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悔しさの残るスコットランド戦

みなさんこんにちは!
今回は惜敗となった9月23日(水)のスコットランド戦の模様をお伝えしたいと思います。

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一夜にして伝説となった南ア戦から中三日、大聖堂が有名な小さな街グロスターの真ん中にあるキングスホルムスタジアムで日本代表とスコットランド代表の試合が行われました。 キングスホルムは過去ウェールズVSイングランドの国際試合が行われた歴史があるスタジアムです。 前回グルジアとのテストマッチの際もお伝えした通り、キングスホルムスタジアムは総動員数16,500人ととても小規模なスタジアムのため、ピッチとの距離がとても近く感じられます。 立見席(シェッドスタンド)も有名で威勢のある応援が聞かれます。

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スタジアムの周辺にはラグビーが大好きな地元の人々や、日本人応援団、スコットランド応援団が顔をそろえて大変な盛り上がりでした。 試合前、スタジアム周辺の道路ではパブから溢れ人がビールを片手に日本人を「GANBATTE!!」や「Go! JAPAN」と声をかけながら迎えてくれます。

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国歌斉唱が行われる頃、それまで晴れていた空が雲で覆われて、まるでこれからの試合の成り行きを暗示するようでした。

前半、エディ・ジャパンはボール占有時間は長いものの反則やミスでなかなか得点に結び付けられません。 前半15分で1トライとコンバージョンを決めていたものの、度重なるスコットランドのペナルティゴールが決まり逆転されます。 両チームともトライが決まらないまま時間が過ぎ、7-12で迎えた前半終了間際、ゴール前で完全にフリーとなったスコットランド選手にボールが渡り、日本人応援団は悲鳴、スコットランド応援団は歓声に包まれます。 しかし、そこに15番五郎丸選手がナイスタックル!! 最高の形で5点差のまま前半を終了することができました。 この瞬間、流れは完全に日本にあると思われました。

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ところが後半は開始8分でスコットランドのトライが決まり、前半終了間際の流れは完全に断ち切られてしまいました。 そこからはスコットランドの素早いオフェンスで何度も攻め立てられ、結果10-45で試合は終了となりました。

素人目でも感じたのは、スコットランドのディフェンスの堅さです。 特にゴール際での日本のパスは全て読まれているかのようにブロックされてしまい、日本のクイックパスやスピードが活かせないままファールやミスを誘われたように見えました。 スコットランド代表にとってはRWC2015初戦となる相手のため、相当研究されていたと思われます。 日本も準備をしていたとは言え悔しい結果となりました。

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現在、日本代表は次の10月3日(土)サモア戦に向けて研究と調整を重ねていると思われます。 次回こそ日本の強みであるパスとスピードでつなげるラグビーを見れることを期待しています。 引き続き皆様の渡英をお待ちしております!!

See you in England!

JTBヨーロッパ ロンドン支店 高野 はるな

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