シンガポールのんびりお散歩コース2 ~シンガポール・アート・ミュージアム、プラナカン博物館~


ケンケン

MRTのBras Basah駅周辺は、教会や美術館がたくさんあり、一度にシンガポールの歴史を学べるスポットになっています。今回は、Bras Basah駅周辺を散歩しながら、シンガポールの歴史や文化に触れてみました。

看板さえもアート

シンガポール・アート・ミュージアム



まずは駅の出口すぐ横にある、「シンガポール・アート・ミュージアム」に入ります。外観は一瞬「教会かな?」と思うような、白を基調とした西洋風の建物になっています。昔はカトリックの学校として使われていたそうで、シンガポールに現存する19世紀半ばの建築物としてはかなり貴重なもののようです。

この美術館の展示品は現代アートで、非常に斬新な作品が数多く展示されています。

例えば、教会のような内装をしていながら、天井から爆弾のようなキラキラしたオブジェがいくつもぶら下がっているアートは、遊び心がありながらも、戦争の残酷さを訴えているような作品とも見て取れます。(作者の狙いは定かではありませんが…)

また、台の上にカラフルな人形が何体も折り重なっている作品は、シュールな印象がありますが、まるで人間社会のようだと言わんばかりの皮肉たっぷりの作品と感じることもできるものです。

このような作品の他にも、絵画や部屋全体をアートに見立てた作品など、見応えのある作品が多い美術館です。

プラナカン博物館



アートミュージアムから歩いて約5分の場所に「プラナカン博物館」があります。

プラナカンは、マラッカに移住してきた中国系移民が現地のマレー人と結婚したときの、その子孫たちのことを指すと言われています。彼らは、中国とマレーの文化をベースにアジアやヨーロッパの様々な文化を融合した独自の文化を繁栄させました。館内には、プラナカンの文化の特徴的な食器や装飾品が展示されています。また、博物館の売店では、有名なプラナカン陶器を購入することもできますよ!

この2つの施設以外にも、「シンガポール国立博物館」や「シンガポール切手博物館」、「ミントおもちゃ博物館」などシンガポールの文化に触れることのできる場所がたくさんあります。是非、お散歩をしながら巡ってみてください。

お城のような入口で、メルヘンです。

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