ラグビーが日本の青少年アスリートの人生を変える!
英語を学びながらワールドクラスの指導を受ける留学プログラム「Game On English」。写真は日本ラグビーフットボール協会の公募により選出された女子7人制ラグビーの選手たち(オークランド)
日本の青少年ラグビープレーヤーが、ニュージーランドで英語を学びながら、ワールドクラスのコーチングを受けられるというエキサイティングな留学プログラムが現在注目を浴びています。
世界中の全てのスポーツの中でも、最も成功したチームの一つと言われるのが「オールブラックス」の愛称で知られるラグビーニュージーランド代表。
ラグビーワールドカップでは初回の1987年、そして2011年に続き2015年の史上初の連続優勝など最多3回優勝し、現在もワールドランキング世界一の座に君臨するオールブラックスの1903年から2014年までの全526回のテストマッチ(ラグビーにおける国代表同士の試合のこと)における勝率はなんと76%以上。
オールブラックスがワールドランキング1位である期間は、かつてワールドランキング1位になったことのある他の国の期間を全て合わせても超えることのできない驚異的な記録なのです。
ニュージーランドラグビーの驚異的な強さの根底には、青少年ラグビー選手が確かなコーチングを受け、スキルの土台を築き上げているという事実があります。
ニュージーランドにおける高校の全国大会は、才能ある選手やコーチ達を育む土壌となっています。
また、大学ラグビーも非常に盛んであり、大学でプレーした後に、オールブラックスに選ばれた選手も多く存在します。
ニュージーランドはその教育水準の高さも世界的に評価されており、この「Game On English」プログラムは、日本の高校生以上を主な対象者とした、ニュージーランドにおける、英語学習とハイパフォーマンスラグビーコーチングを提供するユニークな留学プログラムです。
英語学校での英語学習と、ラグビートレーニングから構成されており、更に、ニュージーランド人家庭に滞在し、地元の生活や文化を経験しながら生の英語を身につけます。
ワイカト大学でプログラムを受ける関東スーパーリーグ各校代表選手たち
「Game On English」はスポーツトレーニングの提供だけにとどまりません。
留学により、日本の青少年が人生を変える様な貴重な経験をすることによって、自信を持ち、リーダーシップやチームワークを学び、スポーツの分野だけでなく、将来のキャリアに必要とされるスキルを得ることを支援しています。
種目は、ラグビーだけでなく、ゴルフやヨットなどといった、ニュージーランドで人気の様々なスポーツに展開していく予定です。
「Game On English」は、安倍政権の掲げる「教育の国際化」と、より良い未来のために、スポーツの価値とオリンピック・ムーブメントを広げる取り組みである「Sports for Tomorrow」に応えるべく、ニュージーランド外務貿易省、及び留学促進を目的とする政府機関であるエデュケーション・ニュージーランドによって開発された教育プログラムです。
このプログラムは2014年7月に、日本とニュージーランドの友好関係を継続、支援していくための、政府認定の留学プログラムとして安倍・キー両首相により立ち上げが宣言されました。
2015年より、ニュージーランドで厳選された英語学校を代表する団体、イングリッシュ・ニュージーランドが、エデュケーション・ニュージーランドからの委託事業として、「Game On English」ラグビープログラムの運営を行っています。
この、「Game On English」ラグビープログラムは、ニュージーランド国内5都市(オークランド、ハミルトン、マウントマウンガヌイ、クライストチャーチ、ダニーデン)に所在するラグビー協会と、イングリッシュ・ニュージーランド加盟校にてプログラムを実施しています。
2014年の発足以来、40人以上の日本の青少年ラグビー選手が、「Game On English」ラグビープログラムに参加しました。
<2014年>
・石見智翠館高校女子7人制ラグビーチーム(10名)が、オークランドラグビー協会とAISランゲージスクールに滞在
・関東スーパーリーグ各校代表(11名)が、オタゴラグビー協会とオタゴ大学ランゲージセンターに滞在
<2015年>
・関東スーパーリーグ各校代表(12名)が、ワイカトラグビー協会とワイカト大学に滞在
・文部科学省の委託事業として、日本ラグビーフットボール協会のスポンサーシップの下、日本ラグビーフットボール協会の公募により選出された高校女子7人制ラグビー選手(10名)が、オークランドラグビー協会とニュージーランドランゲージセンターに滞在
オークランドでプログラムを受ける石見智翠館高校の選手たち
オタゴ大学でプログラムを受ける関東スーパーリーグ各校代表選手たち
2019年日本開催のラグビーワールドカップ、そして7人制ラグビーが公式種目に選ばれた2020年の東京オリンピックに向けて、今後更に人気が集まることが期待されています。
「Game On English」ラグビープログラムに参加した日本の青少年が、この様な国際舞台で活躍する日はすぐそこに迫っています。
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