シドニー近郊の世界遺産、ブルーマウンテンズでトレッキングを楽しむ

JTBオーストラリア
こあらさん

シドニーからの日帰りスポットとして親しまれている世界遺産、ブルーマウンテンズ国立公園。
ダイナミックな奇岩群の景観やユーカリの豊かな森、滝や渓谷など美しい自然に囲まれており、いろいろな楽しみ方があります。

なぜブルーマウンテンズというの?名前の由来はユーカリにあり

ブルーマウンテンズ国立公園はシドニーの西70kmに位置しています。周辺の公園とともに「グレーター・ブルーマウンテンズ地域」として、2000年に世界遺産に登録されました。

有名な見どころが何千年もの時間をかけて風化し、形成された「スリーシスターズ」と呼ばれる3つの奇岩群。美しい3姉妹が岩になったという先住民族アボリジニの伝説にちなんで、この名が付けられています。ブルーマウンテンズ国立公園を一望できるキングステーブル展望台や、スリーシスターズが見られるエコーポイント展望台などは、ぜひ訪れたい場所です。

ところで、なぜここはブルーマウンテンズという名前がつけられているのでしょう?

この国立公園があるエリアは、さまざまな種類のユーカリが広い範囲で自生しています。気温が上昇すると、ユーカリに含まれている油が気化して空気中に広がり、光を反射して山が青い霧に包まれているように見えるからだそうです。なんともミステリアスですね。ぜひ自分の目で確かめてみてください!

ブルーマウンテンズ国立公園のスリーシスターズ

気温が上昇するなど条件が整うと、この山一帯に青い霧がかかったように見えます。

エコーポイント展望台に向かう途中の階段からスリーシスターズを望む

初心者向けから上級コースまでウォーキングルートは50以上

オーストラリアでよく聞くのが「ブッシュウォーク」という言葉。自然の中を歩くことを意味し、手軽に楽しめるスポーツとして人気です。

ブルーマウンテンズ国立公園はブッシュウォーク用コースも充実しており、その数は50以上。気軽に歩ける初心者向けから上級者向けまで、コース内容はバラエティに富んでいます。

滝や渓谷、不思議な形の奇岩を見ながら歩いたり、深い原生林の中を通ったり。時にはウォンバットやワラビーなどの動物達に出合うことも。

ガイドさんと一緒に歩くと、植物や動物についていろいろ教えてくれるので、さらに充実したウォーキングが楽しめますよ。

ユーカリの森の中をゆったり自分のペースでウォーキング

世界最大級の神秘的な鍾乳洞、ジェノランケーブを探検

ブルーマウンテンズ国立公園のもう一つの見どころが、ジェノランケーブという鍾乳洞。

全長40kmにも及ぶ世界最大級の鍾乳洞で、迷路のように入り組んだ洞窟内にはまだ誰も足を踏み入れたことがない場所もあるそう。

洞窟内では11の見学スポットがありますが、中でも最も美しいと人気なのがオリエントケーブ。まるで神殿の柱が並ぶような鍾乳石の造形美に目を奪われます。

ブルーマウンテンズ国立公園へはレンタカーで行くこともできますが、ジェノランケーブも一緒に回るなら効率よく回れるツアーがおすすめ。上手に時間を使って、ブルーマウンテンズでの1日を目いっぱい楽しみましょう!

神秘的なジェノランケーブのオリエントケーブ

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