旅を通じて家族に伝える感謝の気持ち ~Bridging the Dreamキャンペーン第4弾 家族全員で過ごす約束の旅 山梨編~
JTBは、2020年に向けて、「Bridging the New~つながれば、はじまる。~」をスローガンに掲げた活動を展開してきました。
その一環として、2019年春に「あなたの夢、叶えます! Bridging the Dream」キャンペーンを実施。
全国から集まった多くの応募から、JTBが旅のさまざまな可能性を活かし、自分や家族、仲間たちと共につなぐ、5つの夢の実現をお手伝いするというものです。
第4弾となる今回は、「みんなそろって旅行をしたい」という家族の夢を実現した、ラグジュアリーバスの旅に密着しました。
≪応募動機≫
「いつか行きたいね」ではなく、「今、家族の思い出を残そう」
「女手ひとつで私と妹を群馬の田舎から横浜の大学までだしてくれた母。いつも感謝の気持ちでいっぱいです。これを機に家族全員で旅行に出かけて、楽しい思い出をつくってあげたいと思いました。」――と語る柳原久美子さん。
JTBの公式サイトから当キャンペーンを見つけ、すぐに応募してくださったそうです。
久美子さんとお母さんと妹さん。
小さい頃から支えあってきた3人は、とても強い絆で結ばれています。
特に妹さんは、ご結婚されるまで毎年お母さんと年末年始に海外旅行へ出かけるほどの仲良し。
親子であり、旅仲間でもあり、かけがえのない存在となっていました。
また、久美子さんのご家族は旦那さんのご両親とも仲が良く、普段からお互いを気遣い世帯を超えて支えあっています。
特に久美子さんが子育てをしていた時はとても助けられたそうです。
「私の母は毎週金曜日に泊まりに来て、土曜日の仕事が終わるまで子どもたちの相手をしてくれましたし、夫の両親は保育園に毎日お迎えに行って夕飯を食べさせてくれました。仕事を続けられたのも、家族みんなのサポートがあってこそです」。
しかし、お子さんの成長とともに、家族が集まる行事が自然と少なくなっていきます。
「だからこそみんなの体調が良く元気なうちに、全員での思い出をつくりたいと思いました。そして“いつか行きたいね”ではなく、“今行きたい”と思い、応募を決めました」。
家族9人みんなで旅行に出かけるという高いハードルはありましたが、そこにもう迷いはありませんでした。
≪旅を終えての感想≫
家族9人で過ごす、ラグジュアリーバスでの上質な時間
どんな旅行にするか考える上で、久美子さんが重視されたのは移動の負担を少なくすること。
たくさんの場所を見て回るのも楽しいですが、今回は家族水入らずの特別な機会です。
そのため体力的な心配をせず、ゆったりと過ごせる旅行を理想とされていました。
そんな久美子さんのご希望に沿い、山梨の大自然をご家族で楽しむ豪華ラグジュアリーバスの旅行が計画されました。
ご利用いただいたバスは、JTBの「ロイヤルロード・プレミアム」。
通常は45人ほどの座席が設けられる大型バスの空間に、本革の大型シートがゆったりと並び、その客席数はわずか10席というラグジュアリーバス。
9名でご旅行の久美子さんご家族にはピッタリです。
また、全席が窓に面した設計になっているため、みなさん一人ひとりが、しっかりと車窓観光を楽しんでおられました。
バス内ではバスガイドさんの案内を聞きながら、旦那さんのお母さんがむいてきてくれたリンゴをみなさんで召し上がっていました。
家族のつながりというのは目に見えるものではありませんが、みなさん和気あいあいとしたご様子。
「今回のラグジュアリーバスは、広々としていて横にもなれますし、とてもくつろげました。家族全員で参加でき、まさに“陸上のクルーズ”を楽しめて大満足です」と、久美子さんから旅行を終えた感想をいただきました。
JTBのラグジュアリーバス「ロイヤルロード・プレミアム」
国の特別名勝「日本一の渓谷美」と呼ばれる昇仙峡へ
紅葉の溢れる山道を通り、訪れたのは山梨県の昇仙峡(しょうせんきょう)です。
国の特別名勝に指定され「日本一の渓谷美」と呼ばれる昇仙峡は、自然が作り出した絶景を楽しめる山梨の観光地。
現存する県内最古のコンクリートアーチ道路橋である長潭橋(ながとろばし)や、地殻の断層によってできた仙娥滝(せんがたき)など、見どころが多く充実した時間を過ごせます。
今回の旅行では、バスで昇仙峡に向かった後、弥三郎岳(やさぶろうたけ)山頂まで大パノラマが楽しめる昇仙峡ロープウェイを利用。
会話を楽しみつつワイワイと足を運ぶと、日本第一の高峰である富士山、第二の北岳、第三の間ノ岳(あいのだけ)がそろった素晴らしい眺めが待っていました。
また、山頂では縁結び祈願で人気のある八雲神社や展望台を散策。
そして、平成20年1月元旦に命名された「約束の丘」へ。
恋人同士・ご夫婦・ご家族がそれぞれ「出合いの鐘」を鳴らし、「約束の手紙」を書いてポストへ投函すると、1年後に手元に届くとのこと。
縁を司る素敵なスポットばかりの山頂は、今回の家族旅行にぴったりでした。
昇仙峡をたっぷりと楽しんだ後は昼食です。
美味しいご飯と楽しい会話も旅行の醍醐味のひとつです。
個室で気兼ねなく過ごす家族の時間に、笑い声が溢れました。
大正6年創業サドヤワイナリーの地下セラー見学で非日常的なひとときを満喫
その後は、大正6年創業のサドヤワイナリーへ。
約700坪に及ぶ醸造場・貯蔵庫の地下セラーの見学に参加して、樽貯蔵庫や一升瓶貯蔵庫、ワイン作りやブドウ栽培に関する展示などを見学。
ひんやりとした薄暗い地下セラーの雰囲気は、まるでタイムスリップしたかのように当時の情景を思わせます。
スタッフの方へいろいろ質問を投げかけつつ、説明してくださる歴史や豆知識に、たびたび感心の声がもれました。
地下セラー見学の後は、お待ちかねのワインの試飲。
歴史に思いを馳せつつ、ワインを楽しむ家族団らんの時。
みなさんワインには興味津々のご様子でした。
サドヤワイナリーは結婚式場としても人気の場所。
綺麗に整えられたガーデンを歩いて楽しんだり、ショップでご自宅用のワインを選んだり、みなさん思い思いの時間を過ごされました。
≪旅に感じた可能性≫
夢の時間を通じて深まる「家族の絆」
今回の旅行で最も心に残ったものをお聞きしたところ、お母さんと妹さんからは「昇仙峡の美しさ」とお答えいただきました。
なんと、偶然にもお母さんの生まれは、今回訪れた昇仙峡でした。
幼い頃のことなので忘れていらしたそうですが、楽しい旅行の中で、ご両親から聞いた話やご実家にあった写真を思い出されたそう。
「こんなにいいところだったと改めて思えました。何かの巡り合わせでしょうかね?」とお母さん。
さらに久美子さんにもお聞きしたところ、「今回の旅行はどれも素敵な思い出ですが、いちばん記憶に残っているのは家族全員での食事です。妹は結婚して13年ほどになりますが、海外で挙式をしたため、私の夫方の両親に会うのは今回が初めて。挨拶もでき、共通の思い出もつくることができ、素敵な時間を過ごせました。」と言っていただきました。
「旅行中、“私の夢に付き合ってくださってありがとうございます”と家族みんなに伝えたら、“一緒にいい夢をみせてくれてありがとう”と言ってもらえました。」と嬉しそうに語ってくださった久美子さん。
最後に、「今日のこの旅行は、大切な思い出になりました。ずっと忘れません。」と、笑顔で手を振ってくださいました。
今回の応募者様の柳原久美子さん
≪JTB Tokyo2020プロジェクト推進室 室長 久家 実よりコメント≫
今回は、時間が経つにつれ形を変えていった家族が再度集合し、改めてその「絆」を確かめ合い、お互いの存在の大切さを感じながら束の間の休息を過ごされた、4家族のみなさまの夢を叶えるお手伝いをさせていただきました。
私も自分自身に置き換え、家族という唯一無二の存在の大きさを改めて感じさせていただきました。
「Bridging the Dream」キャンペーンにご応募いただいたことに、感謝申し上げます。
2020年、まもなく訪れる世界最大のスポーツの祭典に、JTBは、「Bridging the New~つながれば、はじまる。~」をテーマとして、世界中の方々の「感動」や「歓び」の架け橋となれればと思っております。
これからも多くのみなさまの夢の実現と、その先の素晴らしい未来をご一緒に築けるよう、JTBは旅を通じて想像を超える感動をお届けしてまいります。
ラグジュアリーバスの前でも記念写真