フィヨルドの夜を体感!世界遺産ミルフォードサウンド、オーバーナイトクルーズの魅力

JTBニュージーランド
メェ子

いよいよ夏を迎える南半球ニュージーランドですが、南島南西部に位置するミルフォードサウンドは、人気の観光地であるとともに、ニュージーランドを訪れたら、ぜひとも押さえておきたい観光スポットのひとつ。気の遠くなるような長い年月をかけて作り出されたフィヨルドの雄大な絶景を満喫するなら、断然、オーバーナイトクルーズがおススメです。その魅力をJTB現地スタッフがご紹介します。

ミルフォードサウンドとフィヨルドランド国立公園

世界遺産にも登録されるフィヨルドランド国立公園は、ニュージーランド最大の国立公園で、1905年に設立されました。その面積は、なんと新潟県とほぼ同じ約1万2500平方キロメートルを誇り、森や谷、川と山、海や草原など、様々な地形が手付かずの大自然として残されています。その絶景はテレビCMや映画でも数多く取り上げられているので、ご覧になった方も多いかもしれません。
この国立公園の中には、いくつものフィヨルドが形成され、そのうちのひとつがミルフォードサウンドです。氷河の侵食で刻まれた深い谷に海水が浸入してできたフィヨルドは、10万年もの歳月を掛けてできたそう。この地域に降る大量の雨が、最大落差1000メートルという崖から滝となって流れ落ち、息をのむほどの圧倒的な自然美を見せつけます。

クルーズで、ニュージーランドらしい大自然を満喫!

オーバーナイトクルーズの楽しみ

そんな魅力溢れるミルフォードサウンド観光では、日中、クイーンズタウンやテ・アナウからの日帰りドライブで、2時間前後のデイクルーズを楽しむのが一般的。でも、圧倒的な自然美や野生動物との出会いを満喫するなら、船内泊するオーバーナイトクルーズがおすすめ。クイーンズタウンから日帰りすることの身体への負担も軽減され、しかも、2時間足らずのデイクルーズと比べても混雑の度合いが低いのもうれしいところ。雨が降っていても翌日には晴れる可能性があるため、異なる天候のもと見せてくれる趣の違ったフィヨルドの風景が楽しめます。

オーバーナイトクルーズでは、伝統的な帆船スタイルのミルフォードマリナー号(定員60人)が使用されます。マリナー号はフィヨルドクルーズのために特別設計されたもので、個室(2人用)と1室4人利用の部屋に分かれています。広い展望デッキのほか、ダイニングラウンジと展望ラウンジ、バーを備え、デッキからは夕暮れと満天の星空、野鳥の声とともに迎える朝焼けなど、船内で1泊するからこそ目にできる忘れられない風景が広がります。
この地域は雨が多いこともあり、晴れ、曇り、雨と異なる天候のもと見せてくれる趣の違ったフィヨルドの風景が楽しめるのも魅力。クルーズ船のデッキからは圧倒的な自然美とともに、季節によっては、ペンギンやイルカ、オットセイなどの野生動物を目にするチャンスも!アクティビティとしてシーカヤック、または小型ボートに乗り込み、より間近に入り江や切り立った崖などを見つつ、自然を体感してください。さらに、船内では、専門のネイチャーガイドがこの地域の歴史や地形、自然などについて詳しく説明をしてくるので、知的好奇心も刺激されそう。夜は、3コースのビュフェ・ディナーを、朝は温かい朝食を楽しみながら、乗り合わせた観光客との触れ合いも楽しめそう。
1泊クルーズは、夕方ミルフォードサウンド・ビジターターミナルを出航し、翌朝同ターミナルに帰着するのですが、夜は入り江に停泊しますので、静かに眠りにつけるはず。

雨が降ると、水量が増えるため滝が豪快に!

アクティビティのひとつはカヤック

これで安心!もっていくと便利なもの

最後に、オーバーナイトクルーズに持っていくと便利なものをいくつかご紹介します。まず、雨が多いので、雨具や防水のジャケットがあると安心です。また、夏とはいえ、気温の変化にも対応するため、重ね着できる服装がおすすめ。展望デッキは水飛沫や雨などで濡れる可能性もあるので、履きなれた滑りにくい靴が履きたいところ。虫よけや日焼け止め、サングラス、帽子など、屋外アクティビティの対策も忘れずに!カメラも必携です。

JTBでは現地発着の1泊2日のオプショナルツアー「ミルフォードマリナー オーバーナイトクルーズ」をクイーンズタウンまたはテ・アナウ発着でご用意。バスでミルフォードサウンドへ移動中、絶景ポイントで写真ストップもあります。このほかにも、クイーンズタウンをはじめ、現地発着の見所満載ツアーを多数取り揃えています。ご参考まで。

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