゴ礁をぜひ満喫してください。

リーフに出かけるツアーに参加する場合はあらかじめ下に水着を着て、上に簡単なワンピースやTシャツ、タンクトップ、あるいはパレオを一枚、ひっかけてくる人が多いです。夏場であれば、なにしろ暑いので、帰りもそのまま濡れた水着の上に服を着て帰ってしまう人もめずらしくありません。

船やリーフにあるポンツーンには大抵簡単なシャワーと更衣室が用意されているので、着替えを持参すればさらに安心です。足元はビーチサンダル。帽子と日焼け止め、サングラスは必須です。リーフまで移動する船の上は風が強いので、帽子はつばが広いものよりキャップがおすすめ。波が高いときはけっこう揺れるので、船酔いが心配な方は酔い止めがあるとよいでしょう。

ケアンズに天然のビーチはありませんが、海沿いに無料の市民プール「ケアンズ・エスプラネード・ラグーン」があり、子供連れでの水遊びやのんびり過ごしたい日におすすめです。ただし日差しが強いので、特にお子様の場合長袖・フード付きラッシュガードなどでの日焼け対策は必須です。

グレートバリアリーフのサンゴ礁を満喫するなら、外洋に面したアウターリーフがおすすめ!

ドレスアップしてディナーを楽しむとき

ケアンズ周辺は、本当にリラックスした南国リゾート地なので、近所を少し歩くぐらいなら、裸足で出かけてしまう人もいるぐらい。スーパーマーケットで裸足の人に遭遇してびっくりすることもあります。昼間の外出時は、お化粧をしている女性もあまり見かけません。せいぜい口紅ぐらいでしょうか。

とはいえ、雰囲気のよいレストランでちょっと豪華な夕食を、という場面では、少し状況は変わります。まず昼間あちこち観光して汗だくになった後、そのまま高級レストランに直行することはしません。いったんホテルに戻り、シャワーを浴びて着替えます。女性はメイクアップもばっちりしてアクセサリーもどうぞ。ただし高価なホンモノの宝石である必要はまったくありません。夜のレストランは照明を絞っているところが多いので、光を反射してキラキラするものなどはいかがでしょう。

海風が心地よい夕暮れ時のケアンズでは、オープンエアになっているお店も多く、そうした場所では薄着がおすすめ。一方、ホテルの中のレストランなど、冷房がしっかり効いている室内レストランの場合は、羽織るものが一枚あると安心です。足元はカジュアル過ぎなければ問題ありませんが、昼間と同じビーチサンダルはできれば避けたいところ。少しヒールのあるサンダルがあると便利です。リゾート地なので男性もジャケット着用までは求められません。襟のある半袖シャツを着ていれば、あとは短パン、スニーカーでも大抵のレストランは大丈夫です。

南国リゾート、ケアンズとその周辺にはダイナミックな魅力あふれる見どころがたくさんあります。服装をチェックしたら、あとは思いっきり楽しい時間をお過ごしください。

【ケアンズ発ツアー】

人気のケアンズ発ツアーは以下からチェックしてください。

  • オプショナルツアー(現地発着)
    AUD140〜
    大人(15歳以上)※価格は予告無く変更になる場合がございます
    期間: 2023-04-01~2024-03-31
    ケアンズから高速艇で約50分のオーストラリア常夏の楽園グリーン島へ行く1日ツアー。6000年の時をかけて珊瑚が積もってできた白砂のビーチと遠浅の海に囲まれた島をシュノーケリングとガラスの船底から海中を観察するグラスボトムボート乗船付きで楽しめます。リゾートプールもご利用でき、子供から大人まで安心して楽しめる施設になっているので通年人気のスポットです。
  • オプショナルツアー(現地発着)
    AUD280〜
    大人(13歳以上)※価格は予告無く変更になる場合がございます
    期間: 2023-04-01~2024-03-31
    世界遺産キュランダを最大限に楽しむならケアンズ発のこのツアー!世界最古の熱帯雨林キュランダ村。渓谷の絶景が楽しめる観光列車、水陸両用車アーミーダックで熱帯雨林を探索、そしてスカイレールで雄大な絶景を空から眺めるなど、盛りだくさんのツアーです。更にミニ動物園見学など3つのアクティビティからお好きなものをお選び頂ける特典付き!ランチはキュランダホテルにて、「オージーバーガとチップス」もしくは「フィッシュアンドチップス」をお召し上がりいただきます。
  • オプショナルツアー(現地発着)
    AUD190〜
    大人(13歳以上)※価格は予告無く変更になる場合がございます
    期間: 2023-04-01~2024-03-31
    動物王国オーストラリア!午後出発の日本語ガイド付きツアーです。楽しいガイドと一緒に自然の中をドライブしながら、オーストラリアで最大級のイチジク樹や人の背丈以上もある巨大蟻塚を見学。そしてロックワラビーなどオーストラリアの野生動物に会いに行きます。夕暮れにはカモノハシの棲む水場を探検。人懐っこいポッサムが訪れる場所でオージーバーベキューの夕食をどうぞ。食後にはプラネタリウムのような満天の星空もご覧いただけます。日本にはいないオーストラリアならではの動物達に会いに行きましょう!

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