JTBギフトシリーズ [法人のお客さま]

活用事例

導入企業さまにお話を伺いました

JTBギフトシリーズを、自社のセールスプロモーションや販売促進、
社内のモチベーションアップなどに活用される企業さまが広がりつつあります。
実際どのように活用されたのか。背景なども含め、事例をご紹介します。

ホテル新規オープンの認知獲得に向け、
SNS上でフォトコンテスト。

株式会社グランビスタ ホテル&リゾート「いい朝 いい旅 PHOTO CONTEST」

お話を伺った方

株式会社グランビスタ ホテル&リゾート
野沢 拓也さん

ニューコンセプトホテル事業 企画開発部

普段のお仕事と、今回の新規ホテル開業を記念したキャンペーンについて教えてください。

普段は企画開発部で、新規ホテルのコンセプトに基づく内装などを担当しています。今年の春に新ホテルブランド「INTERGATE HOTELS」として開業した「ホテルインターゲート京都 四条新町」と「ホテルインターゲート東京 京橋」では、認知向上キャンペーンとしてフォトコンテストも企画・運営しました。ホテルのブランドコンセプト「最高の朝をお届けするホテル」にちなみ、「いい朝 いい旅」の思い出写真を「#インターゲートホテルズ」をつけてインスタグラムやツイッターに投稿していただいた方の中から、投稿写真を絵柄にした「JTBトラベルギフト」とペア宿泊券が当たるというものです。
大賞は双方のホテルのペア宿泊券と「JTBトラベルギフト」20万円分、御朱印帳をプレゼント。ホテルインターゲート京都 四条新町賞とホテルインターゲート東京 京橋賞は、5万円分の「JTBトラベルギフト」と各ホテルのペア宿泊券、御朱印帳をお贈りしました。

なぜSNS上のフォトコンテストのカタチにしたのでしょうか?

まずはホテルのオープンを周知したかったのですが、それを私達の言葉で発信するのではなく、オープン情報を得た方々に盛り上げいただきたいという狙いがありました。近頃は、SNSでレストランや新商品などの口コミを探す方も増えています。そうしたことからも、旅行好きの方の中でも、旅の写真をSNSにアップしてフォロワーに共有したい方々に向けてキャンペーンを実施しました。
当ホテルは、レストランやロビーで出会った方と会話を交わす「旅ナカ」だけではなく、SNSを活用して「旅マエ」に計画を立てたり、「旅アト」に写真をアップして「いいね」の数を確認したり、旅行者同士のコミュニケーションも大切にしています。旅行者が自身の経験として発信するからこそ参考にする方が多いですし、自然の流れでホテルの宣伝もしていただけたら嬉しいことです。そうした想いと、SNSのキャンペーンはとてもリンクしていました。

キャンペーン告知サイト。オープン日を挟んで2か月の実施だった。

カードの絵柄にも、お客様への気遣いが込められていると伺いました。

お客様のなかにはJTBの旅行券をご利用になる方も多く、「旅と言えばJTB」というイメージが従業員にも強かったので、当初から賞品はJTBの旅行券で検討していました。「JTBトラベルギフト」は1枚単位で絵柄を自由にデザインできるので、フォトコンテストにピッタリでした。ご利用の際はJTBを通じてご予約いただく必要があるので、絵柄ではJTBのロゴを強調しています。一方で、ホテルのロゴは控えめにしました。ご利用いただいた後もカードはお手元に残るので、ご自身で撮影したせっかくの写真を邪魔しないようにしたかったんです。
また、当選した方が、宿泊券と「JTBトラベルギフト」のセットをどなたかにお贈りすることもあるかもしれません。そういった場合にも、企業の印象が強く残らない方が喜ばれるかなと。

「#インターゲートホテルズ」のタグ付でSNSに投稿された方々から、抽選で投稿写真入りのJTBトラベルギフトをプレゼント。

「#インターゲートホテルズ」で検索するとたくさん写真が見つかりますが、場所も時間も様々ですね。

おかげ様で目標値の10倍以上の投稿をいただくという、非常にうれしい結果となりました。その大きな要因の1つは、「旅」「写真」「インスタグラム」の相性の良さにあります。そしてもう1つは、フォトコンテストのテーマを「いい朝 いい旅」としながら、写真のシーンや時間を制限しなかったことです。
ホテルインターゲートの1番の売りは朝食ですが、充実した朝の時間だけではなく、日中の行動も「いい朝」につながると考えています。例えば、日中に楽しく観光して、夜、「今日はいい日だったな」と思いながら眠りにつき、ステキな夢を見る。それで気持ちよく目が覚めたら、いい朝を迎えられますよね。1日の終わりに、「今日はしっかりと朝食を食べたから1日楽しめたぞ」と思うのも、振り返って実感するいい朝です。そうしたホテルのコンセプトからも、時間帯や被写体は細かく指定しませんでした。

SNSで拡散されるための施策は何かされたのでしょうか。

SNS好きの方々はオンラインに拡散された情報をキャッチしてくれるはずだと思い、広告はほとんど出稿していません。まだ宿泊されたことがない方を対象にしたキャンペーンにも関わらず20万円という高額な賞品を用意したのも、そうしたSNS好きの方々に話題にしていただきたいという強い思いからです。ホテルオープンをお知らせする電車の中吊り広告にキャンペーンのお知らせも小さく掲載したことと、実施中の懸賞をまとめたサイトに掲載された程度の露出でしたが、賞品が高額なので印象に残りやすく、拡散されやすかったのだと思います。
予想以上に拡散されたので、不安どころか、予想以上の投稿数で管理が大変なほどでした。検索窓に「#ホテル」と入力して、候補ワードに「#インターゲートホテルズ」と出てくることが憧れでしたが、それも見事に実現できました! 今回の経験を活かし、今後は宿泊レポートなど、よりリアルな声をお届けできるSNSの施策を考えていきたいと思います。

ブランドコンセプトを込めたテーマ設定に、SNSユーザーが思わず注目してしまう仕掛けづくりや、「JTBトラベルギフト」で写真を使ってつくるオリジナルデザインなど、細部までこだわりが貫かれたキャンペーンだったんですね。本日はどうもありがとうございました。

※このページは2018年8月取材時の内容を元に構成しており、現在のものとは異なることがあります。