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ワールドカップ欧州遠征終了について

こんにちは!
JTBコミュニケーションズの小池岳太です。

日頃温かい応援をいただき、誠に有難うございます。

さて、今期のワールドカップ前半戦の欧州シリーズ4会場10試合が終了しました。

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成績は以下の通りです。

◆1/15-16 クラニスカゴラ(SLO)
大回転12位、回転9位

◆1/18-19 タルビッシオ(ITA)
回転 旗門不通可により失格、
大回転11位

◆1/22-23 サンモリッツ(SUI)
回転2連戦は練習調整のため欠場

◆1/25-28 ティーニュ(FRA)
滑降1戦目コースアウトにより失格、滑降2戦目12位
スーパー大回転1戦目コースアウトにより失格
スーパー大回転2戦目9位

今回、後半フランスでの高速系種目レースで良い成績を残すように取り組んで参りましたが、他の選手に及ばない厳しい成績でした。

ライン取り(旗門に対するサーキットのようなコース取り)や、基本姿勢維持のためのバランス力、力の使い方にまだまだ大きな課題があります。 しかしながら、例年になく古傷の怪我の状態も全く問題ありません。 シーズン後半に向けて今後改めて練習を励み、課題克服に向けて練習し続けていきます。

今後の予定は以下の通りです。
◆ 2/12~15 岩手・花輪スキー場にて合宿
◆ 2/16~19 JISSにて低酸素生活・フィジカル強化合宿
◆ 2/20~3/15 USワールドカップ・韓国平昌アジアカップ遠征
◆ 3/20~23 ジャパンパラリンピック大会(白馬八方尾根、アジアカップ)

大会シーズンも早いもので、これから後半戦となります。 4年毎開催のパラリンピックは毎回3月に開催されますので、3月にピークを持っていくことを念頭に置きつつ、練習と大会出場を継続していきます。

引き続き、このような競技活動に従事できますことを感謝し、全力で自分自身の成長に向けて課題に向き合い、取り組んで参ります。

今後とも応援のほど、何卒よろしくお願い致します。

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5人の座位、2人の立位 計7名の選手です。(後列右が小池です)
写真(SAJD提供)

★What‘s 障がい者アルペンスキー★

<ハンディ制度について>

私たちは、「Standing(立位)」、「Sitting(座位)」、「Blind(視覚障がい)」の三つのカテゴリーに分かれ、それぞれメダルを争います。

私の障がいの片手麻痺は、ストックは一本、二本スキーで立って滑る立位カテゴリー。 その立位カテゴリー内でも、片足で一本スキーにて滑る選手、片足切断でも義足にて二本スキーで滑る選手、両腕切断でストックは持たずに二本スキーにて滑る選手と、それぞれ障がいの程度とスキー用具は異なります。

そのため、それぞれの障がいに細かくハンディとなる係数を設け、計算タイムで争います。
(例:私はもっとも軽度の障害のため、ハンディが無く、実測のタイムです。ハンディとなる係数は100%。例えば片足で一本スキーの選手は種目により係数94%~97%ですが、1分のコースで5秒~7秒速く滑らないと私は勝てません。このような係数をそれぞれの障がいに設けて、争っています。)


JTBコミュニケーションズ
小池 岳太

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