ボーゲンビルリーフ 幻のダイビングスポットへ

JTBオーストラリア
こあらさん

世界自然遺産にも登録されるグレートバリアリーフはクイーンズランド州東岸約2000km以上に沿って、総面積3480万haに広がる世界最大のサンゴ礁群です。

域内には2500ものさまざまな形やサイズの礁(ラグーン)と900以上の島が点在し、400種のサンゴ、1500種以上の魚類、4000種以上の軟体動物、400種以上の海綿動物、240種もの野鳥が生息しています。そんな世界中のダイバーが憧れるグレートバリアリーフには、もちろん、ダイビングポイントがたくさんあります。ケアンズから日帰りで気軽に楽しめるダイビングポイントと、幻のポイントと呼ばれる「ボーゲンビルリーフ」を紹介します。

ケアンズを拠点に出かけるグレートバリアリーフ



日本列島とほぼ同じ長さのグレートバリアリーフですので、ケアンズに滞在して日帰りで出かけることのできるダイビングポイントはある程度限られます。たとえば、初心者や体験ダイバー向けのモアリーフ、浅瀬と水深30mのドロップオフ(落ち込み)のあるサクソンリーフ、枝サンゴが群生するオイスターリーフ、サンゴが群生し大きな魚から小さな魚までたくさんの魚が見られるヘイスティングスリーフなどなど、誰もが楽しめる魅力的なポイントばかり。

サンゴ礁の周りには色とりどりの熱帯魚がいっぱい!

楽園ミコマスリーフとミコマスケイ


ケアンズの北東約40kmに位置する、ミコマスリーフ。ミコマスリーフの深さは1~20m、長さは約10km。水中の透明度も高いとされ、サンゴ礁 に群生するオオシャコガイ、サメ(ヨゴレ)、マンタなどの大型の魚、ウミガメ、ダムゼル、ウミウシやマンジュウイシモチなどの内湾性の生物も含め、数々の 魚たちを見るチャンスです。

また、ミコマスリーフのラグーン(礁)にある小さな砂の島ミコマスケイは、海鳥の特別保護区に指定されているため、あたりに桟橋などの人工物は一切なく、今なお手付かずの自然が残されています。真っ青な空と真っ白な砂浜、いろいろな青色が眩しい海。まるで 写真集を見ているようなそんな風景が目の前に広がります。ダイバーはもちろん、ダイビングをしなくても、シュノーケリングなどで、サンゴ礁とそこに生息す る魚たちを存分に楽しめます。

ラグーンのなかにある白砂の島は海鳥の楽園。

ケアンズからカタマランで約50分のグリーン島

観光客に大人気のグリーン島は、ケアンズの沖合約30kmにあるサンゴの砂が積ってできた島で、外周は約1.6kmで す。ケアンズからはカタマランで約50分と、気軽に訪れることのできるダイビングやシュノーケリングの島です。島から専用の小型ボートで約10分の沖合のアウターリーフ(グレートバリ アリーフの外縁部)へでると、そこは熱帯魚の楽園!ウミガメやエイを見るチャンスも少なくありません。

また、サンゴの砂でできていながら、島は熱帯雨林で覆われているという、とても珍しく貴重な自然環境。50種以上の野鳥が生息しています。島内にはリゾートホテルのほか、レストランやブティックなどもあります。島は歩いても1周約45分。

サンゴの砂が積もってできたグリーン島。白砂のビーチが目に眩しい!

幻のダイビングスポット「ボーゲンビルリーフ」

海況がとてもよく、波も風も静かで穏やかな、良い条件が揃った時にしかアクセスできない幻のリーフ、それがボーゲンビルリーフです!ケアンズの北東約230kmに位置し、水深は5~40m。海底のユニークな地形、海底洞窟、半分姿を現す沈船などほかではなかなか見られないものがいろいろと見られます。冒険気分が味わえるサイト「ダンジョンドラゴン」、リーフの大きな割れ目(クラック)の隙間に沈む大きな錨(アンカー)などは、魚たちの絶好の隠れ場です。透明度は40mにも達するとか。圧倒的な水中の透明度の高さに感謝!ただ、シュノーケリングにはあまり適していないリーフとも言われています。

ギンガメの群れ。圧巻です! 透明度も高く最高です。

大きいものは体長1m以上。カムリブダイの群れ、圧巻です。

アケボノハゼです。

JTBでもグレートバリアリーフでダイビングができるツアーを多数ご用意しています。ダイビングをしない人は、シュノーケリングや半潜水艦ツアー、あるいは水中スクーターや水中バイクでの水中散歩などで透明度の高いサンゴ礁の海を楽しむツアーもあります。

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