古き良き明治時代と現代を見事に融合
かつてこの地にあった「敷島館」は、17世紀前半創業の老舗旅館でした。建物は明治時代に建てられた入母屋造の木造3階建て。国の登録有形文化財にも指定されていましたが、2002年にその歴史を閉じ、建物は解体。保管されていた建材を使い、当時の建築様式と現在の建築技術を駆使して造られたのがこのお宿です。唐破風の玄関や三階屋根の千鳥破風など、できる限り当時の状態に復元された敷島館は、7階建ての本館と併せて、2019年に「共立リゾート」の四国初の宿としてオープン。こんぴらさんの老舗旅館の佇まいと、レトロモダンな心地よい館内の設えとおもてなし。歴史的景観を守って、文化財の価値を継承しようとする姿勢にも、このお宿のポリシーが感じられるようです。
和の温もりと趣きに寛ぎが加わった居心地抜群のお部屋
館内は素足に心地よい畳敷き。客室は7階建の本館と敷島館に合わせて100室あります。敷島館・本館の和ツインをはじめ、和トリプルデラックス、和フォース、和洋室など、9タイプの客室は、どこも和モダンの趣向をこらしたデザインで寛げます。本館の上層階からは「讃岐富士」とも呼ばれる飯野山や賑わう表参道が見られます。本館最上階の4室のみの和洋室は眺望に加え、開放感のある露天風呂やウッドテラスもありますよ。お部屋には作務衣が用意されていますが、浴衣処で自分好みの素敵な浴衣を選ぶのもおすすめです。また、枕処にはさまざまな素材の枕も用意されています。
華やかな盛り付けで目でも楽しめる会席をご用意
お食事は2階のお食事処「花橘」で。木の温もりが感じられる間仕切りのあるテーブル席です。香川は農産物も瀬戸内海の海の幸も新鮮で多彩。地元の食材を使い、旬を大切にした夕食は、一期一会の心がこもったお料理。お料理に合わせた器も素敵で、一品一品華やかな盛り付けで、目でも楽しめます。季節ごとに内容が変わる釜飯も好評。夜食には、昔懐かしい醤油ラーメンの夜鳴きそばのサービスがあるので忘れずに。
「優雅」プランでお申込みなら、隣接する酒蔵「西野金陵」の地酒セット(300ml×2本)付き。夕食は優雅専用の牛サーロイン陶板焼や伊勢えび、アワビなど贅沢な食材を使用した季節の特選会席をご用意しています。
参拝前に身を清め、参拝後の石段疲れをじっくり癒やす温泉風呂
金刀比羅宮の門前町は、実はこんぴら温泉郷という温泉地です。このお宿の大浴場「智光院の湯」と4つの貸切風呂にも、単純弱放射能泉の「智光院温泉」が引かれています。モダンでありながら和の風情がある大浴場は男女ともに、内湯に寝湯や打たせ湯、サウナ、露天に檜樽風呂と岩風呂を設えています。壱の湯「竹」、弐の湯「檜」、参の湯「岩」、四の湯「陶」の4つの無料で何度でも楽しめる貸切風呂は空いていたらすぐに利用を。夜の湯上り処でのアイスキャンディーのサービスは大好評です。
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