敬虔な仏教徒の国ミャンマー パゴダの参拝マナーを知ろう

アシスタントマネージャー
ニラキン

敬虔な仏教徒の国ミャンマーには、様々な都市に仏教施設やパゴダがあり、毎日多くの人々が参拝しています。第一の都市ヤンゴンや古都バガンなどへは、日本からも多くの観光客が訪れています。外国人とはいえ、ローカルの人々が大切にしている宗教施設へは、マナーを守って参拝したいもの。JTB現地スタッフが、一般的な参拝のマナーをご案内しましょう。

寺院は神聖で大切な場所

ミャンマーは、敬虔な仏教徒の国。多くの人々にとって仏教はごく身近な存在であり、人々は日常的に寺院やパゴダへお参りをして祈りを捧げます。ローカルの人々にとて寺院はとても神聖な場なのです。 海外からの観光客がパゴダなどを訪問することを、喜んで迎え入れてくれる人々ですので、ぜひ参詣のルールやマナーを守って、お参りしましょう。

ミャンマーの寺院は、境内では裸足になりますのでご注意ください。

服装:境内は裸足が原則。肌の露出は極力避ける

これはどの国のどんな宗教施設にも言えることですが、肌を露出しすぎない服装に配慮しましょう。短パン、ミニスカート、キャミソールなどは極力避けた方がいいでしょう。 また、ミャンマーの寺院では、裸足が原則です。靴と靴下は脱いで入ります。ストッキングも脱がなくてはいけません。靴も靴下類も、脱ぎ着しやすいものにしましょう。 靴は、脱いだ入口で預けることができます。また、ビニール袋などを持参すればそれに入れて持ち運ぶこともできます。入口で預ける時には心付けが必要です(100~200チャット程度。気持ちです)。

ミャンマーならではの参拝方法を体験してみてください!

誕生曜日を知る

ミャンマーの人々は伝統的な暦は1週間が8日ある「ビルマ暦」で、人々は大事な行事や未来を占う時など、このビルマ暦をとても大切にします。1週間8日とは「月、火、水(午前)、水(午後)、木、金、土、日」で、水曜日が午前と午後で2日に分かれます。それぞれの曜日で方角、守護動物、支配星が決まっており、寺院には必ず各方角に八曜日の祠があります。祠には仏像と守護動物が祀られていて、人々は自分の生まれた日の曜日を調べ、その祠をお参りし、花やろうそく、線香などをお供えするのです。 お供えにも意味があります。 水は「平穏な人生」、花は「美」、ろうそくは「賢」、線香は「名声」を表します。 興味ある方は、自分の誕生曜日をあらかじめ調べておくと、お参りがいっそう満足できるかもしれませんね。

夕陽に照らされるシュエダゴンパゴダは、いっそう美しくなります。

寺院での祈り方も独特

寺院では、まず自分の誕生曜日の祠にお祈りをすることから始まります。


  1. 自分の誕生曜日の祠に行き、祠の前で正座して両手を額の前に合わせてお祈りし、三拝します。

  2. 願いを込めて仏像に水を1~3回かけます。祠の近くに、水の入ったバケツなどがあります。

  3. 守護動物にも水を忘れずに。 空になったバケツなどは、水を入れて元の場所に戻しておきましょう。



誕生曜日の祠以外にも、さまざまな仏像が祀られています。中でも仏様の前に石が置いてある場合があります。願い事をした後に、その石を持ち上げて「軽い」と感じたら願いごとは叶い、「思い」と感じたら叶わない、とされています。
石のある仏像の前では、


  1. 誕生曜日の祠同様、仏様の前に置いてある石の前で正座して、両手を額の前に合わせて願い事をし、三拝します。

  2. 参拝後、目の前の石を持ち上げてみましょう。軽いと感じたら願い事がかなうかも!?



日本とは少し違うお参りを、ミャンマーでもぜひ体験してみてください。 JTBではヤンゴンの有名パゴダを効率よくお得に回るツアーや、夕陽に輝くシュエダゴンパゴダを堪能するツアーなどをご用意しています。こちらもご参考までにどうぞ!

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