ベトナム・ハノイの楽しみ方と過ごし方
羽田空港からハノイへの直行便も就航して、ますます行きやすくなったハノイ。少し前まではビジネス客が多かったのですが、最近はベトナムのかわいい雑貨を探すショップ巡りや、ベトナムグルメを楽しむ人たちがぐっと増えています。いつ行っても活気溢れるハノイの見どころや気候など、JTB現地スタッフがご紹介します。
ベトナムハノイの基本情報
ハノイはどんな都市?
ハノイは、ベトナムの北部にある歴史ある街。フランス統治時代の名残が今なお漂っていて、当時の建物や街並みがあちこちに残されています。首都として国の行政機関などが集まっているので、何となくビジネスのイメージも強いですが、街なかはバイクなどが行き交い活気にあふれ、とても賑やかです。
日本からハノイへの行き方
ハノイは、東京国際空港(羽田空港)からの直行便が2014年7月から始まり、今では毎日2便、週14便と、首都圏の人はもちろん、地方空港からもいっそう行きやすくなりました。もちろんそのほかにも関西空港(週7便)、中部国際空港(週7便)、福岡空港(週2便)の各空港からも直行便があります(2014年10月現在)。飛行機での所要時間は約5時間、日本との時差はマイナス2時間(日本より2時間遅くなります)。ハノイは、日本から訪れやすい都市なのです。
ハノイの気候
ハノイの気候は主に雨季と乾季に分かれています。
1~3月=乾季(涼季)
最低気温は7~12℃、最高気温も16~20℃と寒くなりますので、防寒しましょう。雨はあまり降りません。3月頃から少しずつ暖かくなり、春が訪れます。
4~6月=乾季(暑季)
24℃くらいから6月頃には30℃近くになります。気温の上昇するようになると、少しずつ蒸し暑くなってきます。
7~9月=雨季
気温30℃以上になり雨が多くなります。とても蒸し暑い日が続くので、熱中症などに注意が必要です。
10~12月=乾季(涼季)
雨が少なくなり気温が下がります。10月は最高25℃くらいですが、12月には18℃程度で最低気温は10℃を下回るようになります。11月頃から湿度がぐっと下がり、過ごしやすくなります。
ハノイで外せない見どころは?
ホーチミン廟
建国の父ホーチミンの遺体が安置されています。1975年の建国記念日に合わせて建立されました。遺体の見学は1日1回のみで、内部では私語や写真撮影は禁止。また露出の多い服装も避けた方がいいでしょう。大教会から車で約10分。
ホアンキエム湖
ハノイの中心にある周囲約2kmの湖。人々のオアシス的存在で、湖の周辺には史跡、歴史的建造物、博物館などが集まっています。
玉山祠
湖の真ん中のゴックソン島に建つ祠。13世紀に建てられ、1865年に現在のような姿になりました。島と岸とを結ぶ棲旭橋は鮮やかな朱色です。13世紀に元を倒したチャンフンダオ将軍などが祀られています。
オペラハウス
フ ランス統治時代の建造物で、1901年から10年の歳月をかけて建てられました。パリのオペラ座を模した劇場で、現在でも演劇やオペラが上演されていま す。観賞券を買えば中に入れます。また上演日には、日没時からライトアップされ、夜空にひときわ美しく映えます。ホアンキエム湖玉山祠から徒歩約20分。
文廟
1070年に孔子を祀るために建立されました。別名孔子廟。1076年にはベトナム最初の大学として開校し、1779年まで優れた人材を輩出し続けました。合格祈願などで訪れる人も多いとか。
ホーチミン廟から徒歩約20分。
旧市街
ホ アンキエム湖の北側に広がる約1kmのエリア。1000年以上続く歴史ある商業地区で、フランス統治時代の雰囲気が今も残っています。細い道が入り組み、 道の両側にはさまざまな店がぎっしりと並んでベトナムっぽい情緒が漂います。通りごとに売られる商品が違います。ハンチエウ通りはござやバッグ、ハンザイ通りはお菓子、布製品などはハンガイ通り、などです。
大教会
1886年に建造されたハノイ最古 の教会。1912年に現在の双塔のネオ・ゴシック様式に改築されました。内部はおごそかな空間でステンドグラスが美しい教会です。ミサの時には多くの人が 礼拝に訪れています。教会前のニャートー通り周辺には、おしゃれなカフェやショップが並んでいて人気です。
ハノイはこれだけでなく見どころがいっぱいあります。JTBでも午前発の半日観光ツアーや夜のイブニングハノイ観光のツアーなどをご用意しています。いずれのツアーも日本語ガイド付き、また車で効率よく回りますので、夜なども安心して観光できるのが魅力です。旅のご参考にどうぞ。