2016夏季雪上遠征スタート
皆さま、こんにちは!
JTBコミュニケーションデザインの小池岳太です。
リオデジャネイロ・オリンピックの成功と、日本勢の大活躍に心から感動の日々でしたが、9/7(水)より、いよいよパラリンピックが開幕しますね。
先日、お盆まで自転車チームの強化合宿(伊豆サイクルスポーツセンター)に参加していましたが、彼らは8月末にリオデジャネイロに向かうようです。
ぜひ、自転車競技のパラサイクリングチームの活躍にも、ご注目ください!
さて、私たちパラアルペンスキーチームは、2018平昌の金メダル獲得を目指し活動していますが、夏季・南半球遠征がスタート致しました。
今回は8/19(金)~9/18(日)の日程で実施されます。
前半は技術系種目の練習でNZ・cardronaスキー場に滞在。
後半は高速系種目の練習のため、CHILE・vallenevadoスキー場に移動して実施されます。
今回の私なりの目的は、大きく分けて3つです。
①基本技術の向上(力づくではなく、重力と外力を生かしたシンプルな動きを追及)
ソチ以降改革している姿勢改善のさらなる定着を目指します。
良い姿勢の維持により、スキー用具の性能をより活かすことで、タイムアップを目指します。
②フィジカル維持
JISS(国立スポーツ科学センター)での2ヶ月に1度の体力測定により出された課題を、雪上合宿中も定期的に実施。
直近では次回9月末の測定に向け、特に、筋力、瞬発力、乳酸値を向上するようにします。
③用具テスト
・スキー板:滑走面テスト(滑走面裏面)の溝であるストラクチャーのパターンを数種類テスト。
特に高速系の種目において滑走性を左右する非常に重要なテスト。
平昌の乾燥した雪を想定し、チリの標高3700m付近の乾燥雪でテストしていきます。
・ブーツテスト:左腕麻痺の影響で私の身体は左右差がありますが、足も同様です。
そのため、足底面の角度を変えたり、前後位置をミリ単位で調整して、可能な限り左右均等なターンを目指します。
これらを1か月間のうち、悪天候も踏まえると、おおよそ雪上練習は2週間程度ほどの見込みですが、各項目を一つずつ解消していくように取り組んで参ります。
荷物は130kg超え。チーム7名全員が同じような荷物量の為、移動時はまるで小規模の引越作業の様子です。スタッフの皆さまの協力に感謝!
それでは、9月7日開幕のもう一つの祭典、リオデジャネイロパラリンピック、こちらも全力で応援していきましょう!!
以上、南半球アルペンスキー合宿開始のレポートでした。
JTBコミュニケーションデザイン 小池岳太