【旅行日数別】オーストラリア旅行に必要な費用はいくら?
オーストラリア旅行の日数は、3泊4日~1週間が人気です。5日程度の滞在だと1都市がゆったりと楽しむことができ、一週間の滞在になると2都市を観光することもできますよ!
人気の各日程についての旅行費用を参考に、自身に合った旅行計画を立ててみましょう。
3泊4日の予算
3泊4日のオーストラリア旅行は、1都市の魅力を詰め込んだ旅を楽しめます!まずは、3泊4日の予算から見ていきましょう。
1人当たり約30万円以上の予算が必要になります。航空券はオフシーズンの場合やピークの場合で7万円(往復)ほど変動するので、渡航予定の時期の航空券はチェックが必要です。
メインでかかる費用は以下の通り。
航空券代:8~15万円(燃油サーチャージ・出入国税込み)
宿泊費:6万円~(2万円~/泊)
現地交通費:6,000円~(1,500円~/日)
食費:4万円~(1万円~/日)
現地観光費:4万円~(5,000~1.5万円/スポット)
レンタルWiFi:3,000円~(1,000円~/日)
雑費(お土産、保険など):1.5万円~
観光スポットの入場料は、5,000円前後のところから15,000円程するところまであります。観光するスポットによっても旅行費用が大きく変動するため、事前に調べて予算を決めておくと良いでしょう。
4泊5日の予算
次に4泊5日の場合の費用はどうなるでしょうか。
1人当たり約40万円以上の予算が必要になります。
メインでかかる費用は以下の通り。
航空券代:8~15万円(燃油サーチャージ・出入国税込み)
宿泊費:8万円~(2万円~/泊)
現地交通費:7,500円~(1,500円~/日)
食費:5万円~(1万円~/日)
現地観光費:6万円~(5,000~1.5万円/スポット)
レンタルWiFi:4,000円~(1,000円~/日)
雑費(お土産、保険など):2.5万円~
5日だと1都市をゆったりと楽しむことができます。3泊4日に比べるとかなり多くのスポットをまわれるので、現地観光費は多めに持っておくと良いでしょう!
1週間の予算
6泊7日(1週間)になると、1人当たり約50万以上の予算が必要になります。
メインでかかる費用は以下の通り。
航空券代:8~15万円(燃油サーチャージ・出入国税込み)
宿泊費:12万円~(2万円~/泊)
現地交通費:10,500円~(1,500円~/日)
食費:7万円~(1万円~/日)
現地観光費:10万円~(5,000~1.5万円/スポット)
レンタルWiFi:7,000円~(1,000円~/日)
雑費(お土産、保険など):4万円~
1週間ともなると予算がかなり大きくなります。物価が高いので、現地観光費が大きくなることに注意しましょう。1週間の滞在だと2都市を楽しむことができますよ。行きたい都市を2つ選んで、旅の計画をしてみましょう!
オーストラリア旅行にかかる費用の内訳
ここからはオーストラリア旅行にかかる費用を内訳ごとに細かく見ていきましょう!航空券や宿泊費はもちろん、現地交通費や食事代を合わせると思った以上の出費となることもあります。旅行に必要な予算を把握して、旅程を組み立ててみてください。
航空券代
オーストラリアへの往復航空券は、利用する航空会社や時期によって大きく変わってきます。時期としてはオーストラリアの冬季である6月が安く、往復8万円~ですが、12月や1月は往復20万円~が相場です。
直行便の所要時間は、ケアンズなど日本から比較的近いエリアは7.5時間、パースやメルボルンなど遠いエリアは10時間以上かかります。
オーストラリア旅行で航空券代を抑えたい場合は、LCCや経由便を選択するのも良いでしょう。LCCや経由便を活用すれば、往復5~6万円程度に費用を抑えることができます。しかし、経由便は所要時間が直行便の倍以上かかってしまう点には注意が必要です。
また、燃油サーチャージ代と出国税は別途徴収される可能性があります。1人当たり、燃油サーチャージは往復で66,000万円、出国税は6,000円で計算しておきましょう。
ホテル代
オーストラリアでの宿泊費は、ホテルのグレードや立地によって異なります。スタンダードなホテルをベースにすると、1泊約2万円で考えておくと良いでしょう。シドニーなど大都市の場合は、スタンダードなホテルでも1泊3万円~と少し高い値段設定です。
シティホテルは、1泊1万円~2万円程度で、スタンダードホテルやスーペリアホテルは2万円~3万円前後。リゾートホテルや高級ホテルになると、1泊50,000円以上かかります。
ホテルのタイプ別・予算の目安
シティ(エコノミー)ホテル:約10,000円~/泊
スタンダードホテル:約20,000円~/泊
スーペリアホテル:約30,000円~/泊
高級ホテル:約50,000円~/泊
現地の交通費
現地の主な交通手段としては、鉄道・トラム・バスといった公共交通機関やタクシー、レンタカーがあります。
値段設定が比較的似ています。電車はほぼ日本と同じ運賃で、トラムやバスは時間や区間によっては無料の場合があるのでチェックしておくと良いでしょう。「Myki」という交通系ICカードがあり、購入しておくとスムーズに観光できますよ。
タクシーは初乗り料金が$3.60からで、1kmごとに$2.73加算されて行きます。週末や夜の時間帯は初乗り料金が高くなるので注意が必要です。Uberも対応しているので、用途によって使い分けましょう。
オーストラリアではレンタカーでの移動も可能です。1日あたり約$50で日本円だと5,000円前後で借りることができます。レンタカーの運転には、日本の運転免許証とパスポートのコピーもしくは国際運転免許証が必要で、そのほかにもレンタルする会社により条件などもあるため事前に確認すると良いでしょう。
レンタルWi-Fi
オーストラリア旅行時のインターネット接続手段として、レンタルWiFiの利用が便利です。4Gの通常プラン(300MB/日)でWiFiルーターをレンタルする場合、1日1,000円程度で借りることができます。1つ借りてしまえば、旅行者全員で利用できるので便利です!
5G対応のWiFiや、通信容量無制限のプランだと料金がさらに高くなり、1日約2,000~3,000円かかるため注意しましょう。空港で現地のSIMカードを購入する方法もありますが、短期の旅行ならレンタルWiFiの方が手続きが簡単でおすすめですよ!
現地観光費用
現地観光でかかる入場料などの費用についての解説です。観光スポットを巡る旅行か体験型アクティビティを満喫する旅行かによって現地観光費用の予算が大きく異なります。
観光スポットは、1スポットあたり約5,000円で、人気スポットのオペラハウスやエアーズロック(ウルル)の入場料もこの価格帯です。ブルー・マウンテンズ国立公園など一部の観光スポットは入場料が無料のところもありますよ。
体験型アクティビティは、1つ体験するのに約15,000円かかります。ハーバーブリッジクライムやグレートバリアリーフでのシュノーケリングなどがあり、かけがえのない体験ができるのが魅力!費用は少しかかりますが、忘れられない思い出が作れますよ。
主な観光地の入場料・費用
オペラハウス見学:AU$42.00
エアーズロック(ウルル):AU$38.00
ブルー・マウンテンズ国立公園:無料(公園内の施設利用は別途費用有)
ハーバーブリッジクライム:AU$168.00
グレートバリアリーフのシュノーケリング:AU$150.00
食事代
オーストラリアの食費は、朝食・昼食はAU$20程度、夕食はAU$40~50が目安になります。為替の変動もありますが、日本円だと1日当たり1万円で計算すると良いでしょう。
朝食はカフェでパンケーキやトーストにコーヒーや紅茶を飲むのが主流で、オーストラリアでは朝食からガッツリとお肉を食べることもあります。朝食は昼食よりかかる場合もあり、ガッツリと食べる場合はAU$30程度で考えておきましょう。オーストラリアの朝食文化をぜひ体験してください!
昼食はサンドイッチやパスタなどが一般的で、AU$20の予算が目安となります。シドニーではランチ・クルーズがあり、美しいシドニー湾を眺めながらランチを味わえますよ。
夕食は、シーフードとお肉がおすすめで、予算はAU$40~50が目安です。オーストラリアで有名な料理には、ロブスターやオージービーフ、カンガルーやラムチョップなどオーストラリアならではの食材を使ったものが多くあります。オーストラリア特有の食材をぜひ堪能してみましょう!
オーストラリア旅行ツアーで行くといくらかかる?
JTBでは、オーストラリア旅行のツアー商品を提供しています。航空券代や宿泊費、現地観光費や食事代も含まれるツアーを予約すれば、予算がすぐにわかるので計画が立てやすいですよ。
「ルックJTB」のプランなら、キャンセル料サポートや旅の疑問を相談できるサポートが充実しています。
添乗員同行ツアーから、航空券とホテルを自由に組み合わせられるパッケージまで様々なスタイルがあるので、ぜひ予算と相談しながらご検討ください。
現地観光を楽しめるオプショナルツアー
現地観光を楽しめる、オプショナルツアーを旅程に追加するのもおすすめです。日本語ガイド付きのツアーなら、オーストラリアの魅力をより深く知りながら楽しく観光できます。
グレートバリアリーフやエアーズロック(ウルル)をはじめ、オーストラリアには自然と文化が魅力的な世界遺産が多数あります。世界遺産観光では、観光のルールを守る必要があるため、ガイド付きのオプショナルツアーに参加するのがおすすめ!
オーストラリア旅行のベストシーズン
オーストラリア旅行のベストシーズンはエリアによって異なりますが、基本的には9月~11月の春と3月~5月の秋は気候が穏やかで観光に適しています。
・シドニーとメルボルン(南東部): 春(9月〜11月)と秋(3月〜5月)がベストシーズン。快適な気温で観光やアウトドアアクティビティにおすすめ。タマラマビーチで海水浴をするなら夏(12月~2月)に行くのもいいですね!
・ブリスベンとゴールドコースト(東海岸): 春と秋がベスト。乾季である5月~10月も観光に適しています。夏の海水浴ももちろんおすすめですよ!
・ケアンズとグレートバリアリーフ(北東部): 乾季の5月~10月がベストシーズンです。グレートバリアリーフは波が比較的穏やかで水の濁りが少ないとされる10月~11月がおすすめ。水温が高く、シュノーケリングやダイビングにぴったりですよ!
・パース(西部):このエリアも春と秋がベストです。ワイルドフラワーが見頃を迎えるため、8月~10月ごろが最も賑わうおすすめのシーズン!
・エアーズロック(ウルル):オーストラリア中央部は砂漠に近い気候で酷暑の夏を避けて、秋の終わりから春の始め(5月~9月頃)に行くのがおすすめです。冬は夜の冷え込みが激しく0℃まで下がることもあるので、服装の準備も欠かさず行いましょう。
JTB社員が教える!オーストラリア旅行で役立つ現地情報
旅行にかかる費用以外にも、現地に言ったら必要になる文化や観光マナー、治安など気になるところはたくさんありますよね?そんな人は必見のオーストラリアの基本情報を一緒にチェックしていきましょう!
物価はどれくらい?
オーストラリアの物価は、日本と比べると全体的に高い傾向にありますが、少し高い程度です。また、地域によって物価の違いがあり、観光地を含む都市・エリアではかなり物価が高い場合があるので注意しましょう。
■食料品
・パン: AU$2〜$4(約200〜400円)。
・牛乳(1L): AU$1.50〜$3(約150〜300円)。
■外食
・カジュアルなランチ: AU$15〜$30(約1,500〜3,000円)。
・ディナー: AU$30〜$50(約3,000〜5,000円)。
■交通費
・タクシー初乗り料金: AU$3.60(約360円)。
・公共交通機関の1日乗車券: AU$10〜$20(約1,000〜2,000円)。
・レンタカー:AU$50(約5,000円)。
食料品や外食費は日本よりやや高い印象を受けるかもしれませんが、交通費は日本より安い場合も多いです。トラムやバスは無料の区間もあるので、事前にチェックしておきましょう!
チップは必要?観光地でのマナーは?
海外でよくあるチップ文化や現地で気を付けるべきこと、観光地でのマナーを見ていきましょう。
まずはチップについてです。オーストラリアでは基本的にチップは必要ありませんが、良いサービスに対して感謝を示すために10%程度を残すことがあります。また、カジュアルなレストランやカフェでは支払い時に端数を丸め、高級なレストランでは10%程度のチップを置くことが一般的です。
次に観光地でのマナーについて確認しましょう。エアーズロック(ウルル)やグレートバリアリーフなど文化遺産や自然遺産を観光する場合は、特に注意が必要です。エアーズロック(ウルル)は、先住民アボリジニの聖地であるため、写真撮影や現地での行動など先住民の文化を尊重した対応は必要になります。またグレートバリアリーフなどの自然保護区域では、環境を保護するためのルールが決められているため、ルールを遵守することが重要です。
オーストラリアは安全?治安の良さについて
オーストラリアは政治的に安定しており犯罪率も低く、安全に観光を楽しむことができます。しかし、都市部ではスリや置き引き、ひったくりが多発しているため、スリ対策は欠かさず行っておきたいところです。
また、オーストラリアは公園や道端での飲酒や喫煙が禁止されており、厳しく罰せられるので注意が必要です。交通ルールも厳しいため、レンタカーを運転する場合には気を付けておきましょう。
オーストラリアの水は安全?水道水や水質について
オーストラリアの水(水道水)はWHOの安全基準を満たしており、飲料水として飲むことができます。しかし、日本の水に慣れている場合は少しおいしくないと感じることもあるようです。
水道水は、硬水(仕ドニやメルボルンは軟水)の地域も多く直接飲むと胃を痛めることもあるので注意が必要です。ペットボトルで販売されている水はほとんど軟水のため、水の高度が気になる場合はペットボトルの水を買うことをおすすめします。
オーストラリア旅行が安い時期はある?安く抑える方法
オーストラリアは、冬にあたる5月から9月がオフシーズンとなり、この時期は航空券や宿泊費を安く抑えることができます。それだけでなく、観光地が混雑しないため、ゆったりと観光を楽しめますよ。
エアーズロック(ウルル)は、冬の時期だと酷暑を避けて観光することができおすすめです。朝と夜は冷え込むため、寒さ対策は必須なので注意しましょう。