メルボルンのトラムカー(路面電車)レストランで優雅な食事を

JTBオーストラリア
こあらさん

オーストラリア随一のシックな都市、メルボルン。暮らしやすさでも定評があり、中心部を走る路面電車、トラムは人々の交通手段として大活躍です。この車両を改装したレストランが「コロニアル•トラムカー・レストラン」。世界初の走る路面電車レストランとして1983年に運行開始。地元の人にも旅行者にも大人気です。

「コロニアル・トラムカー・レストラン」外観。メルボルンの街並みによく似合います。

ビクトリア朝時代をイメージした車内で贅沢なお食事を



「コロニアル•トラムカー・レストラン」は、ただのトラムではありません。使用している車両は、ビクトリア朝時代をイメージした装飾の特別車両で、車内は料理を準備するキッチン、バー、トイレ、そして客席で構成されています。外観はバーガンディー色で塗装され、内装も同じくバーガンディー色とゴールドを基調にしたコロニアル調の雰囲気。絨毯や椅子もバーガンディー色、窓にはタッセルに縁どられたカーテン、壁の照明ランプも、レトロなデザインで雰囲気たっぷりです。ここだけ外の世界からタイムスリップしたようです。

トラムカー・レストランは、まずトラム(12/109番)STOP125から出発し、市内をあちこち走ります。中心街だけでなく、少し郊外の住宅地なども回るので、素顔のメルボルンが垣間見られるのも興味深いです。

今回、JTB現地スタッフが出かけたのはランチでしたが、車内は、地元メルボルンのオージー・カップルや女の子同士など、色々な方で満席。おしゃれして、嬉しそうな笑顔でいっぱいでしたよ。トラムは、通常運行とは異なり、ゆっくり動きますので、列車の揺れはほとんど気になりませんでしたが、乗りもの酔いが心配な方は、進行方向に顔を向けて座る席を選ぶとよいでしょう。ドレスコードは、スマート・カジュアルがおすすめ。

トラムカー・レストランの席は、各車両に36席ずつ。通常は計3車両で運行しています。車内に入ると、通路の両側に、真っ白なリネンのクロスがかかったテーブルが並んでいて、2人用と4人用があります。カップルや4人家族、あるいは仲良しの友人4人での旅行ならぴったりですね。小さいお子様も、5歳以上ならご一緒にお食事を楽しんでいただけますが、4歳以下の場合は、残念ながらご利用不可となっています。

特別なお祝いなどでのご利用の方は、事前に申し込んでいただければ、バラの花や、ケーキなどを別途、注文することもできます。旅行中の素敵な演出やサプライズをお探しの方、ぜひご相談ください。そのほか、ベジタリアンやグルテン・フリーのメニューなども用意しています。

ランチは計4コースのお料理で、13時~15時までの約2時間。コースには飲み物も含まれていますから、乾杯のシャンパンからワインまで、食事中はグラスが空になることはなく、親切なスタッフが絶妙なタイミングで、飲み物をさっと注いでくれました。アペタイザー、前菜もボリュームはちょうどよく、メインはチキンかローストフィレステーキから選べました。本格的な料理ばかりでしたが、列車内のキッチンですべて調理していると聞き、驚きました。

トラムカー・レストランは、まずトラム(12/109番) STOP125から出発し、2時間ほど、メルボルンの町中をのんびりと走ります。中心街だけでなく、少し郊外の住宅地なども回るので、素顔のメルボルンが垣間見られるのも興味深いです。食事をしながら、車窓の外に目をやると、石造りの歴史的建造物や、おしゃれして行き交う都会の若者、カフェでくつろぐ人々の日常風景などが広がっています。夜は、夜景もすばらしいことでしょう。次回はディナーのコースにまたぜひ乗車したいと思います!

なお、トラムカー内のスペースには限りがあるため、お席は事前に予約することをお勧め致します。希望の日時がある場合は、早めにお問合せください。

トラム運行は1日3回、ランチまたはディナーを堪能!

トラムカー・レストランは、ランチとディナー2回の計3回、運行しています。早めの時間にディナーをという方はアーリー・ディナー(3コース)、暗くなってからゆっくりお食事を、という方にはレイト・ディナー(5コース)がお勧めです。メニューは現地の諸事情により変わりますが、以下に、ランチおよびディナーの一例をご紹介しますので、ご参照ください。飲み物(ビール、ワイン、スピリッツ、ジュース、紅茶、コーヒー)代は、料金に含まれていますのでお代わり自由です。

ランチメニュー/4コース(13:00~15:00)
アペタイザー:ひよこ豆のディップ、ロースト赤ピーマンのディップ
前菜:鴨のテリーヌ 又は スモークサーモン&アボカド
メイン:鶏胸肉のグリル 又は ビクトリア産アイフィレステーキ
チーズ・テイスティング・プレート

アーリーディナー/3コース(17:45~19:15)
アペタイザー:ひよこ豆のディップ 又は ロースト赤ピーマンのディップ
メイン:鶏胸肉のグリル 又は ビクトリア産アイフィレステーキ
デザート:チョコレートとオレンジタルトまたはバニラパンナコッタとマンゴー

レイトディナー/5コース(20:35~23:30)
上記アーリー・ディナーの内容に、前菜(鴨のテリーヌまたはスモークサーモン&アボカド)とチーズ・テイスティング・プレートが追加されます。

メルボルン滞在の素敵な思い出に、町のシンボル、トラムに乗って、ノスタルジックで贅沢なひとときをご堪能ください。トラムカー・レストランを日本出発前に予約したい場合は、JTBにお問合せください。詳細は以下へ。

コロニアル時代の贅沢な雰囲気の中で、メルボルンの景色と食事が一度に楽しめます!

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