海外マラソンデビューは、ゴールドコーストマラソンで

今年も7月1，2日の二日間、オーストラリアのクイーンズランド州で「ゴールドコースト・マラソン」が開催されます。今回で第43回目を迎える同大会は、今や日本でもすっかりおなじみ。この大会の参加者は、約30,000人このうち日本からも、1000人ほどが参加する日本人に人気の海外マラソンです。

海外各地でマラソンが開催されていますが、なんといっても時差が1時間ほどという好条件で参加者の6割が自己ベスト更新という、海外ランの舞台として、最もお勧めではないでしょうか。

さらにマラソンが開催される7月上旬といえば、現地ゴールドコーストは、ちょうど乾季に入っていて、ランナー泣かせの雨の心配は、ほとんどありません。

そしてゴールドコースト・マラソンで走るルートは、景色の良い海沿いの一般道「ゴールドコースト・ハイウェイ」。このハイウェイの高低差は8mほどと少なく、比較的、平坦なルートなので、マラソン初心者でも走りやすいと評判です。

老若男女が楽しめる、多彩なコースが用意されているのも、ゴールドコースト・マラソンの特徴です。以下に各日の開催コースを紹介します。

7月1日土曜日
ハーフマラソン：満15歳以上
5kmファンラン：年齢制限無し。12歳以下の子供には保護者の同伴が必須(事前申し込み要)。
4kmジュニアダッシュ：満5～14歳。保護者の同伴は不可。
2kmジュニアダッシュ：満5～10歳。保護者1人の同伴が可能(事前申し込み要)。

7月2日日曜日
フルマラソン：満18歳以上
車椅子フルマラソン：満18歳以上
10kmラン：満12歳以上
車椅子10kmラン：満12歳以上

（年齢制限は大会当日の年齢）

小さなお子様連れでの参加を検討しているなら、「2kmジュニアダッシュ」や「4kmジュニアダッシュ」はいかがでしょう。いずれも、子供1人に対し、保護者1名が参加費無料で同伴できます。「5kmファンラン」は、日常生活用の車椅子での参加や、ベビーカーに乗せた子供と一緒に参加することもできます。(事前申し込み要)パパはフルマラソン、ママは子供と一緒にジュニアダッシュ、おじいちゃん、おばあちゃんは5km歩くチャレンジといった具合に、三世代でゴールドコースト・マラソンに参加するのも夢ではありません！

フルマラソンとハーフマラソンではペースランナーが一緒に走ります。
“Pace Runner”という文字と、ゴール予定タイムが書かれたランニング・シャツを着ているのでわかりやすいですね。

大会当日の2日間は、大会参加者に専用ライトレールとシャトルバスの運行があります。
利用時にはゼッケンの提示が必要です。ライトレールはゼッケンの提示で無料利用となります。

シャトルバスは"Marathon special"と表示があるので、該当バスを利用してください。
また、運行時間が決まっていますのご注意ください。

エキスポ開催中は、会場内インフォメーションセンターにて日本語のできるボランティアスタッフが駐在していますので、安心してご参加頂けます。
また、マラソン当日にはスタート/ゴール地点、リカバリーエリアにも日本語スタッフがおります。

フルマラソンのコース上には、5kmごとに8ヵ所のリフレッシュメント･ステーションがあり、レモンライム味のスポーツドリンク(Endura Sports Nutritionはゴールドコーストマラソンの公式コース飲料水)と水が提供されます。そのほか、水を提供するウォーター・ステーションが計8ヵ所。30km地点では、シトラス味のエナジー・ジェル(栄養補助食品)も用意されています。ただし、最近、日本国内のマラソンで見かけるような、スイーツや地元の食材を用意したステーションはありません。残念ながら、クイーンズランドでは、州法により、コース上での食べ物の提供は禁じられているそうです。

ゴール後には、参加者のみは利用可能なリカバリーエリアの用意がされています。こちらでは、飲み物やフルーツなどの用意があります。

フルマラソン、ハーフマラソン、10kmランの完走者には、完走記念品として、「完走メダル」と「完走Tシャツ＆タオル」のプレゼントがあります。また5kmチャレンジには、「参加記念Tシャツ」、ジュニアダッシュの参加者に「参加記念キャップ」をプレゼント、完走者には完走記念メダルもあります。ゴールドコースト・マラソンに参加し、完走した人だけがもらえる一生の思い出の品になります。

ゴールドコーストなら、マラソンの前後も、コアラを見たり、ショッピングやサーフィンを楽しんだり、楽しいアクティビティが数え切れないほどあります。なかでも特にこの時期にお勧めしたいものといえば、ゴールドコースト沿岸にやってくるザトウクジラ。この辺りが、出産や子育てのために移動するクジラたちの回遊ルートに当たるためです。途中、人なつっこいイルカが、船に近づてくることもありますよ。海から眺めるゴールドコーストの町並みもまた格別です。