インド旅行前に知っておきたい！都市ごとの気候・服装

デリー＆アグラ（北部平原部）

デリー、そしてタージマハル宮殿のあるアグラは、旅行者にとってはインドでもっとも親しみのある街かもしれません。

【乾季】
11月～3月頃まで。晴天が続く、観光のベストシーズンです。
気温はぐっと下がって最低気温は10度を下回ることもありますし、日中でも20度前後、コートやセーターなどが必要になりますので、防寒着を持っていきましょう。この時期は雨がほとんど降らないので、雨具の心配はいりません。

【暑季】
4～5月末頃まで。猛烈に暑くなる時期です。5月に入ると最高気温は40度を超え、45度を超えることもたまにあります。帽子や日傘など暑さ対策が必要です。また日差しがとても強いので、風通しの良い薄手の長そでシャツなど、日よけできる服装の方が、かえって涼しく感じるかもしれません。インドで麻やコットンのストールなどを買って調節するのも、おすすめです！

日本からの旅行の場合、暑さに身体が慣れていないことが多いので、こまめに水分補給するなど体調の変化にも気をつけましょう。6月頃から徐々に湿度も高くなっていきます。

【雨季】
6月末～9月末頃まで。7～8月には雨量がぐっと増します。気温は暑季ほどではありませんが、それでも30度～35度くらいになりますので、日本の夏と同じくらいの気温です。そして何より湿度がぐっと高くなって、蒸し暑い季節となります。雨季にはスコールのような雨が1時間程度降りますので、雨具を用意しておきましょう。

この時期にはムシムシしますので、長袖というよりは半袖の方が過ごしやすいかもしれません。
エアコンで室内はかなり冷えますので、羽織るものを1枚持っていきましょう。

ムンバイ

デリーより南にあるムンバイは、海に面した街ということもあり、年間を通じて高温多湿なのが特徴です。

【乾季】
11～5月頃。最高気温は30度前後と安定しています。11～2月頃には最低気温は20度を下回り、朝晩は涼しくなります。雨もほとんど降らないので、観光で訪れるならこの時期がおすすめです。
一枚羽織るものがあると、朝晩の防寒はもちろん、エアコンで冷え過ぎた室内でも重宝します。

【雨季】
6月頃から雨季に入ります。猛烈な雨が降り、時には洪水を引き起こすこともあるので、この時期の雨には十分注意しましょう。雨具も必携です（でも役に立たないこともしばしばです）。年間を通じて気温も湿度も高いので、衛生面にも注意しましょう。

デカン高原（ベンガルール）

年間を通じて涼しく、インドの避暑地として知られるデカン高原はインドでもっとも過ごしやすい地域です。

【乾季】
11～3月頃です。最低気温は15度前後、最高気温は25度前後。雨もほとんど降らずさわやかな気候です。

【雨季】
4～10月頃です。特に3～5月には気温は30度を超えるようになります。5月頃、7～11月頃には雨がよく降りますが、雨量はそれほど多くありません。

コルカタ

観光のベストシーズンは乾季の中でも11～2月頃です。暑い時期でもデリーほど気温は高くなりませんが、湿度が全般的に高いのが特徴です。

【乾季】
11～3月頃。最低気温は15度前後、最高気温は25度前後。雨もほとんど降らず、観光にはもってこいのシーズンです。朝晩は冷えることもあるので、薄手のジャケットなどあると役に立ちそうです。3月になると気温が上がり始めます。

【暑季】
4～5月は気温が最も高くなる時期で、最低気温は25度前後、日中には35度を超える日もしばしば。またこの時期には湿度も高くなり、雨季が近くなるとスコールが発生することもありますので、雨具を用意しておくといいでしょう。

【雨季】
最高気温は32度前後ですが、ベンガル湾からの湿った空気が、コルカタに大量の雨を降らせます。雨具を忘れないようにしましょう。また湿度が高く不快指数も高くなりがちなので、水分補給など体調にも気をつけてください。

どの都市を訪れるにしても、観光のベストシーズンは乾季となる11～3月頃。けれどそれ以外の季節も強い日差しや突然の雨に気をつけて過ごせば、その時期ならではのインドを体験できますよ！蒸し暑い季節には、特に車内や室内はエアコンが効きすぎていることが少なくないので、羽織るものを用意しておくと、何かと便利です。

体調に気をつけて、思い出に残る旅を楽しんでくださいね。