メルボルン・カップで競馬を観戦しよう

JTBオーストラリア
こあらさん

競馬というと、日本ではあまり華やかなイメージはないかもしれませんが、実は特権階級や裕福な馬主たちの娯楽であり社交場でもあります。そんなゴージャスな競馬の魅力を余すところなく体現したイベントが、オーストラリアのメルボルンで毎年、11月に開催される「メルボルン・カップ・カーニバル」です。

会場までは、街の中心部から公共交通手段を使って10~15分ほど。

南半球最大規模のG1レース「メルボルン・カップ」とは


メルボルン・カップは、単なる競馬ではありません。オーストラリアが国を挙げて盛り上がる、華やかな祭典なのです。なにしろビクトリア州では、メルボルン・カップのレース当日は祝日になっており、学校もお店もお休みになります。競馬の祭典の日が祝日になるというのは、世界的にもかなりめずらしいようです。そして11月第1週の火曜日の午後3時、いよいよレースが始まると、オーストラリア全土の活動が停止する!?と言われるほど、メジャーな国民的文化行事なのです。

カーニバルが近くなると、1年に1度のレースに向けて、メルボルンの街には、そわそわした雰囲気が漂い始め、多くの観光客や地元の人々が、街に繰り出して楽しく過ごします。またカーニバル期間中は、メルボルンの街で、世界中から集まる有名人に遭遇するチャンスも高くなります。VIP限定の招待イベントなどがあり、過去には、ダイアナ元妃も出席しました。

華やかな帽子とファッションの淑女たちにもご注目!


メルボルン・カップがここまで盛り上がるようになった人気の一因が、競馬観戦に集まる紳士淑女たちのファッションです。現地では、雑誌が写真の特集を組んで紹介するなど、毎年注目を浴びます。競馬観戦ファッションに欠かせないアイテムといえば、女性たちの帽子。毎年、セレブリティから一般の人たちまでが、個性溢れる帽子をかぶって参戦します。大輪の花のような帽子から、もはやアートと呼ぶのにふさわしい凝ったデザインのものまで、百花繚乱。最近では、競馬よりもファッション目当てに訪れる人も少なくありません。

期間中は、老舗デパートが主催する屋外でのファッション・コンテスト「マイヤー・ファッション・オン・ザ・フィールド」も開催されます。このコンテスト、当初は女性たちにもっと競馬に関心を持ってもらいたいという趣旨で、1963年から始まったそうですが、今ではオーストラリア最大規模の伝統あるファッション・イベントになっています。オーストラリア各州で行われる予選を勝ち抜いた代表たちが、メルボルンで最終決戦に挑みます。

メルボルン・カップ・カーニバルの注目イベントを紹介!


今年のメルボルン・カップ・カーニバルの開催期間は、2015年10月31日~11月7日。開催場所はフレミントン競馬場。オーストラリア競馬の頂点を決める「メルボルン・カップ」開催は11月3日です。またレース開催日は、その日のオフィシャル・フラワーが設定されていて、会場入り口付近で販売しています。出掛ける際は、ドレスアップして、胸に花を挿して、気分を盛り上げてください。会場では飲み物や食べ物の屋台も並んでいます。各日の主な内容は以下の通り。

10月31日:AAMI ビクトリア・ダービー・デー(AAMI Victoria Derby Day)



AAMI ビクトリア・ダービーを始め、4つのG1レースなどが開催される初日。ファッション・コンテスト「マイヤー・ファッション・オン・ザ・フィールド」も始まります。この日のオフィシャル・フラワーは青い矢車草。

11月3日:エミレーツ・メルボルンカップ・デー(Emirates Melbourne Cup Day)



オーストラリアの競馬ファンにとって、1年で最も注目すべき日。レース場には10万人以上の観衆が集まります。賞金は620万豪ドル、そして推定17万5000豪ドルの純金トロフィーにもご注目を。オフィシャル・フラワーは黄色いバラ。

11月5日:クラウンオークス・デー(Crown Oaks Day)



女性たちが主役の日。ファッション・コンテストの決勝が開催され、エレガントに着飾った人々でにぎわいます。三歳馬のレースなども行われます。オフィシャル・フラワーはピンクのバラ。

11月7日:エミレーツ・ステークス・デー(Emirates Stakes Day)



「ファミリーの日」と位置づけられたリラックスムードの最終日。競馬のG1レースの他、子供や家族連れ向けの気軽なファッション・イベントや、無料のアクティビティが豊富。オフィシャル・フラワーは赤いバラ。

メルボルン・カップ会場へのアクセス方法


競馬の舞台となるフレミントン競馬場までは、メルボルン中心街から公共交通手段を使って10~15分ほどです。レース当日は、直通電車が運行されます。フリンダース・ストリート、サザン・クロス、ノース・メルボルンの各駅からの出発となります。

メルボルン・カップ・カーニバル期間中の各イベントは、入場チケットの事前予約が必要となります。2日間、3日間のパッケージになっているものなど、様々な種類が設定されていますので、興味のある方は公式ウェブサイトをご確認ください。

メルボルン・カップ・カーニバルの喧騒を楽しんだ後は、自然豊かなメルボルン郊外で、ゆっくり過ごす休日はいかがでしょうか。おすすめの現地発着ツアーはこちらへ。

  • オプショナルツアー(現地発着)
    JPY19,179〜
    期間: ~2025-03-31
    メルボルン郊外で自然と動物たちを満喫できるツアー。日本で教師の経験もあるMr.ジョンさんの日本語ペンギンパレードツアー。自然動物園の立ち寄りではカンガルーの餌付け、フィリップアイランドではチョコレートの専門店に訪問し、最後はペンギンがよちよちと陸へあがってくる愛らしい姿を見ることができます!※ツアー当日はMr.ジョン、または別の日本語ガイドがご案内します。
  • オプショナルツアー(現地発着)
    JPY15,646〜
    ※価格は予告なく変更になることがございます
    期間: ~2025-03-31
    世界で最も美しいと称される長さ243kmもの海岸道路、グレートオーシャンロード。オトウェイ山脈と、オーストラリアでも数少ない野生のコアラが見られる(運が良ければ!)国立公園に沿っています。海からそびえ立つ「12使徒奇岩群」が織りなす美しい光景や切り立った断崖が印象的な「ロックアード渓谷」の息を呑むような大自然を目のあたりにして、大陸を体感して下さい。※日本語オーディオガイドアプリをご利用頂けます。事前に「Go West Tours」のアプリをダウンロードをしてご参加ください。
  • オプショナルツアー(現地発着)
    JPY19,179〜
    ※価格は予告なく変更になることがございます
    期間: ~2025-03-31
    日本で教師の経験もあるMr.ジョンさんの日本語ワイナリーツアー。ヤラバレーはメルボルンから車で約1時間の丘陵の斜面に葡萄園が連なる、オーストラリアを代表するワインの生産地です。4つのワイナリーを訪れながら、様々なワインの試飲をしていただけます。また、ワインにぴったりなチーズ盛り合わせの軽食をご用意します。さらに、普段は見ることができない製造現場も見学でき、ワインに関する美味しい・楽しいを満喫していただけるプランです♪ ※ツアー当日はMr.ジョン、または別の日本語ガイドがご案内します。

この記事でご紹介したスポット

この記事を書いたレポーター

こあらさん

エリアから探す

地図から探す

記事タイプから選ぶ

旅のテーマから選ぶ

旅行スタイルから選ぶ

日付から選ぶ