リバークルーズとリバータクシーで一味違うシンガポール観光
その昔、シンガポール川を航行していた荷物運搬船バンボートを模したボートに乗って、シンガポールリバークルーズを楽しみませんか。シンガポール川は、近代シンガポール建国の父とよばれるスタンフォード・ラッフルズ卿が19世紀初頭の上陸した記念すべき場所。
マリーナベイに注ぐシンガポール川沿いのボートキーやクラークキーは、昔ながらのショップハウスと背後の近代的な高層ビル群がシンガポールらしい風景を作りだしています。川沿いにはレストランやバー、カフェなどおしゃれでカジュアルな飲食店がずらりと並び、観光客や近くのオフィスビルで働く地元の人々らで大いに賑わうナイトスポット。夜になれば、色とりどりのネオンが川面に写し出されキラキラとゆらめきます。
水上からのシンガポール観光を、JTB現地スタッフがご紹介します。
リバークルーズでシンガポール川を楽しむ
マリーナベイに注ぐシンガポールリバー。人気の観光スポットになっているマリーナベイ地区は建築物を眺めるだけでも楽しく絵になる光景。リバークルーズでは、マリーナベイを1週してシンガポール川をボートキー(Boat Quay)、クラークキー(Clarke Quay)、そしてロバートソンキー(Robertson Quay)までいくつもの橋の下を航行して遡り、乗船ポイントまで戻ってくるというルート。
河口のマーライオン像や通称ドリアンで親しまれるエスプラネードをはじめ、巨大観覧車、蓮の花を模したアートサイエンスミュージアム、まるで宇宙船のような建物マリーナベイサンズ、そしてシンガポールの歴史的建造物で、かつての中央郵便局だったフラトンホテルと背後の高層ビル群などその眺めは圧巻。マーライオン像を真正面から見るなんていうことも出来てしまいます。
また、オープンテラスのレストランやバー、アジア文明博物館やラッフルズ卿のモニュメントなど川沿いの見どころも多く、遊歩道から見るのとは異なる風景が楽しめます。
現在、シンガポールリバークルーズ(Singapore River Cruise)とウォータービー(Water B)の2社がリバークルーズを行っており、ルート上にある複数の乗り場(Kiosk)から乗船可能で、チケットを事前購入する必要はありません。いずれも所要時間は約40分、朝8時から22時(週末と祝祭日は朝9時から)まで、20~25分間隔でリバークルーズは運航されています。料金は大人S$25、子供S$15(3~12歳)。クルーズ船内では英語による音声アナウンスと映像などで川沿いの見どころなどが紹介されます。
コスパに優れたリバータクシー
より低コストで、シンガポールリバークルーズの雰囲気を楽しむなら、週日の朝と夕のみ運航されているリバータクシーを利用するのもおすすめ。リバークルーズ同様に2社がリバータクシーを運航中。両社ともに月曜~金曜の朝8時~10時と17時~19時の間、約10分間隔でサービスを提供。週末と祝祭日は運休です。区間乗船運賃はS$5。ルートは2社ともほぼ同じでマリーナベイとロバートソンキーを結び、この間、複数の乗船ポイントが設置されています。
例えば、マリーナベイだと、シンガポールリバークルーズでは、マリーナベイのマーライオン像の向い側、エスプラネードシアター・オン・ザ・ベイ前から、ウォータービーは、マリーナベイのクリフォードピアから乗り込めます。シンガポールリバークルーズのタクシーはez-Linkカードで支払うことも可能。
シンガポールリバー沿いのボートキーやクラークキーなどシンガポールの夜景はとても煌びやか。川沿いの遊歩道から見るのとは異なる夜景や風景が、リバークルーズで楽しめるはず。いずれの乗船ポイントもMRT駅の近くにありますので、乗り継ぎも便利です。
JTBでは現地発着ツアーを各種取り揃えています。ご参考まで。