ノースストラッドブローク島 行き方と楽しみ方
ゴールドコーストとブリスベンの中間にあるノースストラッドブローク島は、世界で2番目に大きな砂でできた島。ちなみに世界最大の砂の島は、同じくオーストラリア・クイーンズランド州にあるフレーザー島です。ゴールドコーストから日帰りで訪れることができるこの島は、手つかずのワイルドな自然がいっぱい。とびきり美しい白砂のビーチや、野生動物たちとの出合いが待っています。
ノースストラッドブローク島はどこにある?
ノースストラッドブローク島はブリスベンから東へ約30km、モートン湾に浮かんでいます。クリーブランドという港町からフェリーに乗れば、40分ほどで到着します。
楽しみ方(1) 4WDで真っ白なビーチを駆け抜ける
ノースストラッドブローク島は長方形に近い細長い形で、島には約3000人が生活しています。南太平洋に面した島の東側には、約30kmに渡るビーチが見渡す限り続いています。海は青く透明で、真っ白な砂は粒子が細かくてサラサラ。このビーチは4WDの車が入ることができます。目の前に広がる青い海を見ながら、真っ白な砂の上を思い切り駆け抜けるのは、まさに爽快です。
楽しみ方(2) イルカやウミガメやマンタ、冬はホエールウォッチングも
もう一つの見どころが、島の北東端にあるポイント・ルックアウト展望台。断崖絶壁の上にあり、眼下の海ではいろいろな生きものたちが泳ぐ様子を見ることができます。
ポイント・ルックアウト展望台から見ることができるのは、ウミガメ、イルカ、マンタなど。クジラが回遊してくる6月から11月の時期は、ホエールウォッチングも楽しめます。このほか、島の中には野生のコアラやカンガルーも生息しています。運がよければ、これらの動物たちも見ることができますよ。
楽しみ方(3) ツアーで奥地探検やビーチバーベキュー!
ノースストラッドブローク島はすべて砂でできているのですが、島内にはユーカリやティートリーなどの森があり、砂丘の間に湖も点在しています。その一つ、「ブラウンレイク」は、水の色が透明な赤茶色に染まった不思議な湖。湖の周囲にティートリーの木が生えていて、その葉や枝に含まれる成分、タンニンが湖の水に溶け込んでいるからなのです。
この湖では水遊びが楽しめます。ティートリーはオーストラリアで作られている化粧品によく使われています。ティートリーの成分が溶け込んだこのブラウンレイクの水もお肌によいそう。水遊びをしながら、ついでにスキンケアもできるかも?
ノースストラッドブローク島へは電車とフェリーを乗り継いで行くこともできますが、島内を巡るなら日帰りツアーに参加するのが便利。ベテランドライバーの運転で、島の奥地へも行くことができます。4WDでビーチはもちろん、舗装されていないブッシュ(茂み)や亜熱帯雨林の中を駆け抜けたり、海辺で貝を探し、持参した肉と一緒に採った貝を焼いて、ビーチでバーベキューを楽しんだり・・・。ワイルドな自然を存分に満喫できますよ。