ニュージーランドのタウポ湖クルーズ!船上からのマオリ彫刻は圧巻
最近、タウポに視察旅行に行ってきました! その時、タウポ湖でのサンデー・ブランチ・クルーズを体験、その魅力をJTB現地スタッフがご報告します。
いざタウポへ
タウポは、北島のちょうど真ん中あたりにあるニュージーランド最大の湖。淡水湖で、約2000年前の巨大噴火によって造られたといわれています。湖の大きさはなんでも東京23区ぐらいもあるようです。先住民マオリの伝説ではタウポ湖は、「北島の心臓」と呼ばれるとても神聖な場所だそうです。
タウポ湖の北東部畔にあるのがタウポの町。オークランドからは車で5時間近くかかるのですが、今回は飛行機での移動となりました。所要時間は50分ですが、実際、上空に上って15分もすると、着陸態勢へ。アッという間にタウポ空港に到着しました。
サンデー・ブランチ・クルーズでお腹いっぱい
タウポ湖では様々なアクティビティが楽しめます。クルーズ、フィッシング、水上スキーやカヤック、セーリングなどのウォータースポーツのほか、湖畔の森林地帯ではハイキングやマウンテンバイクも人気のアクティビティ。
ホテルで朝食を終え、視察旅行の中でもっとも楽しみにしていたタウポ湖のクルーズへ。Chris Jolly Outdoors(クリスジョリー・アウトドアズ)社が運航するサンデー・ブランチ・クルーズ(10:30スタート、約2時間)に参加しました。早速、船内へと乗り込み、無料でWi-Fiが利用できることを確認。このサービスはありがたいです。
ゆっくりと出港し、真っ青な空のもとクルーズがスタート。船内では随所でアナウンスが入り、湖の見どころだけでなく、タウポの火山の歴史やマオリの神話・伝説などについても詳しく説明されました。出港後ほどなくして、何やらとても良い香りが鼻孔をくすぐります。オーブンからでてきたクロワッサンの香りに、朝食を食べ過ぎたことを後悔。でもあったかいクロワッサンはスルスルと胃袋に入っていきました。ブドウやパイナップル、メロンなどの新鮮なフルーツ、グリルされたトマト、ベーコンやソーセージ、スクランブルエッグ、トーストまで。もちろん、コーヒーと紅茶もありました。その内容と味に大満足。
必見のマオリ彫刻とフィッシング体験!
クルーズのハイライトの1つがマインベイの岩壁に全長10m以上もあるという巨大なマオリ彫刻(ロックカービング)。マオリの伝説上の人物ナトロイランギの姿を刻んだマオリ彫刻は、これまで写真などでは何度も見てきたのですが、実際に自分の目で見るのは初めて。クルーズやカヤックなどで湖側からしか見ることができないというのも一因。クルーズ船はマオリ彫刻の前でしばらくの間停泊してくれていたので、しっかりと写真を撮ることができました。吸い込まれそうなほど澄んだ湖面は日差しでキラキラと輝き、湖の碧、空の青、木々の緑、遠望する万年雪を頂く峰、それら自然の色彩に感動です。
さらにお楽しみは続きます。クルーズ船の最後尾から釣り糸をセットしてのフィッシング。「なに?」と思う間もなく、速攻でヒット! クルーズ参加者から獲物(?)を釣り上げる人に選ばれた女の子は、大きなトラウト(マス)を釣り上げました。実はこの時、竿は2本。もう1本の竿にかかったトラウトを釣り上げたのは、なんと私でした! 自分のカメラで撮ってもらう暇もなく、ちょっと残念。釣り上げる人に選ばれたら、ぜひ自分のカメラで写真を撮ってもらってください。ニュージーランドらしい最高の1枚になるはず!
日曜以外はシーニッククルーズを
サンデー・ブランチ・クルーズは日曜のみの催行です。日曜日以外にタウポ湖を訪れたなら、毎日運航されるシーニッククルーズがおすすめ。約1時間30分のクルーズで、船内ではホームメイドのマフィンとコーヒー&紅茶が提供されます。もちろん、マオリ彫刻を見て、輝く湖、世界遺産にも登録されるトンガリロ国立公園の万年雪を頂く連峰を遠望する、写真に収めたくなる風景が目の前で展開されます。
いかがでしょう。タウポを訪れたら、タウポ湖クルーズがおすすめです。JTBでは現地発着のタウポ湖シーニッククルーズをオプショナルツアーとして提供しています。出発時間など詳細は以下のツアーページでご確認いただけます。
※サンデー・ブランチ・クルーズは今後、取り扱う予定なのでお楽しみに!