タイのピピ島観光 のんびりした時間の楽しみ方
タイの島々は、アンダマンのエメラルドグリーンの海と美しい砂浜で、注目度が年々高まっていますが、中でもピピ島は、その透明度の高さとゆったりと穏やかに過ごせるビーチで、近年リゾートファン大注目となっています。ピピ島の魅力を語り尽くします!
映画「ザ・ビーチ」で一躍世界にファンが!
ピピ島は、アイランドリゾート・プーケット島の南東約45kmにある6つの島々の総称で、リゾート地クラビからも約42km南に位置するため、これ らのリゾートから美しい海を求めて、多くの観光客が訪れます。とはいえ、このピピの島々、ほんとうに小さな諸島で、空港はありません。訪れるにはプーケッ トやクラビから、約1時間半かけて船で向かうしかありません。
以前から、マニアなタイリゾートファンやダイビングファンの間では、その透明度の高い海と美しい砂浜、断崖の続く石灰岩が描く独特の地形で知られていたピピ諸島ですが、その人気を決定づけたのが映画「ザ・ビーチ」。
ハ リウッドを代表する俳優レオナルド・ディカプリオが主演して話題となりました。物語は、旅行者の間でまことしやかに語られる伝説のビーチを、ひょんなこと から伝え聞いた主人公(ディカプリオ)とその友達が、次々と事件に巻き込まれていく…というサスペンスで、その伝説のビーチのロケ地となったのが、ピピ諸島の中の無人島、ピピ・レ島のマヤベイです。大ヒットしたこの映画のおかげで、ピピ島の名はダイビングファンやタイフリークだけでなく、世界のアイランド リゾートファンに知られることになったのです。
ただ青い海と砂浜を満喫する1日
ピピの島々の観光の拠点となるのは、諸島中最大のピピ・ドン島のトンサイベイ。
プーケットやクラビからのツアーの船の発着と なる浜で、さまざまなショップが立ち並び日帰りの観光客で賑わうエリアです。島のどのビーチもきれいですが、特に美しいのが島の西端のロングビーチ。美し い砂浜とのんびりとしたバンガローが並ぶ穏やかなビーチです。ただしビーチに行くにはロングテールボートと呼ばれる、小さなボートをタクシー代わりに訪れ るしかありません。
ピピ・ドン島のビーチへの移動は、通常、ロングテールボートをチャーターして海からビーチに入るしかありません。島だからボートは重要な足…という側面もありますが、そもそも島に車がほとんどありません。島民も観光客も、車に乗らないのです。いや乗れないのです、車そのものがないですから。
では移動はどうするのか、と言いますと、歩きます。そして自転車です。スーツケースをいくつも持ち 込んで長期間滞在するヨーロッパ系のアイランダーたちの、そのスーツケースはどう運ぶかといいますと、何とリヤカーです。事前にホテルに頼んでおけば、ト ンサイベイまでスタッフがリヤカーを引いて、待っていてくれるのです。
車社会にいる私たちには、一見不便にしか思えない「車のない島生活」ですが、ほんの少し滞在してみると、その、逆の意味での快適さを感じるかもしれません。
シュノーケリング三昧の1日もアリ
道路をのんびり歩いても、車にクラクションを鳴らされたり脇へ追いやられたりすることがありません。猛スピードの車に恐怖を感じることもありません。エンジ ンの音も排気ガスもないのです。気を付けなければいけないのは、荷物を運ぶリヤカーにぶつけられないこと、くらいでしょうか。
この、不便な快適さ、とも言える穏やかな時間を、ぜひ楽しんでみてください。
「ザ・ビーチ」の舞台となったピピ・レ島マヤベイは、ピピ諸島の中でも抜群の透明度で知られるシュノーケリングスポットです。あまりにも有名になったため、マヤベイへはたくさんのロングテールボードが訪れて観光客で賑わうようになったため、映画の、いかにも秘境・・・な雰囲気とは若干違うかもしれませんが、海とサンゴ礁とそこに生きる魚たちのすばらしさは変わりません。
マヤベイの少し先にあるモンキービーチもシュノーケリングスポットです。モンキービーチはその名のとおり、お猿がたくさんいるビーチです。お猿は観光客にも慣れたもので、そこら中で毛繕いをしたり昼寝をしたりしているのがおもしろいですよ!
ボートから海へ飛び込めば、まるで魚になったような錯覚を楽しめるかもしれませんね!
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