まるでプラネタリウム!オーストラリアの土ボタル鑑賞スポット
土ボタルはなぜ光る?
まるで満点の星空のように神秘的な青白い光がいくつも洞窟内に瞬く光景に、言葉を失ってしまいそう。実はこれ、オーストラリアとニュージーランドに生息し、その輝きから通称「土ボタル」と呼ばれる昆虫の光です。オーストラリアでは、「グローワーム(Glowworm)」と呼ばれ、日本語の正式名称は「ヒカリキノコバエ」です。
光る虫の代表格「蛍」と同じように発光しますが、土ボタルと蛍は属性などがまったく異なるそうです。青く光るのは、幼虫のお尻の先端から垂らす粘液。発光素であるルシフェリンという物質により暗闇では青白い光を発し、エサとなる小さな虫をおびきよせ、からめとります。幼虫の期間は約6~12ヶ月。成虫は交尾し産卵すると数日で死んでしまうという、はかない命の生き物でもあります。
このとてもめずらしいこのグローワームは、暗い洞窟の中にひっそりと棲んでいます。一歩洞窟内に入ると、いくつものブルーグリーンの光の粒が頭上に広がり、吸い込まれてしまいそうな幻想的な世界に包まれます。
オーストラリアで土ボタルが鑑賞できるのはどんなところ?
土ボタルの主な生息場所は、洞窟や湿度が高く暗い岩場、洞穴、廃トンネルなど。土ボタルは湿気を好むため、雨が降っている日は一層光が増し、素晴らしい光景に出会える確率が高くなります。
ただし生息している洞窟がオーストラリアのあちこちにあるわけではありません。土ボタルが見られる代表的なスポットは、ゴールドコースト近郊にあるプリングブルック国立公園内のナチュラル・ブリッジやラミントン国立公園。ここは世界遺産「オーストラリアのゴンドワナ多雨林群」に登録されたエリア内でもあります。
同じくクイーンズランド州のケアンズを拠点に、土ボタル鑑賞に出かけることもできます。ケアンズから南西へ1時間半ほどのドライブで到着する丘陵地帯、アサートン高原(Atherton Tablelands)にあるダム湖、チナルー(Tinaroo)湖付近でも、土ボタルが発光する様子を観察できます。
土ボタルを見るなら夜のツアーが断然おすすめ!
土ボタルを見に行くなら、昼間よりも夕方や夜がおすすめです。お天気が良い日は、あわせて夜の星空観賞などのアクティビティが組まれたツアーなどに参加して、オーストラリアの大自然を満喫しましょう。
洞窟内は冷えますので、特に冬はあたたかい服装でお出かけください。温暖なケアンズのツアーでも、長袖の上着をおすすめします。また舗装されていない道を進んでいくので、歩きやすい靴は必須です。
夜の森の中をドキドキワクワクしながら歩くのは、現地に詳しいガイドさんと一緒だからこそ安心して楽しめる貴重な体験です。まるで宝石がちりばめられたようなミステリアスな光景をぜひ体験して下さい!
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オプショナルツアー(現地発着)JPY12,088〜※価格は予告なく変更になることがございます期間: ~2024-03-31世界遺産に指定されているナチュラルブリッジ国立公園で見られる森の宝石箱とも呼ばれる土ボタルの光は、ゴールドコーストへ来たら一度は見ておきたい光景です。幻想的な光を放つ土ボタルと亜熱帯雨林の散策は夜の観光名所!土ボタルの生態と世界遺産の森に生息するユニークな動植物の楽しい話を聞きながら、夜の亜熱帯雨林を懐中電灯片手にお散歩。そんなドキドキ体験も、エコガイドがゆっくり丁寧に案内しますので、小さなお子様から年配の方まで安心して楽しめます。天気がよければ、街中では見られない満天の星空鑑賞のおまけ付き!
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オプショナルツアー(現地発着)JPY17,667〜※価格は予告なく変更になることがございます期間: ~2024-03-31ゴールドコースト発着、コアラやカンガルーなどの野生動物探検と世界遺産ナチュラルブリッジ国立公園で神秘の輝きを放つ土ボタルを鑑賞するオーストラリアならではの半日ツアーです。夕食はチキンパルミジャーノ(チキンカツにトマトソースとチーズがかかったもの)かフィッシュアンドチップスをお選びいただけます。ツアーのしめくくりは、満天の星空で南十字星など、日本では見ることができない星を鑑賞していただきます(晴天時のみ)。午後出発のツアーですので、到着日にもご参加いただけます。