開幕が待ち遠しいラグビートップリーグ。今季も南アフリカより多数のトッププレーヤー、名将が参戦!
こんにちは! 南アフリカ観光局です。
南アフリカ代表スプリングボックスは先頃、ホームで催されたフランス代表とのテストシリーズで見事3連勝を達成しました!
最終戦の会場となったヨハネスブルグのエリスパークは、1995年に南アフリカで開催されたラグビーワールドカップの決勝戦でスプリングボックスが劇的な勝利を収めた思い出の場所。
この日は22年前の歴史的快挙を祝って、南アフリカ代表の国内線オフィシャル・エアラインであるFlySafairの特別塗装機がスタジアム上空へと飛来。
機体下腹部に描かれた「Go Bokke #2023」のメッセージとともに会場を盛り上げていました。
ちなみに南アフリカはアイルランド、フランスと並んで2023年のラグビーワールドカップ開催国に立候補しており、アイルランドは初の単独開催、フランスは2007年大会に次いで2度目、南アフリカも1995年大会に次ぐ2度目の開催をめざしています。
2019年の日本大会に次ぐ2023年大会のホスト国は果たして・・・。
発表は2017年11月15日となります。
話題はスプリングボックスに戻りますが、テストマッチで4勝8敗という不本意な成績に終わった昨シーズンの不調から抜け出し、復活の兆しが見られる新生スプリングボックス。
昨年末には世界ランキングで史上最下位の7位まで転落したものの、今回のフランス代表とのテストシリーズ3連勝に伴い、ワールドラグビーの6月26日付け最新世界ランキングでは5位まで浮上。
4位のオーストラリアに0.5ポイントの僅差で迫っています。
この後、新生スプリングボックスにとって正念場となるのはニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチン、南アフリカの南半球4カ国の代表が8月19日から10月8日にかけてホーム&アウェー方式で激突する「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」。
1998・2004・2009年に次ぐ4度目の優勝をめざすスプリングボックスは8月20日、ポートエリザベスでアルゼンチン代表との初戦を迎えます。
GoBokke!
※「写真提供:南アフリカ観光局」
8月20日「ポートエリザベス」で4度目の優勝をめざすスプリングボックスが、アルゼンチン代表との初戦を迎える
さて話題は日本へ。ラグビートップリーグの2017/18シーズンは8月18日に開幕を迎えます。
すでに多くのチームでは新体制・新加入の選手を相次いで発表していますが、中でも注目はトヨタ自動車ヴェルブリッツ。
今年3月には新ヘッドコーチ(HC)として2007年のワールドカップでスプリングボックスを優勝へと導き、2004年と2007年にIRB(現在のワールドラグビー)年間最優秀コーチ賞に輝いた名将、ジェイク・ホワイトの起用を発表しました。
そして先頃には、南アフリカ代表キャップ70を持つFL/No. 8のジュアン・スミスをはじめ、同キャップ17を持つWTB/FBのジオ・アプロン、U20南アフリカ代表のSO ライオネル・クロニエ、スーパーリーグのブルズで活躍中のジェイソン・ジェンキンス(LO)という南アフリカ出身の4人の新加入も発表。
2003年と2007年のワールドカップに出場したベテラン35歳のジュアン・スミスは、当時の指揮官とともに今季のトップリーグで頂点をめざすことになります。
また、今季トップリーグに復帰するNTTドコモレッドハリケーンズからも目が離せません。
昨年まで6年にわたってU20ジュニア・スプリングボックスを率いたダヴィー・セロンHCのもと、今季スーパーラグビーですでにプレーオフ進出を決めているライオンズに所属し、新生スプリングボックスのキャプテンに就任したワーレン・ホワイトリー(No. 8)をはじめ、ハインリッヒ・ブルソー(FL)、ヴィンピー・ファンデルヴァルト(FL)、リアン・フィルヨーン(SO)、ユルゲン・ヴィサー(FB)、新加入のローレンス・エラスマス(LO)と、こちらも南アフリカ出身のトッププレーヤーをずらりと揃えています。
この他にもキャノン・イーグルスのグラント・バシュフォードHCとジャン・クロード・ルース(SO)、ヤマハ発動機ジュビロのゲラード・ファンデンヒーファー(FB)、クボタ・スピアーズのピーター・ラピース・ラブスカフニ(FL)、ヤコ・クリエル(No. 8)、ルイ・フーシェ(SO)、NTTコミュニケーションズ・シャイニングアークスのヴィリー・ブリッツ(No. 8)、エルトン・ヤンチース(SO)、シェーン・ゲイツ(CTB)など、ここでは紹介し尽くせないほど大勢の南アフリカ出身プレーヤーが今季のトップリーグで勇姿を見せてくれます。
なんとも贅沢な話しではないですか!
ぜひスタジアムへ足を運び、冷えたビールを片手にまもなく開幕を迎えるトップリーグの試合で盛り上がってください!
最後に、前回のレポートでご紹介した南アフリカの観光名所「ガーデンルート」が先頃、南アフリカで9カ所目となるエコパーク(生物圏保存地域)として国連教育科学文化機関(UNESCO)により登録される運びとなりました。
※「写真提供:南アフリカ観光局」
エコパーク(生物圏保存地域)として国連教育科学文化機関(UNESCO)により登録された「ガーデンルート」
新たにエコパークとして登録される地域にはチチカマ(Tsitsikamma)、グカマ(Gourkamma)、ロバーグ海洋保護区(Robberg Marine protected areas)、ラムサール湖周辺の自然環境保全区域(Wilderness Lake Ramsar site)、ガーデンルート国立公園(Garden Route National Park)、世界遺産にも登録されているケープ植物区保護地域群の2地区、ネルソン・ベイの洞窟(Nelson Bay Cave)、重大な危機に瀕しているランクルーフ渓谷(Langkloof Valley)などが含まれています。
※「写真提供:南アフリカ観光局」
海岸に沿って太古の森林が広がる「チチカマ国立公園」
皆さん、地球上の貴重な財産でもある南アフリカの大自然との出会いを体験してみませんか?
以上、南アフリカ観光局レポートでした。
記事協力:南アフリカ観光局