シドニーの街の喧噪を離れて日帰りで!世界遺産ブルーマウンテンズ
シドニーに宿泊しながらブルーマウンテンズ国立公園に行く場合、公共交通機関を利用するなら、シドニー・セントラル駅から電車ブルーマウンテンズ・ラインを利用し、約2時間の旅になります。最寄りの駅は、カトゥーンバ(Katoomba)駅。この駅前からは、乗り降り自由の周遊バスが運行しており、様々な観光ポイントへ向かうのに便利です。
ブルーマウンテンズ国立公園の一番有名なアイコンといえば、奇岩群「スリーシスターズ」。この絶景を望むエコーポイントや、山々の景観をゴンドラやトロッコ列車から楽しめるシーニックワールドなど、主な見どころへ、バスが運行しています。この周遊バスと、電車運賃がセットになったチケットも、シドニー中心部の駅などで販売しています。
もちろんJTBでも、人気の見どころを効率よく組み合わせた現地発着のツアーを企画!ご好評をいただいております。慣れない町で、電車やバスの時刻表とにらめっこする不安がなく、色々な場所をのんびり観光できておすすめです!
それでは、JTBのツアーでも巡る、ブルーマウンテンズ国立公園の日帰り旅行で必見の主な観光スポットをご紹介しましょう。
エコーポイント展望台(Echo Point Lookout)
エコーというのは、環境にやさしい方の「エコ」ではなく、「やまびこ」のこと。スリーシスターズの奇岩群や、ジャミソン渓谷(Jamison Valley)がよく見える展望ポイント。階段で上へ上へとあがっていくことになるので、歩きやすいスニーカー、動きやすい服装でいらしてください。
展望台からスリーシスターズに向かって叫べば、こだまが返ってくる!?のかもしれませんが、ここでのおすすめは、やはり絶景写真。ブルーマウンテンズの名前の由来は、ユーカリの森から漂う香気のせいで、晴れた日には、あたりの景色がほのかに青味を帯びて見えるからだそう。天気や諸条件がうまく合えば、独特な空気感を画像に収めることができるかもしれません。
ここを起点にブッシュウォークが楽しめるルートも数多く整備されています。スリーシスターズまで続くコースのほか、上級者向けには、渓谷の谷底深くまで、なんと1000段もの階段を下りてゆく「ジャイアント・ステアウェイ」コースも。時間があるなら、エコーポイントからルーラの滝(Leura Cascades)まで続く「プリンス・ヘンリー・クリフ(Prince Henry Cliff)」を進むと、途中、絶景ポイントがいくつもあります。エコーポイントには、ビジターセンターがあり、休憩や、現地情報の収集にも便利です。
「種の起源」のダーウィンが歩いたルートも!
ブルーマウンテンズ国立公園内には、「種の起源」を著したチャールズ・ダーウィンが歩いたというルートも残っており、その名も「Charles Darwin walk」として紹介されています。ダーウィンは、ビーグル号での航海で、ガラパゴス諸島を訪れた後、ニュージーランドやオーストラリアにも寄港。オーストラリアには、1836年にシドニーに到着したとの記録が残っています。彼が歩いたコースには、ジャミソン・クリークの池や滝などがあり、夏場は水遊びも楽しめます。
ワラダ(WARADAH)族によるアボリジナル伝統ダンスショー
ブルーマウンテンズ一帯は、古くから先住民族アボリジニが暮らしてきた土地でもあります。その中の部族の一つ、ワラダ族の伝統舞踊や音楽が楽しめる場所が、ワラダ・アボリジナル・センター(Waradah Aboriginal Centre)です。ダンスや演奏は、一つが5~15分ほどなので、時間の心配なく、気軽にご覧いただけます。ダンスで表現しているストーリーについての説明もあります。また伝統楽器ディジリドゥーの演奏に加わるなど、参加型の楽しみ方ができるところも魅力。スリーシスターズに関するアボリジニの伝承民話や、古くから継承されてきた伝統文化についてのレクチャーもあります。最後には、アボリジニの人々が作ったお土産品のショッピングもどうぞ。
ワラダ・アボリジナル・センターの詳細はwww.waradah.com.auへ。
ナロウ・ネック展望台(Narrow Neck Lookout)
ナロウ・ネックは、ブルーマウンテンズの一角にある海抜1000mの台地で、その両側に2つの谷、東側にジャミソン渓谷(Jamison Valley)、そして西側にメガロング渓谷(Megalong Valley)が広がっている絶景ポイントです。よく晴れた日には、周辺の山並みや、どこまでも続く緑の森、広大な空のダイナミックな景色が広がり、オーストラリア大陸の東側でも随一の雄大さで知られています。マウンテンバイク愛好家に人気のエリアでもあります。
ユーカリの香る雄大な森、ブルーマウンテンズ国立公園には、ほかにも様々なウォーキングのルートがあり、宿泊施設やツアーも充実しています。オーストラリアの人々が誇りに思い、また大切にしているユーカリの森をぜひ体験してみてください。
シドニー滞在中は、お楽しみがたくさんありすぎて、時間が足りない!という悩みもありますね。そんな方でも、短時間で、さくっと世界遺産の森を訪れることができる現地発着ツアーもあります。詳細は以下へ。