希少ペンギンやアルバトロスも!ダニーデンでワイルドライフウォッチング
南島の中でも南東にあるダニーデンは、スコットランドの文化が色濃く残る美しい街。「南海のエディンバラ」と呼ばれるダニーデンの魅力は、しかしそれだけではありません。オタゴ半島の付け根に位置するこの街は、実は野生のペンギンやアルバトロスなどを見に行く絶好のロケーションなのです。ダニーデンから手軽に行けるワイルドライフウォッチングの魅力をご案内しましょう!
希少なイエローアイド・ペンギンの生息地
クライストチャーチから南下すること約360km、オタゴ半島の付け根に弧を描くように延びる湾に、ダニーデンはあります。
19世紀後半に、スコットランド移民によって開かれたため、かの地をほうふつとさせるような建物と落ち着いた街並みが魅力です。
参考ページ:https://www.jtb.co.jp/kaigai_guide/report/NZ/2016/07/larnach-castle-stay.html
ダニーデンのもう一つの魅力は、街の向こうに広がるオタゴ半島。この半島はワイルドライフ=野生生物の宝庫で、日本では見られない多様な生物が見られます。中でも金色がかった黄色の目が特徴の「イエローアイド・ペンギン」は、この南島東海岸と、その周囲の一部の小島だけに生息している希少種。輝く瞳は、見慣れた愛くるしいペンギンのイメージとはかなり違って、野性的な雰囲気を漂わせています。
このペンギンは絶滅が心配される希少種ですが、ニュージーランドの人々は手厚く保護し、また生息地も人の手で荒らさないようにしてきました。保護エリア「ペンギン・プレイス」はそうした地区の一つで、ペンギンの生活を極力守りながらウォッチングすることができる貴重なポイントです。
Penguin Place
開園:(10~3月)10:15~日没の90分前
(4~9月)15:45~17:15
公式サイト(英語):https://penguinplace.co.nz/
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オプショナルツアー(現地発着)※価格は予告なく変更になることがございます。
こちらも絶滅危惧種、巨鳥アルバトロスもウォッチング!
半島の先端、タイアロア岬にはロイヤル・アルバトロスの生息地が広がります。ここにも「ロイヤル・アルバトロス・センター」が設けられ、手厚く保護されています。
アホウドリの一種・ロイヤル・アルバトロスは、モフモフの見た目とは違い、羽を広げるとなんと3m以上ある大型の鳥です。
アホウドリは通常、人の手が及ばないような絶海の孤島に営巣しますが、ロイヤル・アルバトロスだけは、このオタゴ半島に巣作りするのです。
ロイヤル・アルバトロス、9月頃にここに渡り、10~12月に繁殖期を迎え、その後2月頃まで子育てで大忙しとなります。
これからの時期はバードウォッチングにもってこいのシーズンとなります。ひょっとすると大空に羽を広げて滑空する勇壮な姿を見られるかもしれません。
ロイヤル・アルバトロス・センター
開園:10:15~日没(夏期はツアーが11:00~、冬期はツアーが10:30~)
公式サイト(英語):https://albatross.org.nz/
そのほかにもオットセイのコロニーもあり、のんびりとひなたぼっこをする群れを見られることもあります。運が良ければ間近でオットセイを見られるかもしれませんよ!
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オプショナルツアー(現地発着)NZD122〜※価格は予告なく変更になることがございます。
ツアーではペンギンの生活に合わせた時間で
ペンギン・プレイスへは、もちろん個人で行くことも可能ですが、現地発ツアーではペンギンの生活に合わせたスケジュールを組んでいます。
ペンギン・プレイスのペンギンは、日中は海で餌などを探し、夕方になると陸に上がってきます。ですからできれば、漁を終えて丘に上がる頃に訪れるのがペンギンウォッチングのベストタイミング。JTBでは、その時間に合わせて午後出発のツアーをご用意しています。