ラグビーワールドカップ2023年大会の開催国へ向けて、南アフリカが大きく前進!
やりました!ラグビーの国際統括団体であるワールドラグビーは10月31日、ラグビーワールドカップの大会運営を委託しているワールドカップリミテッドが、2019年日本大会の次となる2023年のラグビーワールドカップ開催国として南アフリカを推薦することを決定したと発表しました。
これにより、南アフリカは初優勝を果たした1995年大会に次ぐ2度目の開催に向けて大きく前進したことになります。
この後は11月15日に催されるワールドラグビー協議会での投票により、2023年ラグビーワールドカップの開催国が最終的に批准される運びとなります。
2023年大会の開催国には南アフリカに加えて、アイルランドとフランスの3カ国が立候補し、ブックメーカーのオッズではアイルランドが本命視されていました。
しかしながら主要5項目の採点基準による評価をまとめたレポートで、アイルランドは3カ国中で最低の72.25%にとどまり、フランスの75.88%、5項目中3項目で最高評価を得た南アフリカの78.97%におよびませんでした。
南アフリカは試合会場、開催都市、運営組織、スケジュール、インフラの分野で高い得点を獲得。
中でも2010年サッカーワールドカップ開催に際して整備された世界水準のスタジアムが開催都市に備わっていることが大きな勝因となったようです。
南アフリカに決まれば、ラグビーワールドカップは初めて3大会連続でヨーロッパ圏外での開催となり、2027年大会の開催を目指すアルゼンチンにとっては大きな痛手になるのではと言われています。
話題は変わりますが、多くの皆さんがご存知のとおり、2019年ラグビーワールドカップ日本大会の試合日程が発表されました。
プールBの南アフリカは大会2日目となる9月21日の初戦で、ワールドカップ最多の3度の優勝を誇るニュージーランドと横浜国際総合競技場で激突します。
次いで9月28日には愛知・豊田スタジアムでアフリカ地区代表、10月4日に静岡・エコパスタジアムでイタリア、そして10月8日には神戸・御崎公園球技場で敗者復活予選優勝チームと対戦します。
開幕までまだ2年ほどありますが試合日程が決まったことで、いよいよ臨場感が増してきました。
ちなみに南アフリカのブックメーカー、BET.co.zaでの最有力優勝候補はニュージーランド。
次いでオッズ順にイングランド、オーストラリア、アイルランドで、南アフリカは5番目となっています。
さて、紅葉が深まる11月を迎え、今年も7人制ラグビーのワールドシリーズの開幕が近づいてきました。
今シーズンの開幕戦となるドバイ大会は12月1~2日に開催され、ディフェンディングチャンピオンである我らがスプリングボック・セブンズは予選ラウンドでカナダ、ケニア、ウガンダと対戦することが決まっています。
そして翌週の12月9~10日には地元ケープタウンで第2戦が繰り広げられます。
スプリングボック・セブンズは昨シーズン、第5戦までの4大会で優勝を果たしたものの、唯一地元でのケープタウン大会では準優勝に終わる苦杯を喫したこともあり、今シーズンの雪辱が期待されます。
Go Blitzboks!
そのケープタウンで今、注目を集めているのが観光名所の定番、V&Aウォーターフロントに新たにオープンした「ツァイツ・アフリカ現代美術館(通称:MOCAA(モカ))」(Zwitz Museum of Contemporary Art Africa:https://zeitzmocaa.museum)
※「写真提供:南アフリカ観光局」
ケープタウンの街を一望できるテーブルマウンテン
※「写真提供:南アフリカ観光局」
新たにオープンした「ツァイツ・アフリカ現代美術館」のあるV&Aウォーターフロント
古い穀物倉庫を全面改修して生まれ変わった近代的建物のデザイナーにはロンドン出身の著名建築家トーマス・ヘザーウィックが起用され、アフリカ大陸最大のアフリカンアート・コレクションが楽しめる洒落た展示スペースが誕生しました。
ケープタウン訪問の際にはぜひ足を運んでみてください!
以上、南アフリカ観光局レポートでした。
記事協力:南アフリカ観光局
※掲載記事については、2017年11月頭の情報となります