1日限定100人!世界最大を誇るサンゴ礁の島、フランクランド諸島

JTBオーストラリア
こあらさん

フランクランド諸島は誰も住んでいない島々で、もちろん港などの港湾施設すら、整備されてはいません。それもそのはず、この一帯は、世界遺産に登録された「世界最大のサンゴ礁」、オーストラリアが誇るグレート・バリア・リーフ内に位置し、海洋国立公園に指定されたエリア。そしてフランクランド諸島は、国から保護指定を受けています。
島を訪れるには、オーストラリア当局から許可を得た現地旅行会社が催行している日帰りツアーに参加して、上陸するのが唯一の手段になります。また、観光客を受け入れてはいますが、生態系への負荷を考慮し、一日に上陸できる人数は100人までに制限されています。そのおかげで、この島では、本当に手付かずの美しい海や自然に出会うことができるのです。

アクセスの拠点は、日本からの直行便が到着する北クイーンズランド州最大の都市、ケアンズになります。ケアンズを出発したら、南へ45kmほどにあるディーラルの町まで、車で30分ほどドライブ。フランクランド諸島への船は、このディーラルから出ています。
船が出発する場所は、内陸に入った川沿いの港。ここから海に向かって30分ほどリバークルーズを楽しみ、さらに河口から大洋に出てもう30分ほど進むと、サンゴ礁でできた島々で構成されるフランクランド諸島に到着します。この中の一つ、ノーマンビー島のみが、日帰り観光客の上陸が許可されている無人島になります。
ノーマンビー島には、建物はおろか、船が停泊する桟橋もありません。ですから日帰りツアーの船は島の沖合に停泊。乗客は、小さいボートに乗り換えて、島の海岸から上陸します。

ノーマンビー島は、海岸線を歩いて一周しても1時間かからないほど小さな島。サンゴ礁の島なので、よく見ると、白いビーチは砂ではなく、すべて貝殻やサンゴの細かいカケラでできています。正真正銘のサンゴ礁の島に来たんだ!と実感するでしょう。

夢のようなブルーの世界が広がっています!

海も、期待を裏切らない透明なブルーです。グレート・バリア・リーフに点在する島々は、どこも美しい景色に包まれているのですが、ここには無人島ならではの独特の空気感が漂います。また、ノーマンビー島ならではのポイントの一つは、野生のウミガメを頻繁に見かけること。ウミガメは、グレート・バリア・リーフでシュノーケリングやダイビングをする人が、一度は見たいと思う人気の生き物ですが、必ずしも簡単に遭遇できるわけではありません。しかしノーマンビー島の海岸では、かなりの高確率で野生のウミガメが悠々と泳ぐ姿に出会うことができます。

草食で、のんびりしたイメージのあるウミガメですが、実は泳ぐのが大得意。ものすごいスピードで移動することができるので、安易に甲羅に触ったりしないように気を付けましょう。ダイバーの方に聞くと、人間が甲羅に触るやいなや、逃げるために、猛スピードで深いところへと潜っていく場合もあるそうです。ウミガメを見つけたら、ゆっくり近づいて、そっと眺めたり、近くを泳いたりするぐらいがよさそうです。なお島は、12~2月、ウミガメの産卵場所にもなっているそうです。
泳ぐのが苦手、という方もご安心ください。フランクランド諸島へのツアーでは、海底のサンゴ礁や魚たちを船の中から眺められるよう、半潜水艦やグラスボトム・ボートでのツアーも催行されています。海に飽きたら、無人島を散策してみるのも面白いです。南国ならではの力強い植物たちの姿や、めずらしい鳥を探してみましょう。海も島も、どこを切り取っても、絵葉書のように美しいところですから、もちろんカメラをお忘れなく。

グレート・バリア・リーフの外側、外洋に面したサンゴ礁へ船で向かいます。

一度、グレート・バリア・リーフの海を体験すると、多くの方は、もう一度、魚と一緒に泳ぎたい!潜りたい!と思うようです。なにしろ世界最大の広さを誇るサンゴ礁ですから、おすすめのシュノーケリングやダイビング・スポットも数えきれないほどたくさんあります。実際、お時間が許す場合は、ケアンズ滞在中に、場所をかえて、何度もシュノーケリングやダイビングを楽しまれる方が多いのです。

JTB現地スタッフがおすすめするサンゴ礁満喫!のツアー情報は以下へ。

カラフルな魚の群れと一緒に泳いでみませんか?

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