現地スタッフおすすめ、シンガポールで絶対食べたいフルーツ


ケンケン

赤道直下の国シンガポールには、南国らしいフルーツがたくさんあります。ホテルの朝食ビュフェで、食後のデザートとして、市場に行けば、形も色も異なるさまざまな種類のフルーツを見かけますし、デパートやフードコートにも彩りも鮮やかなカットフルーツが並んでいます。
シンガポールでは生活の身近なところにたくさんのフルーツがあって、おやつにスナックのようにして食べられます。日本で買うととても高価な果物であっても、シンガポールではとてもお安いのがうれしい!
今回は、JTB現地スタッフが、シンガポールに来たら絶対食べたいフルーツを紹介します。

果物の屋台。下から2段目の真ん中、ちょうど正面にあるのがドラゴンフルーツです。

東南アジアの定番ランブータン

日本ではあまりお目にかかる機会のないランブータン。丸くて赤い実の回りにヒゲがいっぱいついた果物で、「どうやって食べるの?」と思う人もいるはず。赤い皮の部分を両親指で押しつつ皮を割くと、中から白い実が出てきます。ライチの実にも似た感じです。瑞々しくて、甘酸っぱくさっぱりしています。旬は6~8月頃。

【食べ方】爪などで軽く皮に筋をつけてそこからつるん、と指でむけます。外の鮮やかな赤からは想像できないような真っ白い実が出てきます。

快調!パパイヤ

熟したパパイヤ(=パパイア)は黄色またはオレンジ色をしています。ジューシーで甘いのが特徴。ビタミンCが豊富で、カロテンとの相乗効果で紫外線への抵抗力もアップするとか。また「旅先ではどうもお腹が張ってお通じが...」という人に、パパイヤは断然おすすめ。植物繊維が多く快調(快腸??)です。

【食べ方】大きいサイズなので、カットフルーツのお店などで切り分けてもらうのを食べるのがよさそう。真ん中にキャビアのような黒い種がいっぱい。黒い種を取り除いてオレンジ色の実についている白い繊維(みかんの皮のような白い繊維)を取り好きな大きさにカットします。

見た目の可愛さNO.1マンゴスチン

マレー半島を中心とした東南アジア原産の果物マンゴスチン。「果物の女王」とも呼ばれています。見た目の可愛さでノックアウトされます。室内のインテリア用として数個をバスケットに入れて飾れば素敵なオブジェに。硬い殻(皮)を割ると、白い実が現れます。お味はというと、桃に近い味と表現する人もいます。さっぱりとした甘さが特徴です。

【食べ方】手で触って少しへこむくらいが食べごろ。爪や指の腹を軽く皮に当ててあける。中から白いお肌の実が出てきます。

マンゴスチンの皮から飛び散る赤黒い汁は、洋服などに付着したら非常に落ちにくいので、皮を剥く際は十分に気をつけてくださいね。

独特の香りを楽しむライチ

ライチはジューシーで、少し酸味があるものの、甘くて独特の香りが楽しめます。
ライチはくすんだ赤茶色のやや固めの皮を指で剥ぐと、半透明白色の実が出てきます。種もあるのでご注意ください。葉酸とビタミンCが豊富で、貧血予防や風邪予防、美容にも良いとされているようです。
あの楊貴妃が愛した果物ライチをぜひ、ひとついかがでしょう。

悪名高き(!?)ドリアン

シンガポールをはじめ、東南アジアの人々を魅了するドリアンをぜひ試食してみてください。
新鮮なドリアンほど、臭味がなく、クリーミーで美味しいとのこと。ニオイが強烈なので、ホテルなどの朝食に並ぶことはありません。シンガポール人でドリアンが嫌いという人に会ったことがありません。

そう、果物の王様ドリアン、悪名高きドリアン(!)と呼んでもいいでしょうか。そのニオイといったら、十数メートル先からでもドリアンの存在を察知できます。MRTなどの公共交通機関では、ドリアンの持ち込み禁止マークが見られます。ただし、禁止マーク自体は出てはいますが、実はドリアンだけは持ち込んでも、罰金は科せられないのがまた、注目ポイントです。

今となっては1年中ドリアンをシンガポールで見かけることができますが、実は旬の時期があり、もともと1年に2回しか実になることはありません。6月~8月、11月~12月が一般的にシンガポールでのドリアンの旬と言われています。特に6月~8月の方が、良い収穫高であれば、他の月より安くドリアンを食べることができると言われています。あえて“安く!”と書いたのは、やはり果物の王様なだけに、ドリアンは意外に安くはありません。特に最近は品種改良がされ、様々な品種のドリアンも見かけることができ、とりわけ、「猫山王」(マォーサンワン)や「皇中皇」(King of the King)のような高級な品種は、1Kg15Sドル~40Sドルほど。

ドリアンは結構腹もちが良く、シンガポール人をはじめとする東南アジア人でドリアン好きな方は、主食としてしまうほど好きな方も多いのだとか。ただ、収穫も命がけなどを理由に、値段が張るフルーツなので、毎日のように食べることはなかなかできません。

もし、今日はドリアンを食べるぞ!と決めた日はまず、他の食事を摂取しないことをおすすめします。そして、胃の中でかなり膨れるので、同様に発酵するビールやサイダーなど炭酸とは絶対一緒に摂取しないように!その膨張感が不快な為に、一緒に食べると「死ぬ」!なんていう都市伝説があるぐらいです。また、ドリアンは素手で食べるので、濡れティッシュやアルコール手指消毒剤を持参することをおすすめします。

そんな果物の王様にチャレンジをしてみたい方におすすめな場所が、『ゲイラン』です。ゲイランはシンガポールきっての歓楽街としても知られていますが、実は別名フルーツストリートでもあり、ドリアンのみならず、マンゴスチンなどの南国フルーツを24時間販売している店もいくつかあり、かつ市内の他の観光地より比較的にお手頃な値段でドリアンが売られている場所でもあります。

【食べ方】ドリアンを売っているお店でお店の人に切り分けてもらうのが通常。スーパーや路地ではパック入りのドリアンも。パック入りドリアンはすでに皮なしで、いつでも食べられる状態です。

ほかにもいっぱいフルーツ天国

このほか、冷やして食べたいカスタード・アップル(旬は11月~6月)、ドリアンの親戚のような巨大なジャックフルーツ(通年)、切り口が星型のスターフルーツ(通年)、ライチにも似ているロンガン(旬は7月~8月)、白い実にゴマのようなつぶつぶがたくさん入って赤い皮で覆われたドラゴンフルーツ(旬は4月)、さらに南国フルーツの定番、マンゴー(通年)、パイナップル、パッションフルーツ、白いグァバ、ココナッツなど、数え切れないほどのフルーツを目にすることができます。
       
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日本で日常的に食べるフルーツとはまったく異なる南国のフルーツを堪能してみてくださいね。

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