ニュージーランドでオーロラ鑑賞 南島でオーロラを探す!<2023年5月更新>
オーロラというと、アラスカやカナダ、北欧、グリーンランドやアイスランドといった北半球の高緯度帯で見られるものと思っていらっしゃる方も少なくはないかと思います。
実はここニュージーランドでも、季節によって、夜空を色とりどりに染めるオーロラを見ることができます。ちょっと意外ですよね。この夏、ニュージーランド(とりわけ南島)への旅を計画されている方は、ぜひ夜空を仰ぎ見てください。
オーロラがどうやってできるか調べてみた!
オーロラは一般的に、極地と呼ばれる北半球と南半球の高緯度地域で、年間100日ほど見ることができます。このオーロラの光(極光)は、太陽から飛来する太陽風(荷電粒子)の流れが、地球の磁場と大気に作用することによる自然現象と考えられているそうです。
不思議な感じもしますが、オーロラは地球にだけ起こる自然現象ではないようで、木星や土星などでもオーロラが観測されています。大気と磁場を自前でもつ惑星ではオーロラが出現するのだそうです。
色と形もいろいろ
オーロラの色については、謎も多くそのメカニズムはよくわかっていないようです。一説には、荷電粒子と大気中の原子や分子の種類などによってその色は生まれるようです。白っぽい緑色や青色、黄色や黄緑、赤やピンク、オレンジ色など色彩もいろいろ。カーテンが風になびいているように見えたり、一点から光が四方に飛んでいるように見えたりします。ぼんやりとした薄いオーロラや太い筆でさっと線を引いたような形など、形状もさまざまです。
オーロラ帯にクイーンズタウン! 晴天率ではテカポ
オーロラが一番よく観測されるのは、高緯度地域にドーナツ状に広がるオーロラ帯と呼ばれる一帯です。ニュージーランドはこのオーロラ帯の端っこに位置し、ちょうどクイーンズタウンあたりがこのオーロラ帯に含まれるといいます。このため、特にここ数年、晩秋から冬にかけて南島のクイーンズやテカポ、カンタベリー地方などでオーロラが目撃されています。
テカポはクイーンズタウンから北東へ約275kmのところ、クライストチャーチの南西の方へ240kmほどに位置しています。ちなみに、テカポは黄葉スポットのひとつとしても紹介したところです。テカポの町は国内でもっとも晴天率が高く、空気が澄んでいるところと言われています。雲が出てきたら、オーロラはもちろん、星空すらも見にくくなりますので、テカポは観察地として最適かもしれませんね。
満点の星空を見ながら、南半球でしか見ることのできない南十字星とオーロラのツーショットも、期待できそうです。クイーンズタウンは緯度が高いので、南十字星は一年中、沈むことはありません。晴れてさえいれば、南十字星はまず見逃すことはありません。弊社のスターウォッチングツアーで南十字星とオーロラにも出会えたことが何度もあります。
オーロラを楽しむためのHow To
ニュージーランドはほぼ全域が西岸海洋性気候のため温和な気候です。ただ、夜は冷えますので防寒対策はしっかりと。冬であれば、寒がりの人は特にカイロ、帽子や手袋、マフラーなども忘れずに持っていきましょう。
オーロラ撮影に挑戦するには、バルプ機能がついたカメラがあれば大丈夫。デジタルの一眼レフカメラがおすすめです。レンズは広角レンズ(24mm)、焦点距離は14~35mmぐらいで、F2.8よりも明るいズームレンズがオススメです。ブレないためにも、三脚とレリーズ(シャッターボタンに取り付けるケーブル)は持って行きたいところ。カメラに触れずにシャッターが切れるので、ぶれる心配はありません。星も一緒に撮影できそうです。
※ オーロラを楽しむためのHow toについては、「宇宙の神秘に迫る オーロラ ウォッチングガイド」(著/上出洋介、JTBパブリッシング、2008年)を参考にしました。
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オプショナルツアー(現地発着)JPY9,649〜2023年4月以降の大人1名様あたりのご料金です。
※価格は予告なく変更になることがございます期間: 2023-04-01~2024-03-31クイーンズタウン主要ホテルまでお出迎えののち、クイーンズタウン郊外の絶好の観察ポイントへと向かい、大きな望遠鏡や双眼鏡を使って満点の星空観察を楽しみます。運がよければ、オーロラを目にすることも!
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オプショナルツアー(現地発着)JPY13,946〜2023/04/01以降の大人1名様あたりのご料金です。
※価格は予告なく変更になることがございます満点の星が視界いっぱいに広がる夜空を見に世界最南端の天文台マウント・ジョンへ行き、夜空に輝く南十字星や天の川など、南半球の星座を観察します。オーロラを見るチャンスも。