オーストラリア旅行前に必読:水、電圧、チップ、喫煙、飲酒、トイレ事情

JTBオーストラリア
こあらさん

外国に滞在するときには、水道水は飲めるのか? チップは渡したほうがいいのか? 日本から持参した電化製品は使えるのか? など様々な疑問が思い浮かぶものです。そのような出発前に知っておきたいオーストラリアの現地事情をご案内します。

(Shutterstock.com/Constantin Stanciu)

オーストラリアの水道水は飲めますが、飲めない水が出る水道もあるので注意!

オーストラリアでは、一般家庭にある水道水や、公園にある水飲み場、そのほか「Drinking Water」と表示されている公共の水道から出る水は飲めます。ただし、水道の一部には、撒き水用の地下水が出ているものもあるのでご注意ください。飲めない水が出ている水道には通常「Don't Drink」や「Bore Water」という表示がされています。

広大なオーストラリアでは、地域によって軟水の場所と硬水の場所があります。水道水の質が気になる方には、スーパーやコンビニエンスストアで売っているミネラルウォーターをおすすめします。お値段は1~3ドル程度。炭酸のない普通の水は「ナチュラル・ウォーター(Natural Water)」「スティル・ウォーター(Still Water)」「スプリング・ウォーター(Spring Water)」などと呼ばれます。これに対し、泡のある炭酸水は「スパークリング・ウォーター(Sparkling Water)」と呼ばれます。

レストランの注文では「お水はいかがですか?(Would you like some water?)」という質問に「Yes」と答えると「Still or Sparkling?(炭酸なしと炭酸入り、どちらがいいですか?)」と聞かれることがあります。そこで有料のミネラルウォーターを注文したいときには、そのまま答えればいいですが、もし無料の水道水が欲しい場合は、「タップ・ウォーター(Tap Water)プリーズ」と言わなければなりません。

電化製品を日本から持ち込むなら、変換アダプターは必須!

日本の電圧は100Vですが、オーストラリアでは240Vです。また、コンセントは、「Iタイプ」や「Oタイプ」と呼ばれるハの字型の下に一本の穴がある形状です。スマートフォンやパソコンの充電コードなど、身の回りの電化製品は、日本の製品でも240Vまで対応しているものが増えていますので、確認してみるといいでしょう。しかし、コンセントの形が違うので変換アダプターが必要です。

(Shutterstock.com/ Shane White)

チップは基本的に必要ありません

オーストラリアでは、常にチップのことを心配して過ごす必要はありません。しかしまったく不要、というわけでもありません。

例えばタクシーの場合、メーターの料金の小銭分を切り上げてチップとして渡すことはよくあります。また、大きなスーツケースや荷物の出し入れを手伝ってくれたり、歩道まで運んでくれた親切なドライバーに、チップを多く渡すこともあります。ホテルでも同様です。大きな荷物を運んでもらったとき、特別に何か手配してもらったときなど「お世話になったな」と感じたときには、コーヒー代程度のチップを渡してみてもいいでしょう。

格式の高いレストランで食事したときには、伝票の請求額に、サービス料が加算されているかを確認してみてください。加算されていない場合、合計金額が空欄になっている場合は、総額の10~15%程度を足して、自分で合計額を書き込みます。これをクレジットカードに請求してもらえば、現金でチップを置く必要はありません。

いずれの場合も、オーストラリアのチップは「よいサービスだったな」と満足したときだけに渡せばいい習慣です。

屋内で喫煙できません

オーストラリアでは、レストラン・パブ、ホテル、駅、空港、オフィス、ショッピングモール、学校、映画館など、公共の屋内はすべて禁煙です。喫煙は、屋外の禁煙エリアでない場所だけで認められています。また、オーストラリアは、タバコの価格が非常に高いことで有名です。現地でタバコを買う場合、価格が日本の10倍近くしますのでご注意ください。

(Shutterstock.com/doublelee)

政府公認の全国トイレ・マップを活用しよう!

オーストラリア政府は、全国の公衆トイレマップをWEBサイトで提供しています。場所だけでなく、バリアフリーのトイレ情報や、使用できる時間帯などが分かるので、非常に便利です。

オーストラリアの公共トイレ・マップ

大きな都市であれば、ショッピングセンターや、美術館・博物館、図書館などのトイレを利用するといいでしょう。駅や公園の公衆トイレも、ほとんどの場合問題ありませんが、場所と時間によりますので、一応の警戒心を持ってご利用ください。また、レストランやガソリンスタンドなどで、お店の人に声をかけないと使えないよう公衆トイレに鍵がかかっていることがあります。その場合、お店の人に声をかけ、鍵を借りて利用してください。

(Shutterstock.com/ Africa Studio)

飲酒は18歳から。身分証がないとアルコール飲料が買えません

オーストラリアでは18歳から飲酒やアルコール飲料の購入が認められています。日本のようにコンビニやスーパーでアルコール飲料は販売されておらず、リカーショップや、ボトルショップと呼ばれる酒屋で購入する必要があります。アルコール飲料を購入するときや、パブに入店するときには年齢確認のために写真つきの身分証明書の提示を求められることもあります。

ビーチや公園、道路など、公共の場所には「Alcohol free zones」や「Alchol prohibited areas」と呼ばれる飲酒禁止エリアがあるため注意が必要です。決められた場所以外で飲酒をしていた場合、罰金の対象となります。

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