モートン島(ブリスベン近郊)の行き方と楽しみ方
クイーンズランド州の州都ブリスベンの沖合約40kmに浮かぶ、世界で3番目に大きな砂の島、モートン島。クイーンズランド州からサウスウェールズ州の海岸沿いの自然環境でもっとも環境汚染の少ない、手付かずの自然が残された島です。そのほとんどの部分が国立公園に指定され、湖があって小川が流れ、豊かな植生と野鳥が生息する神秘の島です。ここではモートン島の楽しみ方についてご紹介します。
モートン島の行き方
まずはモートン島への行き方からご紹介。モートン島は、ブリスベン港からフェリー(高速船)で1時間15分ほどでアクセスできます。モートン島内には、タンガルーマ・アイランドリゾートの宿泊施設が点在しています。時間があれば、島内に宿泊して神秘の島をアクティビティなどで存分に体験したいところですが、ブリスベン滞在中に日帰りツアーで島を訪れても十分に楽しめます。
モートン島を含め、このあたりは亜熱帯性気候で夏の平均気温は22~30℃、冬でも12~22℃ほどと、とても過ごしやすく、年間を通して晴天率も高いところです。
大自然を遊ぶアクティビティ「タンガルーマ・アイランドリゾート」
モートン島の最大の魅力は、大自然を遊ぶさまざまなアクティビティです。その拠点のひとつが、タンガルーマ・アイランドリゾートです。島のアクティビティの中でも、イチオシ、人気のアクティビティがイルカの餌付けです。日没後に海岸の浅瀬にやってくる野生のバンドウイルカ(ボトルノーズドルフィン)に、海の中に手を入れて、小魚を与えることができます。子供も大人も癒されるひと時です。
ルールを守って野生のイルカとの出会いを楽しもう
イルカの餌付けにはとても厳格なルールがあります。それは野生のイルカや地域の生態系を守るため。ぜひともルールを守って、イルカとの出会いを楽しみたいもの。たとえば、香水や虫除け剤、デオドラント系の化粧品や日焼け止めを身体に塗ったり、付けたりして海に入ることは禁止されています。風邪やインフルエンザ、呼吸器系の病気の際も、餌付けはできません。水に濡れても大丈夫な服装で、指輪などのアクセサリーは外してから参加してください。餌を与える際、イルカには絶対に触らないように。また、ビーチからはフラッシュ入りでの写真撮影も禁止です。
ボディボードと4WDバギーで砂丘を遊ぶ
ボディボードに乗って真っ白な砂丘を豪快に滑り降りる、砂丘すべりも人気のアクティビティです。まるでサーフィンをしているような感覚で、一気に滑り降ります。
また免許なしでも運転できるのが4WD(四輪駆動)のバギーです。ビーチや砂丘をバギーで疾走すれば、爽快感このうえありません。どちらも家族揃って楽しめるスポーツのひとつです。
ジュゴンやウミガメに出会う
モートン島近海には、ジュゴンが数百頭も生息していると言われています。ジュゴンは浅瀬の海藻を食べにやってくるので、遭遇するチャンスも少なくありません。
ジュゴンクルーズでは、ジュゴンだけでなく、イルカやウミガメに出会うこともあります。6~9月であれば、ホエールウォッチングも楽しめます。クルーズだけでなく、小高い丘の上からでもクジラが悠々と泳ぐ姿を見るチャンスがあるのだそうです。
このほか、シュノーケルやダイビングも人気のアクティビティ。透明度の高い海に生息する色鮮やかなサンゴや熱帯魚、沈没船など、夢のような美しい海中の世界をシュノーケルやダイビングで気軽に楽しめます。
また、島内にはウォーキングコースが設けられており、歩いて巡るだけでもいろいろな発見があります。水鳥の観察やゴツゴツとした岩の岬、エメラルドグリーンのラグーン、真っ白なビーチなどのんびりとした自然を楽しむ時間は、あっという間に過ぎてしまいます。
タンガルーマ・アイランド・リゾート(Tangalooma Island Resort)
住所:Morton Island
URL:https://www.tangalooma.com/
JTBでも、ブリスベン発着のモートン島日帰りツアーをご用意しています。イルカの餌付けや砂丘すべり、さまざまなアクティビティ(ダイビングやカヤックなどは別料金)、ランチも含まれています。ぜひご参考まで。
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オプショナルツアー(現地発着)AUD259〜期間: ~2020-03-31ブリスベンからフェリーに乗船し、野生のイルカの生息するモートン島のビーチリゾートに向かいます。