訪問できるのは1年の半分のみ!憧れの秘境シミラン諸島

JTBタイ支店
Rattiya

タイ周辺の海は、世界でも有数のダイビングスポット。レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」で、ロケ地となって世界的に有名になったピピ島やサムイ島からボートでいくタオ島など、多くのダイビングファンで1年中賑わうポイントがいくつもあります。
中でも最近注目を集めているのが、プーケットから行く「シミラン諸島」。1年中行ける他のポイントと異なり、シミラン諸島へ行けるのは11~5月の乾季の間のみ。シミラン諸島の魅力をJTB現地スタッフがご案内します。

乾季のみ行ける楽園

プーケットの北西約100km、アンダマン海に点々と浮かぶ小さな9つの島、シミラン諸島。南北に細長く連なっていて、諸島の周囲約140kmに渡って国立海洋公園に指定されています。
乾季に入って波が穏やかになってくると、水深30mまで見える、と言われるほど透明度が高くなります。
ダイビングファンの間では世界的に知られ、とても人気のある海域ですが、シミラン諸島に行けるのは11月~5月上旬の乾季のみ。国立公園周辺の自然環境を保護するため、そして雨季にはアンダマン海は風の影響で荒れやすく、渡航が困難になるためです。
ですからダイバーたちは、乾季が訪れるのを心待ちにします。そして晴天が続き風が安定する乾季になると、こぞってシミラン諸島へのクルーザーに乗り込むのです。
本格的なダイビングの場合には、クルーザーに宿泊しながらシミラン諸島に加え、さらに南北に連なる島や岩礁も回ったりします。
けれどももっと手軽なワンデイクルーズで、シュノーケリングを楽しむこともできます。本格的なものはムリだけど、美しい海中の景色を覗いてみたい…そんな人はぜひ日帰りにトライしてみては。

まずはシミラン島へ



シミラン諸島の9つの島のうち、最大の島が北から2番目のシミラン島です。
ワンデイトリップでは、まずこの島を目指します。島周辺の海岸はほどよい深さで手軽にシュノーケリングを楽しめますし、また、高台の上に絶妙なバランスで載っている大きな岩があり、「セイルロック」と呼ばれちょっとした観光スポットになっているのです。
プーケットを早朝出発したら、島と橋でつながる本土へ北上し、シミラン諸島へのボートが出るカオラックへ。カオラックから約1時間でシミラン島に到着です。

この透明度!

シミラン島の「セイルロック」は、絶妙のバランスで高台に大岩が静止しています。

アイランドホッピングで大物も!?

ワンデイクルーズといっても、北端の島から南側の島まで、いくつかの島へ立ち寄ります。ビーチ沿いの浅いサンゴ礁エリアもあれば、島の沖に停泊して、少し深い海へ入ってみることもあります。沖では、コブダイなどの大物などに出合うチャンスもありますよ!
シミラン諸島周辺は、島だけでなく岩礁や巨大な岩などが海底に連なっていて、海の中の景色もバラエティ豊か。島をいくつも回っても飽きることはほとんどないでしょう。運がよければ、魚の大群に出合うこともあるかもしれませんね!

注意点は?



ボートでの移動になりますので、船酔いを心配される方もいらっしゃるかもしれません。多くのツアー会社は、酔い止めの薬を用意していますが、不安な方はご自身に合った薬を持参されるといいでしょう。
また、プーケットのホテルからカオラックまで、車で1時間以上の移動となりますので、車が苦手な方は早目に酔い止めを飲んでおかれてもいいでしょう。
多くのツアーの場合、シャワーはクルーズから戻ってきたカオラックで浴びることになります。またタオルが用意されていないこともありますので、気になる方は着替えとともにタオルをお持ち下さい。
シミラン諸島へは、移動は少々かかりますが、そこには楽園のような島々が待っています。乾季でしか出合えないすばらしい景色を、ぜひ間近でご覧ください!
シミラン諸島へのワンデイクルーズは、多くの旅行会社からツアーが販売されています。JTBでもおすすめツアーをご用意していますので、そちらもご参照ください!

 

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