世界最大級のビーチパーティー、フルムーンパーティーへ行ってみよう！（2024年最新版）

パンガン島のフルムーンパーティをご存じでしょうか？サムイ島の北、船で30分に位置するパンガン島で月に1度、満月の夜だけ行われるレイブパーティのことです。この日には大いにはしゃいで楽しみたいファンが世界中から押し寄せるのです。

パンガン島は、サムイ島からフェリーで約30分。入り組んだ入り江や浜を多く持つ島で、タイの島々の中でも特にビーチの美しさで知られています。そんなパンガン島を今一番有名にしているのが、月に1度満月の夜だけ楽しめるレイブパーティです。

パーティが開かれるのは島の南端にあるリンビーチ。パーティの前日ともなると、島のホテルやバンガローは、タイ人はもちろん、この日を楽しみにやってきた世界各国からの観光客で満室続出！当日になると、島の玄関口であるトンサラ港に、パーティ目指してやってくる方で溢れかえります。

1度のパーティで1万～3万人参加する、とも言われていて、ヨーロピアンもアジアンも、もちろんジャパニーズも大はしゃぎです。

フルムーンパーティとは1990年代後半にリンビーチで数人のDJが満月の夜にオールナイトのDJプレイを始めたのがきっかけです。当時は周辺のバンガローに滞在していた旅行者たちが1000人程度集まり、DJのプレイに踊り明かしていたそうです。

今やリンビーチにはオープンエアなバーやクラブが建ち並び、パーティ当日の夕暮れ時になると人が続々と集まってきます。ビーチに向かう道に設けられたゲートで入場料（100バーツ、2024年現在）を払い、入場券代わりのリストバンドを付けてビーチに向かいます。

現在、DJがプレイしたり踊れたりする「アリーナ」を設置しているバーやクラブは12店舗。リストバンドがあればどのアリーナに顔を出してもエントランスフィーは必要ありません。飲み物代だけを支払えばいいので、クラブやバーを何軒もはしごする猛者も大勢います！

パーティが盛り上がり始めるのは、夜11時過ぎから。プレイされている音楽もさまざまですので、好きなジャンルのアリーナやDJブースへ行き、踊って楽しめます。

ビーチではファイヤーショーなども行われているので、それを眺めてもよし、疲れたらビーチに座って夜の海を眺めるもよし、楽しむのにルールはありません。パーティは空が明るくなって日が昇るまで続きます。

ドリンクはバケツ！？

飲み物はビールが80～100バーツ、カクテルドリンクが120～150バーツくらいですが、みんなが飲んでいる、フルムーンパーティならではのものがあります。直径15cmほどのおもちゃのバケツに、タイのウイスキー、あるいはスコッチ、ウォッカの小さなボトル、アイスとコーラ、あるいはレッドブルなどが詰め合わせ（？）になって売られているのです（1つ200バーツ）！

これをバケツの中でお好みにカクテルを作り、5～6本のストローで、みんなで頭を突き合わせながら飲むのがリンビーチ流！タイ産ウイスキーのバケツの方がスコッチやウォッカより少し安くなっています。

フルムーンパーティ
満月の夜に毎月1回開催
HP（英語）：https://fullmoonparty-thailand.com/schedules/

パンガン島へ行くには、サムイ島からフェリーで向かうのが一番簡単です。バンコクからであれば飛行機でサムイ島に行き、サムイ島メナム港からパンガン島のトンサラ港までフェリーに乗るのが一番わかりやすいルートです。サムイ→パンガン間は30分程度です。しかし、前述のようにパーティ当日は大変な混雑が予測されますので、前日はサムイ島に宿泊して、時間に余裕を持って船に乗った方がいいかもしれません。個人で行くのに不安を感じる方は、日本語ガイドが案内してくれるツアーの用意があります。

サムイ島は島そのものにも多くのリゾートホテルが並んで、ビーチやシュノーケリングを楽しめるリゾートアイランドですが、周辺の島々へ行く拠点となる島でもあります。パンガン島だけでなく、パンガン島からさらに船で30分のシュノーケリング・パラダイス、タオ島やコーラル島、国立海洋公園にも指定されているアントン諸島などさまざまにアイランドホッピングを楽しめます。